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グイマツF1の植え付け

2020年にカラマツを皆伐した伐採跡地の再造林を行いました。

今回はカラマツ×グイマツのF1雑種を1,600本/haの密度で0.75haの面積に植え付けています。もとは12.66haという大きな造林地だったのですが、少しずつ伐採、再造林して林齢の異なる林分を造成していく計画です。

森林管理という仕事に携わりながら、植栽の経験が豊富とは言えないため、植栽の手順や方法など相互に意見交換しながらの植え付けとなりました。皆伐跡地ということで日陰がないため、暑いとしんどいのですが、この日は冷たい風が吹き、作業する分には快適でした。

今後しばらくは下刈や獣害(エゾヤチネズミ・エゾシカ)対策が必要となります。学生実習や研究に生かせるよう、しっかり管理、記録をしていきたいと思います。

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白い花

5月に入って桜前線が到着したと思ったら、一気に初夏の装いとなりました。

新緑の林内でひときわ目を引く白い花。エゾノウワミズザクラが満開です。桜といってもソメイヨシノやヤマザクラとは異なり、ブラシ状にたくさんの花をつけます。辺りには花の香りが漂い、昆虫たちも忙しそうに花から花へ飛び回っていました。

林床には特徴的なフォルムのオオバナノエンレイソウが咲き始めました。シュロソウ科の多年草で、葉も萼片も花びらも3枚づつつけることから、「3つのユリ」を意味するTrilliumという学名がエンレイソウ属にはつけられています。発芽から年ごとにつける葉を少しずつ大きくさせ、開花に至るまで10年以上かかる気の長い植物です。

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エゾキケマン

林内でエゾキケマンが咲いていました。
先日投稿したエゾエンゴサクと同じ仲間です。形が似ています。
標茶区の研究林内ではあまり多くないということで、ラッキーな気持ちになりました。

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お知らせ イベント

初夏の花観察会 プチフラワーソン2023のご案内

北海道研究林では市民の皆様を対象に、白糠区で初夏の花観察会を開催します。

5年に1回(前回は2022年度)、北海道全域で野の花を一斉調査する北海道フラワーソンに準じた内容で行うもので、林内に咲いている花を探してリストアップし、種構成や開花時期の変化を参加者の皆様と一緒に調べます。

植物に詳しくなくても参加可能です。研究林スタッフと観察のポイントを確認しつつ、図鑑片手に花探しに挑戦しましょう。

新型コロナ感染症の状況によっては、中止する場合がございます。

  • 開催日時
    • 2023年6月18日(日)10:30-16:00(受付開始10:00)
    • 小雨決行
  • 開催地
    • 京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林白糠区
    • 受付会場は管理棟前(白糠町西2条8-1-10)
      • 駐車場あり、白糠駅への送迎あり
  • 定員
    • 12名(応募多数の場合は抽選)
  • 参加費
    • 無料
  • 持ち物
    • 山歩きのできる(汚れてもいい)服装、歩きやすい靴、雨具、筆記用具、昼食、(適宜)虫よけ、図鑑等
  • 申込方法
    • 参加希望者全員の氏名、生年月日、住所、電話番号、送迎希望の有無を明記し、はがき、もしくはメールにてお申し込みください。メールの件名は「観察会申し込み」としてください。小学生以下のご参加は保護者同伴でお申し込みください。
  • 申込締切
    • 5月31日必着。抽選結果は6月6日までに郵送、もしくはメールにてお知らせします。
  • 申込先
    • (郵送)〒088-2339 北海道川上郡標茶町多和553 京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林
    • (メール)hokuken(@マーク)mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
  • 問い合わせ先
    • (電話)015-485-2637
    • (メール)hokuken(@マーク)mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

当日はイベント保険に加入しますが、保険の範囲を超える補償はできない場合があります。参加される際は、マスクの着用等感染拡大の防止にご理解、ご協力をお願いします。個人情報は当イベント運営のみに使用します。

秋には標茶区でも自然観察会を開催予定です。