2025年4月26日に、舘野教授による「里山の物質循環 ―燃料・肥料・食料から考える ―」、松岡講師による「芦生研究林の菌類多様性に触れよう」、杉山助教による「北海道のきのこの多様性と生き方」の3つのILASセミナーが合同で開催され、併せて19人の学生が参加しました。はじめに舘野教授から上賀茂試験地の概要説明と、里山の物質循環に関する講義が行われ、続いて松岡講師からは菌類の多様性に関する講義が行われました。講義終了後は構内見本園でメタセコイアなどの樹木やシイタケ・ナメコのほだ場の見学を行いました。ほだ場の周囲で冬虫夏草のオオセミタケが見つかり、杉山助教の解説とともに慎重に掘り取ってじっくり観察することができました。午後からはシイタケの駒うちと薪割りの作業体験を行いました。駒うちでは電動インパクトドリル、薪割りでは斧、といった初めて扱う道具に対して、最初は戸惑っているようでしたが、次第に慣れてくると作業を楽しく感じてくれたようで、いい体験をしてもらえたのではないかと思います。
安全管理及び記録・薪割り・駒うち指導のため岸本技術職員が同行しました。





text:岸本 泰典