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2022実習 学生実習

身の回りの自然を知ろう(放送大学面接授業)

この授業は、放送大学専門科目の自然と環境コースに位置づけられており、10月29、30日に14名の学生が受講した。初日は、午前にガイダンス及び自己紹介の後、德地教員による森林生態系についての講義が行われた。その後、長谷川技術職員による樹木識別方法について説明があり、試験地内のいくつかの樹種について識別実習を行った。午後は森林資源をはかるための毎木調査を行った。あらかじめ設定されたプロット(25×20m)内に生育する樹木のうち胸高の幹の太さが5cm以上のものについて、その直径を計測し、一部の個体については検測桿を用いて樹高を測定した。
2日目は、はじめに京都精華大学の板倉教員から当日のガイダンスがあり、次に德地教員から前日に測定したプロット調査の結果等について解説の後、引き続き板倉教員による樹木・環境・虫・野鳥等の解説を聞きながら事務所から炭窯までの林道を歩きながら環境ゲームが行われた。事務所に戻り構内を流れる小川の水質を調べるパックテストが行われた。午後は、ネイチャーゲーム(カムフラージュゲーム、わたしは誰でしょうゲーム、マイツリーゲーム、サウンドマップゲーム)が行われ、受講生は自然環境の中で行われるゲームの体験をとおして自然のことを学んだ。実習の記録および技術補助、安全管理のため、初日は長谷川技術職員、2日目は山内技術職員が対応した。

text/長谷川敦史、山内隆之