この授業は、放送大学専門科目の一つである「自然と環境」コースに位置づけられており、11月6、7日に10名の学生が受講しました。初日は、森林生態系および樹木識別方法についての講義の後、多様な樹種の識別方法、土壌および環境の見方、簡単な毎木調査が行われました。2日目は、樹木識別の復習を行った後、身近な自然環境である里山において、その生態系の特徴を推察し、最適な生態系管理について検討しました。さらに、授業を通して得た知識をどのようにして周囲の人に伝えるのか、表現方法や伝達方法について養成しました。



この授業は、放送大学専門科目の一つである「自然と環境」コースに位置づけられており、11月6、7日に10名の学生が受講しました。初日は、森林生態系および樹木識別方法についての講義の後、多様な樹種の識別方法、土壌および環境の見方、簡単な毎木調査が行われました。2日目は、樹木識別の復習を行った後、身近な自然環境である里山において、その生態系の特徴を推察し、最適な生態系管理について検討しました。さらに、授業を通して得た知識をどのようにして周囲の人に伝えるのか、表現方法や伝達方法について養成しました。
例年、芦生研究林で行われていますが、新型コロナによる制限により、今年度は9月28、29日に上賀茂試験地にて振替で行われました。森林の持続的管理と利用のために必要な方法論および基礎的技術について、毎木調査およびチェーンソ-による玉切り体験を通して学習しました。毎木調査では、調査区(プロット)を設定し、プロット内の樹木について、胸高直径、樹高、樹木位置、樹冠幅を測定しました。測定データをもとに、樹木位置図を作成し、樹種構成や林況把握を試みました。玉切り体験では、チェーンソーの取扱いや安全衛生について学び、油圧ショベルの操作も体験しました。
近畿地方の奥山・里山において、森林生態系の特徴と課題、森と人の関わりを理解することを目的に、9月15日から17日まで行われました。初日は上賀茂試験地にて、近畿地方中部の里山の特徴を有する都市近郊林の自然植生とナラ枯れ・マツ枯れ被害などの課題を中心に学びました。最初にガイダンス及び安全講習が行われ、その後、試験地内を散策しながら里山の変化について学びました。既設の二次林プロットでは毎木調査を行い、調査後には、マツ枯れ被害木を利用したチェーンソーによる玉切り体験を、技術職員の指導のもと実施しました。
最後に、「京都の文化を支えてきた森林」と題して講義が行われ、初日は終了となりました。
例年、北海道研究林で行われていますが、新型コロナによる制限によりオンライン開催となりました。このうち実習の一部が、9月8日および10日に上賀茂試験地において振替で実施されました。初日は雨が降る中、尾根部と谷部で土壌断面の形成および観察を行いました。土壌の成り立ちや、土壌の深さの違いを比較するとともに、それらは地球の地殻変動等に伴う隆起による影響を受けることを学びました。2日目は、まず試験地に自生する樹木の観察及び同定を行って基礎知識を身につけました。その後、ポケットコンパスを用いて毎木調査のためのプロットを設定し、プロット内の樹木について、胸高直径の測定、樹種同定、ナンバリングを行い、二次林における樹種構成や林分状況を調査しました。得られたデータを北海道研究林や芦生研究林での固定調査区のデータと比較しつつ、考察を行いました。
ドローンを用いた森林調査を体験する実習が行われ、森林科学科3回生13人が参加した。
座学の後にプログラム飛行による空撮を実施。その後、グループに分かれて収集したデータを用いて3Dモデルを作成した。 さらに樹高測定器や測竿を用いた樹高データとの比較をし、作業工程や精度について考察した。 院生によるディープラーニングを用いた樹種識別に関する最新の研究も紹介された。
受講者は限られた時間の中で機械の挙動に苦慮しながらも新たな森林調査手法を体験した。