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京大ウィークス2025自然観察会「秋の森の生態系」開催のお知らせ

北海道研究林では市民の皆様を対象に、標茶区で自然観察会を実施します。普段は研究教育に活用している研究林を少人数で散策しながら、スタッフの解説で動植物の営みについて学びます。秋の森を満喫しましょう。

なお悪天候や各種感染症等の流行状況により、中止・変更する場合がございます。

  • 開催日時
    • 2025年10月4日(土)10:00-15:30(受付開始9:30)【小雨決行】
  • 開催地
    • 京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林標茶区
    • 駐車場あり、標茶駅への送迎あり
    • 受付会場は北海道研究林管理棟(標茶区標茶町多和553)
  • 定員
    • 20名(応募多数の場合は抽選)
  • 参加費
    • 無料
  • 持ち物
    • 山歩きのできる(汚れてもいい)服装、歩きやすい靴(トレッキングシューズなど、長靴でも可)、
      雨具、昼食
  • 申込方法
    • 申し込みは8月18日(月)から開始します。
    • メールもしくは専用フォームからお申し込み下さい。
      メールでの申し込みの場合は件名を「観察会申し込み」とし、参加希望者全員の氏名、生年月日、住所、電話番号、標茶駅からの送迎希望の有無を明記のうえ、下記アドレスへお送りください。
      申込先:hokuken(@マーク)mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
    • 専用フォームからの申し込みはこちら
      ※小学生以下のご参加は保護者同伴でお申し込みください。
  • 申込締切
    • 9月16日(火)必着。抽選結果は9月19日(金)までにメールにてお知らせします。
    • 抽選結果が9月20日(土)になっても届かない場合はお手数ですが下記問い合わせ先にご連絡ください。
  •  問い合わせ先
    • (電話)015-485-2637
    • (メール)hokuken(@マーク)mail2.adm.kyoto-u.ac.jp

当日はイベント保険に加入しますが、保険の範囲を超える補償はできない場合があります。

個人情報は当イベント運営のみに使用します。

当イベントは「国立大学フェスタ2025」の参加イベントとなっております。
詳しくは下記のチラシ及びリンクよりご覧ください。

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お知らせ イベント フィールド

初夏の花観察会のご案内

 北海道研究林では市民の皆様を対象に、白糠区で初夏の花観察会を開催します。

 新緑の中、普段は一般公開されていない研究林の中を職員と一緒に散策しませんか。植物に詳しくなくても参加可能です。研究林スタッフと観察のポイントを確認しつつ、図鑑片手に花探しに挑戦しましょう。

 

 

  • 開催日時
    • 2025年6月15日(日)10:30-16:00(受付開始10:00)
    • 小雨決行
  • 開催地
    • 京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林白糠区
    • 受付会場は管理棟前(白糠町西2条8-1-10)
      • 駐車場あり、白糠駅への送迎あり
  • 定員
    • 12名(応募多数の場合は抽選)※広報では定員20名となっておりましたが、正しくは12名です。
  • 参加費
    • 無料
  • 持ち物
    • 山歩きのできる(汚れてもいい)服装、軍手、歩きやすい靴(長靴推奨)、雨具、筆記用具、
      昼食、(適宜)虫よけ、図鑑等
  • 申込方法
    • メールもしくは申し込みフォームにてお申し込み下さい。メールでの申し込みの場合は件名を「観察会申し込み」とし、参加希望者全員の氏名、生年月日、住所、電話番号、白糠駅からの送迎希望の有無を明記して下さい。小学生以下のご参加は保護者同伴でお申し込みください。
  • 申込締切
    • 5月27日必着。抽選結果は6月3日までにメールにてお知らせします。
  • 申込先
    • (メール)hokuken*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
    • (申し込みフォーム)詳しくはこちら
  • 問い合わせ先
    • (電話)015-485-2637
    • (メール)hokuken*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)

当日はイベント保険に加入しますが、保険の範囲を超える補償はできない場合があります。個人情報は当イベント運営のみに使用します。

秋には標茶区でも自然観察会を開催予定です。

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倒木上のキノコ

林内を歩いていたら、倒木の上にナヨタケ科のキノコが生えていました。
なんだかかわいらしい風景ですが、翌日には傘が多少とけてしまう不思議なキノコです。

倒木上のキノコ
倒木上のキノコ(ナヨタケ科)
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フィールド 実習

北海道教育大学 山岳生態学実習 2025

7月9日から11日の3日間、北海道教育大学釧路校の山岳生態学実習が標茶区で行われ学生5名が参加しました。

9日は林道を歩いて動物の痕跡を調べました。
ヒグマの爪痕やこすり痕、シカの食痕、キツネの糞などを観察しました。
木の上の方まで子グマの爪痕も見られ、実際に木に登っていたのだということがわかりました。
途中でヤチボウズを構成する植物の調査も行いました。

10日は、魚類相の調査を行いました。多和川支流の上流域・中流域で、網を用いた魚の捕獲方法や、魚の種名や大きさの記録の仕方といった調査方法について学びました。

11日は前日よりも下流の幅が広くなっている箇所で魚類の採取を行いました。同じように捕獲調査を行った10日とは違い、魚類が少なく、採取に苦戦していました。結果として、合計26匹捕ることができ、体長の計測や種の特定を行いました。計測後は、前日までと比べてなぜ捕れる量が減少したのか。今回採取に使用した道具は適切だったのかの検討を行いました。

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イベント フィールド

標茶高校インターンシップ

7月28日から8月1日の5日間、標茶高校2年生3名のインターンシップを受け入れました。

活動内容

  • 7月28日
    • 研究補助のためのサンプル採取
  • 7月29日
    • 学生実習の準備、チェーンソーの取り扱い、林道支障木除去
  • 7月30日
    • 間伐調査、見本林草刈
  • 7月31日
    • 渓流水の採水・分析、ドローン操縦訓練
  • 8月1日
    • エゾシカ頭骨標本掘り出し、さく葉標本作成、HP用原稿作成

5日間、さまざまな業務を体験してもらいました。直接形にあらわれなくても、安全のために必要なこと、将来を見通してやっておいたほうが良いことなど、仕事にはいろいろなあり方があることを実感してもらえたのではないかと思います。

以下はインターン生に書いてもらった活動報告と感想です。


インターンシップ初日
研究補助で高枝のサンプルを採取しました。枝を切るときに照準をあわせるのが難しかったですが仲間と協力して取り組むことができました。

インターンシップ2日目
2日目のインターシップは、午前、午後共にチェーンソー体験を実施しました。初めてのチェーンソー体験でとても緊張したが安全に使用することができました。

インターンシップ3日目
3日目のインターンシップは乗用草刈り機に乗って敷地内の雑草を刈りました。草刈り機に乗った経験はもちろん無かったので、とても難しかったですが、やっていくにつれて操作に慣れてきて楽しかったです。

インターンシップ4日目
4日目のインターンシップはドローンを操縦して空からの写真を撮ったり、自分たちの写真を撮ったりしました。高価なものなので操作するのに緊張しましたが、丁寧に操作方法を教えていただいたので、無事に操縦することができました。

インターンシップ最終日
二年前に埋めた鹿の頭を掘り出した。今日は日差しが強くとても暑かったため鹿の頭を掘り出したときの達成感がすごかった。

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木漏れ日に咲くオオハナウド

木漏れ日を受け、オオハナウドが白い花を咲かせています。薄緑と白の配色がさわやかな印象です。

ウドという名称が含まれていますが、ウコギ科ではなく、ニンジンやパセリと同じセリ科の植物です。

最近、危険植物とされているバイカルハナウドらしき植物が北海道内で発見されたというニュースが報じられましたが、オオハナウドとは近縁の植物で、間違えて通報されるケースもあるようです。

オオハナウドも汁に触れるとかぶれる人もいるとのことで、むやみやたらに手折ったりせず、生えている姿を愛でるだけにしましょう。

在来種大型セリ科植物、ジャイアント・ホグウィード(バイカルハナウド)類似植物の識別に関する参考資料(ver.2)(環境省サイトリンク)

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令和7年度北海道東北地区大学演習林等技術職員研修

6月24日から27日にかけて令和7年度北海道東北地区大学演習林等技術職員研修が京都大学主管で北海道研究林標茶区にて開催されました。

京大での開催は昨年度に続き2年連続で、北海道大学から3名、東京大学から1名、九州大学から1名、京都大学から2名の計7名が参加。本年度は都市部での救急システムでは対応しきれない野外活動を想定し、リスクマネジメントと事故発生時の対処方法について、講義や実習を通して基本的な考え方と技術を身につけることを目的としました。

研修は北海道研究林の職員も加わって、野外や災害時における救急法の講習等を行っているWMA Japanのインストラクターによるセミナーをオンラインにてグループワークを交えて実施したほか、標茶消防署の協力による救命講習会や、各施設で行っている安全対策や事故事例などについての情報共有、標茶区の林内の見学、釧路湿原の温根内木道と野生生物保護センターの見学を行いました。質疑や意見交換を通して、知見を広げる機会となりました。

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初夏の花観察会2025 開催

6月15日に白糠区にて初夏の花観察会を開催しました。
釧路・白糠周辺から、10代から70代まで幅広い年齢層で、11名の参加がありました。

当日はあいにくの小雨となり、しぼんでいる花も多く、あまり多くの種類は観察できず、早めに観察終了となりました。開花が確認できたのは28種でした。
事務所に戻ってからそれぞれ自分で選んだ花の標本を作製しました。
参加者からは「ハルカラマツとエゾカラマツの違いを知ることができた。」「小さい花を見つけることが難しかった。」「小雨の天気が残念でした。」「知らない花や草などがたくさんありとても面白かったです。」などの感想をいただきました。

雨であまり良い写真が撮影できなかったので、6月10日に下見を行った際の花の写真をいくつか掲載します。

来年は標茶で初夏の花観察会を実施予定です。今度は好天を期待したいです。

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白い葉

この時期、林道を車で走っていると、白くなった葉が目を引きます。
ミヤママタタビというつる植物で、サルナシ(コクワ)やキウイフルーツの仲間です。
枝の上部につく葉は花期に表面が白くなり、花が終わるころには紫紅色に変化します。
車を降りて近づくと、花が咲いているのも見られました。

初夏の森、緑が茂る中、存在感があるなあと思いました。

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シウリザクラ

白糠区の林内、標茶区の構内見本林で、シウリザクラが咲いていました。

エゾノウワミズザクラと同様、花が長い総状の花序に密集してつき、白いブラシのように見えます。
エゾノウワミズザクラは雄しべが花弁より短く、シウリザクラは雄しべと花弁の長さはほぼ同じだそうです。

どちらの花も、ソメイヨシノやオオヤマザクラと同様、花弁は5枚です。
(エゾノウワミズザクラ・シウリザクラは、バラ科ウワミズザクラ属。オオヤマザクラはサクラ属。サクラ属やウワミズザクラ属などを、まとめてスモモ属と分類することもあるようです。)

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エゾノウワミズザクラ

エゾノウワミズザクラが白い花を咲かせ、周囲に甘い香りを漂わせています。

エゾノウワミズザクラは国内では北海道と青森のみに分布する種で、近縁のウワミズザクラとは雄しべの長さが花弁より短いことで識別できます。

蕾や若い果実の塩漬けを杏仁⼦(あんにんご)として⾷⽤にする地域もあるそうで、どんな味がするのか興味津々です。