2022年度より新規開校科目としてスタートした「ILASセミナー:里山の物質循環―燃料・肥料・食料から考える―」の第1回目を5月28日に実施しました。この科目は全学の1回生向けの授業で、9名の学生が受講しました。10時よりガイダンスが行われた後、上賀茂試験地の概要説明と「里山の物質循環」と題した講義が行われました。13時より、物質循環に関する基本的なフィールド調査として植物調査方法を学び、試験地見本林の見学を行いました。その後、里山から利用できる燃料について、薪割り作業体験や炭窯見学を通して学びました。14時30分頃より、京都市の里山における代表的な樹種を中心にその同定方法を学んだ後、実習地で下刈り体験をし、里山の管理方法について考察しました。その後、土壌調査方法について学び、土壌断面や地中の樹木根を観察しました。最後に次回(8月9日、10日)に向けての検討事項及び情報交換を行って終了となりました。当日は、長谷川技術職員が同行し、作業の技術指導および記録、安全管理等を行いました。






text/長谷川敦史