

秋が深まってきました。
標茶区の研究林内では、きれいに葉が赤くなる樹木が少ないように思うのですが、オオモミジはきれいに赤く染まっています。
紅一点とは言わずとも、標茶の林内ではあまり数が多くないオオモミジ。見つけると嬉しくなります。
ツタウルシも標茶には少ないですが、きれいに赤くなります。



秋が深まってきました。
標茶区の研究林内では、きれいに葉が赤くなる樹木が少ないように思うのですが、オオモミジはきれいに赤く染まっています。
紅一点とは言わずとも、標茶の林内ではあまり数が多くないオオモミジ。見つけると嬉しくなります。
ツタウルシも標茶には少ないですが、きれいに赤くなります。


木漏れ日を受け、オオハナウドが白い花を咲かせています。薄緑と白の配色がさわやかな印象です。
ウドという名称が含まれていますが、ウコギ科ではなく、ニンジンやパセリと同じセリ科の植物です。
最近、危険植物とされているバイカルハナウドらしき植物が北海道内で発見されたというニュースが報じられましたが、オオハナウドとは近縁の植物で、間違えて通報されるケースもあるようです。
オオハナウドも汁に触れるとかぶれる人もいるとのことで、むやみやたらに手折ったりせず、生えている姿を愛でるだけにしましょう。
在来種大型セリ科植物、ジャイアント・ホグウィード(バイカルハナウド)類似植物の識別に関する参考資料(ver.2)(環境省サイトリンク)
6月15日に白糠区にて初夏の花観察会を開催しました。
釧路・白糠周辺から、10代から70代まで幅広い年齢層で、11名の参加がありました。
当日はあいにくの小雨となり、しぼんでいる花も多く、あまり多くの種類は観察できず、早めに観察終了となりました。開花が確認できたのは28種でした。
事務所に戻ってからそれぞれ自分で選んだ花の標本を作製しました。
参加者からは「ハルカラマツとエゾカラマツの違いを知ることができた。」「小さい花を見つけることが難しかった。」「小雨の天気が残念でした。」「知らない花や草などがたくさんありとても面白かったです。」などの感想をいただきました。
雨であまり良い写真が撮影できなかったので、6月10日に下見を行った際の花の写真をいくつか掲載します。
来年は標茶で初夏の花観察会を実施予定です。今度は好天を期待したいです。









この時期、林道を車で走っていると、白くなった葉が目を引きます。
ミヤママタタビというつる植物で、サルナシ(コクワ)やキウイフルーツの仲間です。
枝の上部につく葉は花期に表面が白くなり、花が終わるころには紫紅色に変化します。
車を降りて近づくと、花が咲いているのも見られました。
初夏の森、緑が茂る中、存在感があるなあと思いました。


白糠区の林内、標茶区の構内見本林で、シウリザクラが咲いていました。
エゾノウワミズザクラと同様、花が長い総状の花序に密集してつき、白いブラシのように見えます。
エゾノウワミズザクラは雄しべが花弁より短く、シウリザクラは雄しべと花弁の長さはほぼ同じだそうです。
どちらの花も、ソメイヨシノやオオヤマザクラと同様、花弁は5枚です。
(エゾノウワミズザクラ・シウリザクラは、バラ科ウワミズザクラ属。オオヤマザクラはサクラ属。サクラ属やウワミズザクラ属などを、まとめてスモモ属と分類することもあるようです。)



エゾノウワミズザクラが白い花を咲かせ、周囲に甘い香りを漂わせています。
エゾノウワミズザクラは国内では北海道と青森のみに分布する種で、近縁のウワミズザクラとは雄しべの長さが花弁より短いことで識別できます。
蕾や若い果実の塩漬けを杏仁⼦(あんにんご)として⾷⽤にする地域もあるそうで、どんな味がするのか興味津々です。

標茶区のオオヤマザクラの標本木が5月12日、ようやく開花しました。
4月の終わりに雪が降るなどしたためか、昨年より6日遅い開花です。気温も20度前後まで上がる日も増え、林内ではあらゆる植物の展葉、開花が進んでいます。

標茶構内花情報(5/7現在)
エゾエンゴサク、エゾムラサキツツジが見ごろ。
ヒメイチゲ、フッキソウ、アオイスミレ、バッコヤナギもこっそり開花中
昨年、たくさん着花して目を楽しませてくれたキタコブシは今年、ほとんど花をつけませんでした
もうすぐオオヤマザクラも咲きそうです

標茶区構内はまだ雪に覆われているのですが、3月8日、日当たりの良いの木の根元にフクジュソウ(Adonis ramosa)が咲いているのを見つけました。

霧雨に濡れるイケマの花です。
ネギボウズのような放射状についた花が特徴的です。
キョウチクトウ科のツル性植物で、林道際など明るい場所でよく見られます。太い根茎からアイヌ語の「イ・ケマ(それ(=神)の足)」に由来する名称のようです。全草に毒がありアイヌ文化では根を乾燥させたものを薬や魔除けに用いました。人以外にその毒性を使っているのが旅する蝶として有名なアサギマダラです。幼虫の食草となり、毒を体内に取り入れることで外敵から身を守っていると言われています。