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モモンガさんごめんなさい

構内にて枯死したカラマツ(胸高直径約30cm)を倒したところ、小動物が2匹飛び出してきました。エゾリスかと思ったのですが、物陰からこちらをうかがうその姿はエゾモモンガでした。
倒した木を確認すると、高さ1mの位置に5cm×3cm程度の樹洞がありました。
さらに巣を分解してみたところ、直径15cm程度の空間にコケや体毛からなるふわふわの巣材が入っていました。

そういえば根元に何者かの糞がたまっていたのもモモンガの糞だったようで、己の不用意さと知識不足を思い知らされました。恨めしそうに見つめるあの目が忘れられません。

巣穴(分解後に撮影)
巣材(一度巣穴から外に出して戻したもの)
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クマゲラ

構内に「キョーン、キョーン」とクマゲラの鳴き声が響いてました。

以前はほとんど見ることがなかったのですが、居心地の良い空間になったのでしょうか。

カメラを手に声の主を探してウロウロ。

トドマツの幹にその姿を発見しました。

つがいで鳴きかわしていたようでしたが、とんだお邪魔をしてしまいました。

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常駐学生が森林学会学生奨励賞を受賞

北海道研究林に常駐し研究をされている本学博士課程2回生の中山理智氏が、2021年森林学会学生奨励賞を受賞されました。
そこで受賞された研究について、インタビュー形式で研究紹介をしていただきました。

Q. 今回の受賞にあたり、まずは一言お願いします。
A. 栄誉ある賞をいただき光栄に思います。この受賞によって調査地である北海道研究林に興味を持つ研究者が増えるかと思いますが、学部のころから非常にお世話になった北海道研究林への恩返しとなればいいなと思います。

Q. 簡単に研究内容のご紹介をお願いします。
A. 本研究は「天然林を人工林にした時に土壌の中の微生物にどんなインパクトがあるのか?」を明らかにしようとしたものです。細菌や真菌などの土壌の微生物は落ち葉や動物の遺体を分解し、植物が使える養分に変えてくれるので森林における植物の健全な成長には欠かせない存在です。森林土壌をひとつかみするとその手の中に数百, 数千億もの細菌や真菌が生きています。多様で目に見えない微生物も人や動物のように他の微生物と関係しあって生きています。本研究では微生物同士の共存関係に特に重点を置きました。結果として、人工林では天然林よりも細菌同士の共存関係が失われており、特にカラマツ人工林でトドマツ人工林よりも共存関係の喪失が強くみられました。共存関係が少なくなると微生物が担う機能が低下したり、さらなる環境の変化に弱くなったりすると言われています。このことから、本研究は人工林造林における樹種選択には微生物の共存関係を考慮する必要があることを指摘しました。

Q. 論文を執筆する際に一番苦労されたことは何でしょうか?
A. 微生物の研究は現在はDNA分析などの分子生物学的手法ものが主流となっています。分子生物学的な分析や解析は日進月歩なので、数年前に最新だった手法では太刀打ちできないこともあります。最先端の分析技術はなかなか使えないので、アイデアでどう勝負するか考えることが一番苦労したところではないでしょうか。

Q. 今後の展望など、最後に一言お願いします。
A.本研究では40年生ほどのトドマツ人工林、カラマツ人工林を用いました。今後はより樹種を増やすなどして、どの樹種が生態系へのインパクトが少ないのかを明らかにしたいと考えています。また一度失われた共存関係は100年ほどで回復するといわれていますが、回復過程にも樹種の違いがあるのかも解明したいです。最終的にはこうした知見をもとにより長期的に持続可能な人工林管理方策を立案できればいいなと思っています。

常駐されているので普段から顔を合わせはするものの、研究内容については具体的に知らないことが多く、今更ですが研究イメージを掴むことが出来ました。
今後も当研究林を利用して素晴らしい研究を続けていただきたいと思います。
本当に受賞おめでとうございました。

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お知らせ

講義室の設備更新

【標茶】講義室の机と椅子を更新しました。机と椅子は地域材(カラマツ)を使用し、道東地域における森林・林業を肌身に感じながら学習ができる環境になったのではないかと思います。
また、従来の長机ではソーシャルディスタンスの保持が難しかったのですが、個別の机と椅子に更新したことにより問題点が大きく改善され、より安心安全に学べる環境が整いました。

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釣鐘氷柱

渓流水のサンプリングの際に変わった形の氷柱を見かけました。
水面ぎりぎりにできた釣鐘状の氷柱です。

雪が解けてできた氷柱が下に伸びることができない代わりに、波によって下から水が供給され続けてこのような形になったと思われます。

上から水が供給される通常の氷柱は上の方が太くなるのと逆といったところでしょうか。

寒さが厳しかった時期には雪も解けず氷柱もできません。
沢もほぼ結氷していましたが、暖気を伴った爆弾低気圧で雨も降り雪も氷も一気に解けてきました。
水のせせらぎに混ざって春を告げる鐘の音が聞こえてくるようです。

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頭上注意

悪質な落雪でお馴染みの標茶管理棟ですが、
今日も屋根から立派な氷の板(雪ではなく氷)が張り出していました。

目測で幅6m、厚さ10cm、長さ1.5m(後ろにはまだ控えているのでもっと一気に落ちてくる可能性もある)、比重を仮に0.8(空気の含まれていない氷は0.92)とすると、約720kgの氷の塊ということになります。

これが屋根の高さ約6mから落ちてきた時の衝撃を車に衝突したときの衝撃で表現しようとしましたが、

・・・脳の劣化を思い知る結果になりました。

いずれにしてもただでは済まないので、近づかないようにしましょう。

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丸太の検収

秋に伐採したカラマツの丸太の検収をしました。

末口(細い方)の直径の測定と本数のカウントをし、極印を打ちます。

この後、売り払いに進んでいきます。

大体この時期になるので、寒い作業という印象が強いです。

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冬の朝

冬の朝ついに標茶も雪景色となりました。

霧氷の欠片が音もなく降り、太陽の光に煌めく様子は神々しくもあり、

厳しさだけではない冬の森の一面を見せてくれました。

最低気温:-15.0℃、積雪:2cm

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イベント

大学の森で学ぼう2020

【標茶】10月10日、「大学の森で学ぼう ~森での物質の循環~」を開催しました。
このイベントは、日本学術振興会の「ひらめき☆ときめきサイエンス」のプログラムの1つとして実施しており、今年度は中学生1人と高校生15人の計16人が参加しました。
また、今年度は屋外に設けた特設会場で開会式を行うなど、新型コロナウイルス対策をしっかりと行ったうえでの開催になりました。

今回は「森での物質の循環」というテーマで、主に研究林内で調査体験や、実験体験を行いました。研究林内を流れる川でpH・ECの測定や、土壌採取を参加者自身が行い、初めて触れる実験機器等に興味を持っていたようでした。

科学や大学での研究について触れる良い機会になったと思います。

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ヤマブドウ

今年はヤマブドウが豊作です。

林道を走っていても、つい目がいってしまいます。

全道的には不作のエリアもあるとのことですが、ミズナラ(どんぐり)もサルナシも実なりがいいようです。標茶の森の仲間たち(ヒトも?)に嬉しい森の恵みです。

ヤマブドウ