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木漏れ日に咲くオオハナウド

木漏れ日を受け、オオハナウドが白い花を咲かせています。薄緑と白の配色がさわやかな印象です。

ウドという名称が含まれていますが、ウコギ科ではなく、ニンジンやパセリと同じセリ科の植物です。

最近、危険植物とされているバイカルハナウドらしき植物が北海道内で発見されたというニュースが報じられましたが、オオハナウドとは近縁の植物で、間違えて通報されるケースもあるようです。

オオハナウドも汁に触れるとかぶれる人もいるとのことで、むやみやたらに手折ったりせず、生えている姿を愛でるだけにしましょう。

在来種大型セリ科植物、ジャイアント・ホグウィード(バイカルハナウド)類似植物の識別に関する参考資料(ver.2)(環境省サイトリンク)

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令和7年度北海道東北地区大学演習林等技術職員研修

6月24日から27日にかけて令和7年度北海道東北地区大学演習林等技術職員研修が京都大学主管で北海道研究林標茶区にて開催されました。

京大での開催は昨年度に続き2年連続で、北海道大学から3名、東京大学から1名、九州大学から1名、京都大学から2名の計7名が参加。本年度は都市部での救急システムでは対応しきれない野外活動を想定し、リスクマネジメントと事故発生時の対処方法について、講義や実習を通して基本的な考え方と技術を身につけることを目的としました。

研修は北海道研究林の職員も加わって、野外や災害時における救急法の講習等を行っているWMA Japanのインストラクターによるセミナーをオンラインにてグループワークを交えて実施したほか、標茶消防署の協力による救命講習会や、各施設で行っている安全対策や事故事例などについての情報共有、標茶区の林内の見学、釧路湿原の温根内木道と野生生物保護センターの見学を行いました。質疑や意見交換を通して、知見を広げる機会となりました。

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白い葉

この時期、林道を車で走っていると、白くなった葉が目を引きます。
ミヤママタタビというつる植物で、サルナシ(コクワ)やキウイフルーツの仲間です。
枝の上部につく葉は花期に表面が白くなり、花が終わるころには紫紅色に変化します。
車を降りて近づくと、花が咲いているのも見られました。

初夏の森、緑が茂る中、存在感があるなあと思いました。

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シウリザクラ

白糠区の林内、標茶区の構内見本林で、シウリザクラが咲いていました。

エゾノウワミズザクラと同様、花が長い総状の花序に密集してつき、白いブラシのように見えます。
エゾノウワミズザクラは雄しべが花弁より短く、シウリザクラは雄しべと花弁の長さはほぼ同じだそうです。

どちらの花も、ソメイヨシノやオオヤマザクラと同様、花弁は5枚です。
(エゾノウワミズザクラ・シウリザクラは、バラ科ウワミズザクラ属。オオヤマザクラはサクラ属。サクラ属やウワミズザクラ属などを、まとめてスモモ属と分類することもあるようです。)

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エゾノウワミズザクラ

エゾノウワミズザクラが白い花を咲かせ、周囲に甘い香りを漂わせています。

エゾノウワミズザクラは国内では北海道と青森のみに分布する種で、近縁のウワミズザクラとは雄しべの長さが花弁より短いことで識別できます。

蕾や若い果実の塩漬けを杏仁⼦(あんにんご)として⾷⽤にする地域もあるそうで、どんな味がするのか興味津々です。

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伐採が始まりました

標茶区の2林班でカラマツの皆伐、地拵え事業(請負)が始まりました。

研究林では所有していないハーベスタで伐倒と枝払い、玉切りが一気に進められています。チェーンソーが主役の直営事業とは圧倒的に進み方が違います。羨ましい限りです。

安全確保のため5月中は2林班ゲートから北への通行は控えていただきますようお願いします。

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オオヤマザクラ開花

標茶区のオオヤマザクラの標本木が5月12日、ようやく開花しました。

4月の終わりに雪が降るなどしたためか、昨年より6日遅い開花です。気温も20度前後まで上がる日も増え、林内ではあらゆる植物の展葉、開花が進んでいます。

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エゾエンゴサク

標茶構内花情報(5/7現在)

エゾエンゴサク、エゾムラサキツツジが見ごろ。

ヒメイチゲ、フッキソウ、アオイスミレ、バッコヤナギもこっそり開花中

昨年、たくさん着花して目を楽しませてくれたキタコブシは今年、ほとんど花をつけませんでした

もうすぐオオヤマザクラも咲きそうです

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エゾリスのクルミ探し

出勤途中、エゾリスが地面を探っていました。
見ていると、30秒ほどでオニグルミの実を掘り出し、口にくわえて近くの木に登っていきました。

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ドローンの操縦講習会

標茶区の構内でドローンの操縦方法の講習会を開催しました。

これまで、あまり使ったことのない職員向けに実施したもので、飛行計画の作成から機体の点検、周囲の安全確保、操縦時の注意点などについて、参加者それぞれで実際にドローンを飛ばして確認しました。

若干風があったため、位置情報による補助があっても、機体が流される感覚も体験しました。

今後、業務で積極的に活用し、調査精度の向上や効率化につなげていきたいと思います。