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2023実習 学生実習

森林植物学実習2回目(京都府立大学生命環境学部森林科学科2回生)

令和5年7月3日に京都府立大学の森林植物学実習が行われました。本年度2回目の上賀茂試験地での実習となります。これまで京都市近郊の山林で学んできた樹木の特徴を復習しながら、識別のポイントを確認するとともに、平山貴美子教員の解説により、構内の樹木園や林道沿いに植栽あるいは自生している新たな樹木の特徴についても学びました。今、朝の連続テレビ小説で話題の牧野富太郎博士が高知県横倉山で発見した「イワシデ」についても取り上げられ、様々なシデ類の特徴についての解説がありました。他にもブナとイヌブナ、コナラとミズナラ、カシ類の違いを確認するなど、ひととおりのブナ科樹木の復習ができ、多様な樹木が植栽されている試験地ならではの充実した実習になりました。学生からは、「さすが上賀茂試験地、いろいろな樹木が生えているな」という声が聞かれました。最後に定期テストの予行として、35種類の枝サンプルを用いて1種類45秒で回答していく識別テストが行われました。当日は、記録及び安全管理、実習補助として大橋技術職員が同行しました。
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文:大橋健太