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タケ類の開花について

上賀茂試験地では、国内外の様々なタケ・ササ類を育成しています。2024年の3~4月頃にウンモンチク(雲紋竹、Phyllostachys nigra Munro f. boryana Makino)とクロチク(黒竹、Phyllostachys nigra Munro v. nigra)、7月にはモウソウチク(孟宗竹、Phyllostachys pubescens Mazel ex Houz.)が開花しました。前2者は、1949年に京都植物園(現京都府立植物園)から株分けされました。両者ともマダケ属でマダケの仲間は120年に一度開花するともいわれています。モウソウチクは、1957年に京都市伏見区で開花した個体から種子を採取し、翌年に植栽されました。前回の開花から67年目にあたります。

text/長谷川 敦史