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2025実習 学生実習

森林に対する環境意識(2025年度放送大学面接授業)

2025年11月22、23日に、吉岡崇仁教員による放送大学京都学習センター面接授業「森林に対する環境意識」が行われ、19名の学生が参加しました。この授業は専門科目(自然と環境)として開講され、植物・林相観察をしながら、人間と植物・森林との関わりについて考え、環境に対して人間が抱く「環境意識」について考察すること、環境哲学や環境倫理学、さらには環境経済学にも触れながら、その意識のもとで森林の価値を判断していることを体系的に把握することを目的にしています。
初日は、植物・森林に対する関心を高めるため、講義により日本の自然環境と人間活動のもとでの森林の成り立ちが説明され、その後、樹木の枝サンプルを使った樹木識別や北白川試験地の見本樹見学で実際の植物に触れました。午後からは、この授業の本題である環境意識や環境の価値とは何かを深掘りする講義が行われました。
二日目は、講義「森林の多面的機能・生態系サービスと価値の関係」が行われ、森林が持つ様々な機能やサービスはいくつかのグループに分けられ、それぞれが相互に関係していること、人々の生活や環境によって、それらの価値判断が異なることなどがデータで示されました。その後、これらのデータを収集・解析するための方法として、環境意識調査法が紹介されました。講義の後、北白川試験地に生育する見本樹のうち、日本の各気候帯に分布する代表的な樹種を観察し、大学周辺の街路樹も見学しました。散策後は、フィールド科学教育研究センターが推進する「森里海連環学」について解説され、最後に質疑応答及びレポート作成が行われました。
実習の記録及びサポートとして、北川技術職員、長谷川技術職員が対応しました。
※今年度の授業は、一部プログラムを変更して実施されました。

文:北川陽一郎 長谷川敦史

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ILASセミナー:里山の物質循環―燃料・肥料・食料から考える―

8月7~8日にILASセミナーが行われ、学部1年生が参加しました。今回は「里山の物質循環-燃料・肥料・食料から考える-」を炭焼き体験を通して学ぶことが目的です。屋外ではドラム缶炭焼き窯を使って竹を材料にした炭焼きを行いました。学生たちは技術職員の指導のもと、窯に竹を詰め込む、隙間を粘土で塞ぐなどの作業を行い、火が点いた後も煙の色やにおいなどを体験しました。また、講義では舘野教員による物質循環や素材としての炭の可能性などを学びました。
実際の体験を交えた実習に参加した学生たちは興味深々な様子で、より深い学びになったのではないでしょうか。当日は北川技術職員、岸本技術職員、長谷川技術職員が安全管理および実習指導、記録を行いました。

文:北川 陽一郎

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ILASセミナー 木文化再生−森林から都市へ

2025年6月14日(土)に「ILASセミナー 木文化再生-森林から都市へ」が行われました。当日は様々な学部に所属する本学1回生の学生8名が参加しました。この授業は、森林や里山環境の在り方、日本の木材生産と森林の実態、地域に根ざした伝統木造建築(風土建築)の維持継承、都市木造建築の可能性、木造建築と災害などを概観し、日本の木文化再生について考えることを目的とし、この上賀茂試験地での野外実習を通して、講義で学んだ知識と現場との関連を理解することを目標に開講されています。10時に試験地に集合した後、観察会コースを散策し、京都市の二次林でみられる樹木や試験地に導入された様々な外国産樹木の観察を通して、木材としての利用や用途について学びました。午後は標本館でマツ属やタケ亜科を中心とした標本や、試験地で行っている里山整備の様子を見学しました。その後、上賀茂試験地の歴史と概要について坂野上教員の講義が行われ、最後に質疑応答の時間がとられました。この日は終日雨天でしたが、無事に終了しました。
当日は、記録および安全管理、実習補助として長谷川技術職員が同行しました。

text/長谷川 敦史

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2025実習 学生実習

2025年度合同ILASセミナー

2025年4月26日に、舘野教授による「里山の物質循環 ―燃料・肥料・食料から考える ―」、松岡講師による「芦生研究林の菌類多様性に触れよう」、杉山助教による「北海道のきのこの多様性と生き方」の3つのILASセミナーが合同で開催され、併せて19人の学生が参加しました。はじめに舘野教授から上賀茂試験地の概要説明と、里山の物質循環に関する講義が行われ、続いて松岡講師からは菌類の多様性に関する講義が行われました。講義終了後は構内見本園でメタセコイアなどの樹木やシイタケ・ナメコのほだ場の見学を行いました。ほだ場の周囲で冬虫夏草のオオセミタケが見つかり、杉山助教の解説とともに慎重に掘り取ってじっくり観察することができました。午後からはシイタケの駒うちと薪割りの作業体験を行いました。駒うちでは電動インパクトドリル、薪割りでは斧、といった初めて扱う道具に対して、最初は戸惑っているようでしたが、次第に慣れてくると作業を楽しく感じてくれたようで、いい体験をしてもらえたのではないかと思います。
安全管理及び記録・薪割り・駒うち指導のため岸本技術職員が同行しました。

text:岸本 泰典

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公開森林実習III −森林・里山の生態系サービスを学ぶ−(2024年度第5回)

2024年12月14日に第5回目の最終公開森林実習Ⅲが行われました。はじめにガイダンスが行われその後、19林班に移動して里山整備とこれまでに植栽された果樹に試験地内で作った腐葉土の施肥が行われました。時間の関係で割竹挿入縦穴式土壌改良法を応用した施肥を果樹に1本だけ実施し、残りの果樹に対しては根元に腐葉土を敷く方法で行われました。さらに、雑草抑制実験を行うために現地の土の採取とシダ類の掘り取り作業が行われました。昼食をはさんで午後からは、雑草抑制実験として現地から採取した土にシダ類とローマンカモミール苗と種子をそれぞれ雑草抑制実験の効果が分かるようにプランターに植え付けが行われました。その後、ミーティングとレポート作成が行われ今年度の公開森林実習Ⅲが終了となりました。
当日は、実習補助及び安全管理、記録のため山内隆之再雇用職員が同行しました。

文:山内 隆之