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暖冬

今年は暖冬で、標茶町のアメダス観測点でも最高気温が10度を超えた日もあり
2月の最高気温を更新しました。
暖かい日が続き、林道除雪を行った後、だいぶ地面が見えてきています。
このまま春になるのでしょうか。

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霧氷スポット

多和川がそばを流れる標茶区2林班ゲート手前は霧氷スポットです。

風に吹かれ、はらはらと舞い散る霧氷の欠片の中、車を進めます。

寒い現場は辛いものですが、仕事の初めに綺麗な景色に出会えるとやる気が1割アップします。

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さく葉標本を追加

6月に白糠区で開催した初夏の花観察会プチフラワーソン2023(報告へリンク)で、参加者の皆様に採取してもらった植物のさく葉標本を作製しました。

観察会当日は採取して新聞紙に挟んでもらい、ラベルを書いてもらうまでを体験していただいたのですが、その後、新聞紙を交換しながら乾燥と整形をし、台紙に貼り付け、データを登録して、整理して収納し、ようやく一連の処理が終わりました。

すでに標本としては存在する種もあるのですが、徐々に劣化もするので適宜新しいものを入れる予定です。標本は現在ここに存在した世界を次世代に伝えるバトンにもなります。変わりゆく環境を紐解く一助になるかもしれません。

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雪とキツネ

標茶も雪が積もり、すっかり冬の様相です。
倉庫の前で、キツネがエサを探していたのでしょうか。
雪の中に顔を突っ込んでいました。鼻の上に雪が乗っています。
冬毛でもふもふです。

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天然林調査

白糠区での天然林調査を行っています。

森林の動態と多様性維持機構の解明のため、20年前に谷から尾根にかけて設定された3.6haの調査区内の樹木の樹種と直径と位置を調べています。

傾斜は標茶より厳しく崩れやすいため、緊張感もあり心身ともに疲れがたまるのですが、先日の調査は気候が良く、オオモミジやハウチワカエデといった紅葉も美しく、いくらか疲労も軽減されたような気がします。

多くのスタッフによって支えられ、長い期間続けられてきた調査です。個人的には15年ぶり。うまく成果につなげられるよう、できるだけの努力をする所存です。

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フィールド

窓脇からシラカバ

職員宿舎の台所の窓脇から、シラカバが出てきています。
シラカバの生きる強さを感じました。
宿舎が壊されないよう、速やかに処分しようと思います。

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イベント フィールド

京大ウィークス2023 自然観察会「秋の森の生態系」 開催

10月7日に標茶区で京大ウィークス2023自然観察会「秋の森の生態系」を実施しました。

観察会には18名が参加しました。
小林先生のコースと杉山先生のコースに分かれ、
午前と午後で両方のコースで散策を行いました。
小林先生のコースでは、トラップで捕獲された昆虫の解説や、リタートラップの解説、
センサーカメラの解説、湧水の解説などを行いました。
杉山先生のコースでは、トドマツ・アカエゾマツの人工林の中を歩きながら
同定方法や生活史などキノコの解説を行いました。
参加者からは、「地下水がパイプを刺したら自噴したのが興味深かった」
「一度に多くのキノコを知ることが出来た」等の感想が寄せられました。

来年も標茶・白糠での観察会を予定していますので、ぜひご参加ください。

観察会で発見したキノコ(抜粋)はこちら

 

見つけたキノコのリスト

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フィールド

秋めく森

朝晩の冷え込みとともに木々が色づき始めました。

日脚は短くなってきているのですが、林内は見透しがよくなり明るい印象です。

午後の柔らかな日差しが橙や黄色の葉を透過して、とてもきれいでした。

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イベント フィールド

森のようちえん

標茶幼稚園の園児が遠足で標茶区にいらっしゃいました。

何気なく見ている風景も、子供たちの目を通すと不思議でいっぱい。

キノコや木の実、カツラの落ち葉の甘い匂い、ホオノキの大きな葉、ヤマブドウや栃の実、松ぼっくり。小さい秋をたくさん見つけました。エゾリスも2匹で追いかけっこするなど、サービスしてくれました。

普段、ほぼおじさんしかいない構内に元気な声が響きました。

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フィールド 実習

ILASセミナー「北海道のきのこの生き方と多様性」

9月26日から30日の5日間、京都大学の1回生を対象としたILASセミナー「北海道のきのこの生き方と多様性」が行われ、学生6名が参加しました。

27日、28日は標茶区の広葉樹天然林と針葉樹 (トドマツ) 人工林できのこ採取を行い、天然林と人工林のきのこ相比較を行いました。学生たちは、採取したきのこの同定に苦しみながらも徐々に識別のポイントを習得し、実習が終わる頃には、出現頻度の高い分類群を同定できるようになりました。

29日は川湯のアカエゾマツ林やイソツツジ群落で見学ときのこ観察を行いました。また、夜には芦生研究林で同時開催のILASセミナー「芦生のきのこに触れよう」とZoomで繋いで林の様子や採れたきのこの比較を行いました。場所や植生によってきのこ相が異なる様子を実感できたのではないかと思います。

きのこを探して森を歩いた経験は無いという学生が大半でしたが、本実習を機に、きのこの多様性や機能にも意識を向けてもらえるようになったなら嬉しいです。