4月1日から5月31日まで北海道の「春のヒグマ注意特別期間」です。
春と秋はヒグマによる人身被害が多く発生する時期です。利用者の皆様は、以下のルールを守り、ヒグマに遭わないようご注意ください。
- 出没情報を事前に確認する
- 単独行動を避ける
- 音の出るものを携行する
- 新しいヒグマの足跡やフンを見つけたら引き返す
- 早朝、夕刻は入らない
また、人への誘因を避けるために食べ物やごみは必ず持ち帰るようお願いします。

4月1日から5月31日まで北海道の「春のヒグマ注意特別期間」です。
春と秋はヒグマによる人身被害が多く発生する時期です。利用者の皆様は、以下のルールを守り、ヒグマに遭わないようご注意ください。
また、人への誘因を避けるために食べ物やごみは必ず持ち帰るようお願いします。


多和川がそばを流れる標茶区2林班ゲート手前は霧氷スポットです。
風に吹かれ、はらはらと舞い散る霧氷の欠片の中、車を進めます。
寒い現場は辛いものですが、仕事の初めに綺麗な景色に出会えるとやる気が1割アップします。

6月に白糠区で開催した初夏の花観察会プチフラワーソン2023(報告へリンク)で、参加者の皆様に採取してもらった植物のさく葉標本を作製しました。
観察会当日は採取して新聞紙に挟んでもらい、ラベルを書いてもらうまでを体験していただいたのですが、その後、新聞紙を交換しながら乾燥と整形をし、台紙に貼り付け、データを登録して、整理して収納し、ようやく一連の処理が終わりました。
すでに標本としては存在する種もあるのですが、徐々に劣化もするので適宜新しいものを入れる予定です。標本は現在ここに存在した世界を次世代に伝えるバトンにもなります。変わりゆく環境を紐解く一助になるかもしれません。


白糠区での天然林調査を行っています。
森林の動態と多様性維持機構の解明のため、20年前に谷から尾根にかけて設定された3.6haの調査区内の樹木の樹種と直径と位置を調べています。
傾斜は標茶より厳しく崩れやすいため、緊張感もあり心身ともに疲れがたまるのですが、先日の調査は気候が良く、オオモミジやハウチワカエデといった紅葉も美しく、いくらか疲労も軽減されたような気がします。
多くのスタッフによって支えられ、長い期間続けられてきた調査です。個人的には15年ぶり。うまく成果につなげられるよう、できるだけの努力をする所存です。

朝晩の冷え込みとともに木々が色づき始めました。
日脚は短くなってきているのですが、林内は見透しがよくなり明るい印象です。
午後の柔らかな日差しが橙や黄色の葉を透過して、とてもきれいでした。

標茶幼稚園の園児が遠足で標茶区にいらっしゃいました。
何気なく見ている風景も、子供たちの目を通すと不思議でいっぱい。
キノコや木の実、カツラの落ち葉の甘い匂い、ホオノキの大きな葉、ヤマブドウや栃の実、松ぼっくり。小さい秋をたくさん見つけました。エゾリスも2匹で追いかけっこするなど、サービスしてくれました。
普段、ほぼおじさんしかいない構内に元気な声が響きました。






9月10日から16日まで「森里海連環学実習Ⅱ」が行われました。実習は北海道大学の「森里海連環学 北大・京大合同演習」と合同で開講され、京都大学から6名、北海道大学から9名、さらに佐賀大学、東北大学、東京農業大学、東京海洋大学から各1名が参加しました。全国各地から集まった学生がグループに分かれて多彩なメニューに取り組みました。
実習の前半は標茶区および別寒辺牛川流域において、「森」を主軸に天然林の毎木調査や火山灰性土壌の調査、ライトトラップによる昆虫相調査、カラマツ人工林の見学、源流域の水生生物の調査を行いました。その後、中流域から下流域へと移動しながら別寒辺牛川の生物相調査を行いました。
後半は北海道大学の厚岸臨海実験所を拠点に、海の生物相と食物網の調査や別寒辺牛川から厚岸湖、厚岸湾で採水した河川水・海水の分析を行い、河川や海の生態系における森、里の繋がりを活発に意見交換しながら考察しました。


厳しい暑さの夏が学生実習シーズンとともにゆっくりと過ぎていってます。
山の緑も夏の盛りのような鮮やかさから紅葉シーズンに向けて徐々に色褪せてきているようです。
そんな林内に赤い実がひときわ目立ちます。今回は地名が付いた低木2種をピックアップ。標茶区の林道脇に赤い実を着けたカラフトイバラとネムロブシダマがありました。
柿色の実のカラフトイバラは別名ヤマハマナスと呼ばれ、北海道の海浜で見られるハマナスに似ています。ハマナス(ローズヒップ)同様、図鑑では果実は食用とされています。
一方、赤くてつやつやした実はネムロブシダマです。「根室地方に多く、附子(トリカブトの別名)のように毒のある玉のような実をつける」という名の通り、おいしそうでも人は食べられません。鳥に食べられることで種子散布を行うタイプなので、恐らくそんな毒をものともしない「赤い鳥、小鳥」が食べるのでしょう。いずれの種も北海道の東部によく見られる植物です。






8月6日から10日の5日間、北海道研究林標茶区を主会場に全国の大学生を対象とした公開森林実習と、京都大学の1回生を対象としたILASセミナーが同時開催で実施されました。
実習には両実習合わせて17人が参加。天然林と人工林(間伐前後)といった植生による昆虫相の違いをライトトラップやピットフォールトラップを用いて調べたり、道東の自然環境として釧路湿原や川湯のアカエゾマツ林などを見学しました。


梅雨がないと言われる北海道にしては蒸し蒸しとした昼下がり、アカエゾマツ造林地での作業中にカビのようなものが朽木についているのを見かけました。
キイロタマツノホコリとツノホコリで、キイロタマツノホコリの方はゲル状の変形体から胞子を作る子実体へ変わっている最中の姿かと思われます。
〇〇ホコリって一体何?生き物かどうかも疑わしいような名前ですが、粘菌の仲間によくつけられている名前です。粘菌の仲間は厳密にはいろいろあるのですが、胞子からアメーバ状になり移動しながらバクテリアなどを捕食し、変形体となって胞子をつける子実体を作るといったライフサイクルを持つ生物です。今回見つけたツノホコリは正確には粘菌とも言い切れず、端的に言うとツノホコリの仲間という分類になります。
ぱっと見、気持ち悪いと思う人もいるかもしれませんが、繊細かつドラスティックな姿は大変興味深いです。