2025年度の公開森林実習Ⅲが、10/4、10/18、11/8、11/29、12/13の5日間にわたって行われました。この実習は、他大学学生を対象として実施され、里山の利用と保全について体験的に学習することがテーマです。第1回目はガイダンスと実習地の見学、最終回は実習の振り返りと改善点などを洗い出し、次年度以降の実習に活かす引継ぎ事項をまとめる作業が行われます。ここでは、2回目(10/18)から4回目(11/29)にかけて行われた炭焼きに関する内容について報告します。
炭窯に材を詰め込む作業は、職員によって事前に9割ぐらいまで行われ、10/18の実習で最後の木材を詰めて耐火レンガと泥で蓋をする作業が行われました。そして次回11/8に取り出せる予定で火入れを開始しました。しかし、窯内部の温度がなかなか上がらなかったため間に合わず、11/8の実習では紺野技術職員の解説を聞き、煙突からの煙の状態や温度の時間経過などを確認しました。その後、火入れ期間中はブロアやサーキュレーターで風を送り込み続けて温度が上がるように試みて、やっとのことで材が自然と燃焼を始める300度近くまで温度が上がり、11/11に焚き口も完全に閉じて冷却に入りました。4回目となる11/29は、大阪産業大学の生物資源活用実習も合同で行われ、窯から炭を取り出す作業も一緒に行うことができました。肝心の炭の出来栄えは上々で、詰めた材料809.5kgに対して212.5kgの炭が出来上がりました。実習3回にわたって材の充填、製炭中の観察、炭の取り出しを体験できたことで、里山から炭という資源を得ることやその大変さについての理解を深めることができたのではないでしょうか。
記録および安全管理、実習補助として、大橋技術職員、岸本技術職員が実習に同行しました。
text/岸本泰典



























