
北方林の生態系と林業を学ぶ
北海道研究林
北海道研究林は北海道の東部に位置し、釧路市の北北東約45kmの標茶区(1446.8ha)と西約40kmの白糠区(880.4ha)の2箇所からなります。
標茶区の2/3は落葉広葉樹の天然生林で覆われ、それ以外はカラマツ等の人工林です。
白糠区は主にトドマツ、ミズナラ、シナノキ、ダケカンバ等からなる天然の針広混交林となっています。
文部科学省の教育関係共同利用拠点「人と自然のつながりを学ぶ森林フィールド教育共同利用拠点」に認定されています。
お知らせ
- 2025/9/21の大雨により白糠区へ入林ができなくなっております。
白糠区の研究・実習利用を検討される際は一度、標茶区の事務所へご連絡ください。
(一般入林は2025年10月1日より入林不可となっております)
- 2025年度10月1日から白糠区への入林は利用申請が必要となります。
利用申請手続きについてはこちら
- 京大ウィークス2024自然観察会「秋の森の生態系」が京大紹介ページ『ザッツ・京大』に掲載されました。当該ページはこちら(外部リンク)
- 文部科学省教育関係共同利用拠点「人と自然のつながりを学ぶ森林フィールド教育共同利用拠点」に再認定されました。
研究ハイライト
- 希少鳥類の交通事故発生パターンの推定―長期データと状態空間モデルを用いた解析
北海道における希少鳥類3種(オジロワシ、オオワシ、タンチョウ)の過去31年間の車両事故報告記録を解析し、事故の増加傾向を統計的に示しました。 - 標茶区における外生菌根菌相調査
京都大学フィールド科学教育研究センター 杉山 賢子 2022年より、標茶区で外生菌根菌に関する調査を始めました。 我々が普段見かける植物のほとんどは、根で何かしらの菌類と共生しています。中でも、ブナ科・マツ科・カバノキ […] - 日本新産種のキクラゲAuricularia americana s. str.
北海道研究林白糠区で採取されたキクラゲが日本国内で初めて記録された種として報告されました。 - 道東地域における地磁気永年変化の観測
北海道大学大学院理学研究院 橋本武志 京都大学北海道研究林のある道東地域では、太平洋沿岸域の地磁気が周辺と比べて顕著に強いことが知られています。こうした磁気異常は、千島海溝沿いに点々とみられるもので、太平洋プレートの沈 […]















