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京都大学公開森林実習Ⅰ‐近畿地方の奥山・里山の森林とその特徴‐ILASセミナー:京都の文化を支える森林‐地域の智恵と生態学的知見

京都文化を支える自然の利用方法や森林に対する智恵を知り、生態学的手法を用いて評価検討することを通して、 将来の京都と森林自然の新しい関係を導き出すことを目標とした実習が9月4日から2泊3日の日程で行われた。 この実習は、教育関係共同利用拠点の活動として他大学の学生を対象に実施されている公開実習である。

今年度は2大学(静岡大学、同志社大学)から4人が受講し、このうち静岡大学の3人は特別聴講学生として受入れ、 単位互換制度により京都大学農学部から1単位の認定が行われるものである。 京都大学の1、2回生を対象としたILASセミナー「京都の文化を支える森林」(受講生5人)も同時に開講された。

上賀茂試験地では、施設概要の説明や安全教育を受けた後、試験地内の見学を行い、森林樹木の生態学などに関する解説を受けた。 上賀茂試験地技術班として、試験地内見学における安全確保や植生・森林生態系に関する情報提供に協力した。 見学の途中で、強い雷雨があったが、一部の見学をスキップするなどすることで無事終了することができた。

上賀茂試験地での実習の後、芦生研究林や北白川試験地などでの実習が引き続き行われた。

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森林植物学実習(京都府立大学生命環境学部森林科学科2回生)

森林内の植物の種を同定する実習が6月3日と7月8日の2回に分けて行われ、森林科学科の2回生27人が受講した。 受講者は識別のポイントについて解説を受けながらサンプルを採取し、約30種の樹木について観察した。 観察終了後には識別テストも行われた。

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森林生態系と生態系サービス(放送大学面接授業)

上賀茂試験地の森林をフィールドに生態系サービスについて考察する放送大学の面接授業が6月1日から2日間に渡って行われた。 府内外から18人が参加し、天然林の調査や樹木の識別方法、森林という空間を活用したネイチャーゲームを体験した。

初日は京都の植生の成り立ちや樹木の識別のポイントを解説した後に、標本館とガラス室を見学。 続いてヒノキが優占する天然林調査区で直径や樹高測定を行った。 2日目は検索表等を用いながら樹木識別テストを行った後、ネイチャーゲームを通して自然の見方、伝え方について学んだ。

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博物館実習(自然史)(全学3回生以上)

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森林基礎科学実習Ⅰ(森林科学科2回生)

樹木の葉や枝の特徴を把握し、識別方法を学ぶ実習が行われた。実習は2回に分けて行われ、1回目は4月16日にあった。 受講者はスマートフォンで画像撮影やメモを取りながら、約25種の樹木について芽の分類や分枝様式など、 樹木の生態について解説を受けた。落葉広葉樹でも既に開葉しているものもあればまだ冬芽のままのものもあり、 特に開葉の遅かったブナ科の識別には苦労していた。 観察終了後には識別テストも行われ、各自取ったメモを参照しながらテストに挑戦した。

2回目は5月21日に行われ、カナメモチの開花の様子や、シュートの伸長様式も観察した。