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フィールド 業務報告

マツ枯被害木の伐採

2月24日にマツ枯れ被害木の伐採業務を行いました。上賀茂試験地には、日本産マツ属のほかに、外国産マツ属も生育しており、これらの多くはマツノザイセンチュウによる伝染病に感染して枯死することがあります。試験地では、毎年数十本以上のマツが枯死し、その一部を技術職員が伐採しています。枯死木は、幹腐れや空洞になっていることがあり、それらを安全に伐倒するための技術を身につけ、技術力の向上を図っています。

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フィールド 業務報告

高所作業車による剪定作業

2月15から18日まで高所作業車をレンタルして、境界付近に植栽されている樹木や建物の上に張り出している枝などを中心に、それらを切り詰める作業を行いました。落葉時期であったため、作業性は比較的よかった半面、常時高所での作業や操作が必要なため、十分に慎重を期して行いました。一部の樹木では、枝幹の切り詰めを強度に行ったために、冬芽枝をすべて切除することになりましたが、今春には潜伏芽から勢いのある枝葉を展開してくれることを期待しています。

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フィールド 業務報告

百葉箱更新!

当試験地では、気温や湿度などの気象観測を行っており、百葉箱内にもデジタル気温計を設置し、常時観測をしています。この百葉箱(以下、旧型という)は、設置後30年以上経過しており、随所に劣化が見られたため、2月9日に更新作業を行いました。旧型は両屋根・扉タイプの60型でしたが、新型百葉箱(以下、新型という)は方屋根タイプの45型と一回り小さくしました。脚部はステンレス製で、補強用ロッドをたすき掛け状に固定し、アンカーで地面と固定しました。その上に、百葉箱を扉を北向きにして載せ、脚部と固定して完成です。

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フィールド 日誌

冬将軍到来

12月25日から近畿地方にも強い寒気が流れ込み、当試験地でも、その寒気の影響により一面銀世界となりました。試験地内では、積雪日数は年間を通して数日程度と少ないため、本格的な冬の到来を感じられる数少ない1日となりました。

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冬を彩る樹木たち

秋も終わり、本格的に冬が到来し始めました。落葉樹の多くは葉を落とし、これからしばらくの間は休眠に入ります。その中でも、この時期に開花したり、果実を付ける樹木があります。その一部を紹介します。写真左からアブラツバキ(Camellia oleifera Abel.)、キシツツジ(Rhododendron repense Makino)、クチナシ(Gardenia jasminoides Ellis.)、マンリョウ(Ardisia crenata Sims)。