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2023実習 学生実習

身近な森との付き合い方(放送大学面接授業)

この授業は、放送大学専門科目の自然と環境コースに位置づけられており、11月11、12日に15名の学生が受講しました。初日は、午前にガイダンス及び自己紹介の後、同日行われていた里山おーぷんらぼの作業を見学し、その後德地教員による森林生態系についての講義が行われました。続いて西岡技術職員による樹木識別方法について説明があり、試験地内のいくつかの樹種について識別実習を行いました。午後は森林資源をはかるための毎木調査を行いました。3つの班に分かれて、あらかじめ設定されたプロット(25×20m)内に生育する樹木のうち胸高の幹の太さが5cm以上のものについて、その直径を計測し、一部の個体については検測桿を用いて樹高を測定しました。
2日目は德地教員による上賀茂試験地の概要説明・歴史とフィールド科学教育研究センターが取り組む研究テーマについて講義が行われたのち、上賀茂試験地の標本館と温室に移動してそれぞれの説明が行われました。休憩後、樹木識別テストがサンプルを見ながら行われ、最後にテストの回答とそれぞれの特徴について説明が行われました。
午後から、試験地内の見学と樹木観察が行われ、前日の毎木調査地にて德地教員による土壌観察と解説が行われました。その後、講義室に戻り毎木調査データのまとめと考察がおこなわれレポートを作成して実習が終了しました。
西岡技術職員、山中技術職員、山内技術職員が実習補助、安全管理、記録にあたりました。

文:西岡裕平、山内隆之