

秋も深まってきた今日この頃、固定標準地調査を進めています。固定標準地調査ではプロット内の樹木の直径と樹高を測定し、森の蓄積などを算出します。
トドマツ人工林の調査中、林内に残された風格のある古い株に出会いました。すっかり中は朽ちて(一部焼け焦げて)なくなっていましたが、胸高直径1mを超えるミズナラであったと思われます。ここが造林地になる前、演習林になる前、さらには軍馬補充部になる遥か前からこの地を見守ってきたかと思うと畏敬の念を覚えます。
秋も深まってきた今日この頃、固定標準地調査を進めています。固定標準地調査ではプロット内の樹木の直径と樹高を測定し、森の蓄積などを算出します。
トドマツ人工林の調査中、林内に残された風格のある古い株に出会いました。すっかり中は朽ちて(一部焼け焦げて)なくなっていましたが、胸高直径1mを超えるミズナラであったと思われます。ここが造林地になる前、演習林になる前、さらには軍馬補充部になる遥か前からこの地を見守ってきたかと思うと畏敬の念を覚えます。
10月16日17時39分、紫金山・アトラス彗星が標茶区からも観測できました。
肉眼では何となくぼんやり尾が見える程度でしたが、コンパクトデジタルカメラの15秒露光でもはっきり尾まで写りました。左下の明るい光は金星です。家族にも指さして伝えようとするもなかなか伝わらずもどかしかったのですが、最終的には見つけてくれて安堵しました。
今年は暖冬で、標茶町のアメダス観測点でも最高気温が10度を超えた日もあり
2月の最高気温を更新しました。
暖かい日が続き、林道除雪を行った後、だいぶ地面が見えてきています。
このまま春になるのでしょうか。
多和川がそばを流れる標茶区2林班ゲート手前は霧氷スポットです。
風に吹かれ、はらはらと舞い散る霧氷の欠片の中、車を進めます。
寒い現場は辛いものですが、仕事の初めに綺麗な景色に出会えるとやる気が1割アップします。
職員宿舎の台所の窓脇から、シラカバが出てきています。
シラカバの生きる強さを感じました。
宿舎が壊されないよう、速やかに処分しようと思います。
朝晩の冷え込みとともに木々が色づき始めました。
日脚は短くなってきているのですが、林内は見透しがよくなり明るい印象です。
午後の柔らかな日差しが橙や黄色の葉を透過して、とてもきれいでした。
昨年12月に発生した、職員宿舎のストーブ排気筒下に伸びた氷筍が、150cmを超えました。
排気中の水蒸気が排気筒上で結露し滴下して凍っているのではないかと思われます。
研究林の気象観測値では、この冬の標茶区の最低気温は-24.5℃(1/30)を記録し、最高気温が氷点下である真冬日は、1/21から1/31まで11日連続となっています。
1年で一番冷え込む時期ですが、日脚が伸びてきており、季節は少しずつ春に向かっていきます。
小春日和の白糠区
落葉が進み明るくなった林内では、柔らかな日差しを受けてオオモミジなどの紅葉がとてもきれいでした。
基本的に黄色に色づく標茶の山と比べるとオオモミジやハウチワカエデの赤が目立ち、トドマツの濃い緑とのコントラストが景色にリズム感を生み出しています。
初雪の便りももうすぐです。
昨夜は町内に濃い霧がたちこめた標茶町。朝になると周囲の木々は真っ白に霧氷をまとっていました。
今朝の最低気温は-14.5℃でしたので、標茶にしてはそれほどの冷え込みではありませんが、空気中の水蒸気の量や風などの気象条件がそろうと霧氷が発達します。
遅い遅いと言われたこの冬の冷え込みも徐々に厳しくなり、10センチ程の積雪もこのまま春まで解けないように思われます。
国内屈指の厳しくも美しい冬がやってきました。