
今年もキタミフクジュソウが咲きました。
春の到来を感じさせる明るい黄色が、太陽の光を受けて眩しく輝いています。
毎年のように投稿されるキタミフクジュソウ。
厳しい冬を乗り越えた喜びを誰かに伝えたい、そんな気持ちの表れです。

今年もキタミフクジュソウが咲きました。
春の到来を感じさせる明るい黄色が、太陽の光を受けて眩しく輝いています。
毎年のように投稿されるキタミフクジュソウ。
厳しい冬を乗り越えた喜びを誰かに伝えたい、そんな気持ちの表れです。

雪が止んだ翌朝、真っ青な空。
朝の陽射しに誘われるように気温が上がると、静寂に包まれていた森に小さな「音」が戻ってきました。
木々に積もった雪が、陽光に温められて透明な雫へと姿を変え、枝先からポタリ、ポタリ、ザザーッ。
それは、冬の終わりを告げるカウントダウンのよう。
凍てつく結晶が溶け出し、光を透かしてこぼれ落ちるこの光景は、夜から昼、冬から春へ移りゆく限られた時間だけ出会える儚くも力強い生命の輝きです。


20日から始まる学生実習に備え、技術職員でスキーコースの下見を行いました。
標茶区1,2林班の林道・作業道をスキーを履いて見回りました。積雪状態になってからは入っていないエリアで、12月の湿雪と強風のため、やや倒木が多い状態でした。途中、仮設トイレのドア下部が氷漬けになって全く開かない状態になっており、急遽鉈で氷を叩き割る作業も発生しました。
職員の予習もかねて、樹木識別のポイントの確認も行いました。動物に関しては動物たちの都合もあるので、当日出会える保証は全くないのですが、今回はオジロワシやシマエナガ、立派な角のエゾシカが姿を見せてくれました。
スタート時は良く晴れており少し暑いくらいでしたが、昼ごろには雪が舞い、昼食時は寒さを感じる状態でした。実習に参加される皆様には、汗をかきすぎない程度の行動着と休憩時の防寒の備えをしていただければと思います。

14日から15日にかけて急速に発達した低気圧が北海道の南岸を通過し、雪の少なかった北海道東部にもまとまった雪と強風をもたらしました。気温が0度前後で比較的高かったため、水分を含んだ重たい雪となっています。
15日朝の時点で標茶区で31cmの積雪となっています。構内では着雪による幹折れが多数発生しており、林内でも同様の被害が予想されます。

幹折れしたカラマツの上に折れた幹がそのまま乗ったようです。
業界では枯れた立木や高所に挟まった木をWidowmaker(未亡人製造機)とも呼ぶそうですが、これもなかなかハイリスクな物件と言えます。現状では処理は難しいため職員間で周知し、近寄らないよう注意喚起しています。

アメリカで大規模なオーロラが見られたという知らせや、陸別の銀河の森天文台のSNSの投稿から、標茶でももしかしたらと思い、暗い北の空に向けてカメラを設置したところ、管理棟裏からも低緯度オーロラを撮影することができました。11月11日発生した大規模な太陽フレアに起因するもののようです。
家のすぐそばという条件のためか肉眼では認識できず、街灯の明かりの方がより明るく夜空を照らしていました。今回、道内では場所によって肉眼で観察できたり、スマホで撮影もできたようです。磁気嵐などの影響を考えると現代社会にとっては一大事ですが、いつか緑色のカーテンのようなオーロラも見てみたいものです。

現在、標茶区で63年生カラマツの皆伐作業を行っております。
グラップルで木寄せした全幹材を土場まで運ぶのに活躍しているのが、イワフジ工業製のロギングトラクタT-20です。1977年から50年近く活躍している大先輩です。無骨なフォルムがかっこいいです。
中折れ式で小回りも効き、不整地でも力強く走れます。ちょっとした林内であればそのままガシガシ入っていきます。また、木寄せのためのウインチは2胴あり、効率的な集材のポテンシャルを感じさせます。ハンドル式ではなくレバーの前後で旋回するので、初めは操作に少し慣れが必要です。北海道研究林で稼働しているウインチ搭載の重機はこれ1台のみなので、まだまだ頼りにしています。

つい先日までの暑さが嘘のように秋めいてきました。
葉が落ちて見通しが良くなってきた構内を、エゾリスがオニグルミを探し求めてウロウロしています。
最低気温も氷点下となり、ヒトも冬に備えて慌てて冬物の服を出したり、暖房を付けたり、脂肪をまとったり(?)しています。
9/21-25の5日間、京都大学の1回生を対象としたILASセミナー「北海道のきのこの多様性と生き方」が開催され、学生6名が参加しました。
22日は、標茶区の広葉樹天然林と針葉樹 (トドマツ) 人工林で調査を行い、天然林と人工林のきのこ相比較を行いました。約半日の調査で100種を超えるきのこが採取され、きのこの多様性の高さを実感する実習になりました。室内に戻ってからの同定作業では、きのこの同定は初めてという学生が多い中、教員の解説を聞きながら皆で協力して作業を進めました。
23日には、川湯のつつじヶ原自然探勝路を訪れ植生ときのこの観察を行いました。また、夜には芦生研究林で同時開催のILASセミナー「芦生研究林の菌類多様性に触れよう」とZoomで繋いで林内の様子や採れたきのこの比較を行いました。北海道で多く採れた分類群が芦生では全く採れなかったという報告もあり、場所によるきのこ相の違いを感じられたのではないかと思います。
24日には、再び標茶区林内できのこ相調査を行いました。調査2日目となるこの日は採取の時点で種名を挙げる学生もおり、学習の成果が感じられました。
実習期間中は晴天に恵まれ、予定していた調査と見学をすべて終えることができました。最終日、標茶駅前で解散した際に、学生たちが植え込みを覗き無意識にきのこを探していたのが印象的でした。実習をきっかけに、自然の見方が広がったなら幸いです。






8月18日から22日の5日間、東邦大学の野外生態学実習が行われました。実習には理学部生物学科の2年生16人が参加。異なるタイプの植生での昆虫相の調査や見学を通して、野外調査法やフィールドで得られたデータの解析手法などを学びました。
19日はアカエゾマツ造林地の間伐前後それぞれの区画で、植生調査とピットフォールトラップ、ライトトラップの設置を行いました。林業体験の一環としてチェーンソーの体験もしました。
20日はトラップの回収とサンプルの仕分け、データ解析を行い、21日は摩周湖、川湯にて火山が作り出した地形や植生、温根内木道では釧路湿原の見学をしました。





