カテゴリー
お知らせ イベント フィールド

初夏の花観察会のご案内

 北海道研究林では市民の皆様を対象に、標茶区で初夏の花観察会を開催します。

 新緑の中、普段は一般公開されていない研究林の中を職員と一緒に散策しませんか。植物に詳しくなくても参加可能です。また、当日は野外での観察に加え、植物標本作成ワークショップも行います。研究林スタッフと観察のポイントを確認しつつ、図鑑片手に花探しに挑戦しましょう。 

  • 開催日時
    • 2026年月6月14日(日)10:00-16:00(受付開始 9:30)
      • 雨天中止
  • 開催地
    • 京都大学フィールド科学教育研究センター北海道研究林標茶区
    • 受付会場は管理棟前(標茶町多和553)
      • 駐車場あり、標茶駅への送迎あり
  • 定員
    • 12名(応募多数の場合は抽選)
  • 参加費
    • 無料
  • 持ち物
    • 山歩きのできる(汚れてもいい)服装、軍手、歩きやすい靴(長靴推奨)、雨具、筆記用具、
      昼食、虫よけ、図鑑等
  • 申込方法
    • メールもしくは申し込みフォームにてお申し込み下さい。メールでの申し込みの場合は件名を「観察会申し込み」とし、参加希望者全員の氏名、生年月日、住所、電話番号、標茶駅からの送迎希望の有無を明記して下さい。小学生以下のご参加は保護者同伴でお申し込みください。
  • 申込締切
    • 6月3日必着。抽選結果は6月5日までにメールにてお知らせします。
  • 申込先
    • (メールはこちら)hokuken*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
    • 申し込みフォームは下のボタンをクリックしてください。

当日はイベント保険に加入しますが、保険の範囲を超える補償はできない場合があります。個人情報は当イベント運営のみに使用します。

秋には白糠区で自然観察会を開催予定です。

カテゴリー
フィールド

ハルニレの花

林道の巡視中、被り枝として除去したハルニレの枝に花がついていました。

ハルニレは湿潤で肥沃な土地を好み、高さ30m、太さ1.5mにも及ぶ巨木になります。資源量も多いためよく目に留まりますが、花をつけるような成木は樹高も高いことが多く、花を間近で目にする機会はあまりありません。花弁はなく、赤く見えるのは雄しべの先の葯です。

ヤナギに次いで開花が早い風媒花で、開葉前の明るい林内でひっそりと咲いていました。

カテゴリー
フィールド

キタミフクジュソウ

今年もキタミフクジュソウが咲きました。
春の到来を感じさせる明るい黄色が、太陽の光を受けて眩しく輝いています。

毎年のように投稿されるキタミフクジュソウ。
厳しい冬を乗り越えた喜びを誰かに伝えたい、そんな気持ちの表れです。

カテゴリー
フィールド 実習

研究林実習Ⅳ-冬の北海道 2025

2/20-2/26の日程で、標茶区にて京都大学の研究林実習Ⅳが実施されました。農学部3回生の19名が参加しました。

2/21は林内で毎木調査・積雪調査、構内でくくり罠の設置を行いました。

毎木調査では、スノーシューを装着し、落葉した天然林で樹種判別と胸高直径の測定を行いました。

積雪調査では、積雪の断面を作成し、層ごとの雪質の違いや深さによる雪温の違いなどを観察しました。休憩中には、オオワシとオジロワシが飛行する様子が見られました。

くくり罠の設置では、足跡やフンなどのシカの痕跡から罠の位置や餌の撒き方を考え、有資格者によって罠が設置されました。罠の様子を撮影するための自動撮影カメラも設置しました。カメラ設置の説明の際、取り付けていたシラカンバの穴からエゾリスが出てきました。

2/22は樹木識別、くくり罠の回収を行いました。

樹木識別では、スノーシューで林内を歩いて様々な種類の樹木の枝を集めました。冬芽や樹形、樹皮などの特徴から樹種同定する練習をしました。また、足跡や食痕、フンなどから動物の種類や生態を観察するアニマルトラッキングを並行して行いました。午前の実習が終わり、道具を片付けようとしていたところ、シマエナガが現れました。双眼鏡で見たり、写真を撮影したりして、かわいらしい姿を観察できました。

前日に設置した罠に2頭のシカがかかっていたので、有資格者が止め刺ししたシカを解体しました。夕食にはシカカレーを作り、食べていました。

2/23はきのこの植菌、スキー合わせを行いました。

植菌では研究林産ミズナラの榾木にシイタケとナメコの菌を打ちました。また過去にシイタケを植菌した榾木の輪切りから、菌の成長の様子を観察しました。

スキー合わせでは山スキーの調整・足慣らしを行い、25日に予定している林内観察に備えました。

2/24は釧路市にある株式会社北都のトドマツ精油プラントと、浜中町にある丸善木材株式会社の製材工場の見学を行いました。北海道の林業や、木材、枝葉の活用について学ぶことができました。

2/25は林内観察と樹木識別テストを行いました。山スキーでコースを一周しながら植生を観察し、コースの最後に樹木識別テストを行いました。

実習名は冬の北海道ですが、実習期間は暖かく雨が降る日もあり、春の北海道でした。また、今回の実習ではシカが2頭も獲れたのが印象的でした。学生の皆さんにとっては貴重な経験になったと思います。

カテゴリー
フィールド

紅何点?

秋が深まってきました。
標茶区の研究林内では、きれいに葉が赤くなる樹木が少ないように思うのですが、オオモミジはきれいに赤く染まっています。
紅一点とは言わずとも、標茶の林内ではあまり数が多くないオオモミジ。見つけると嬉しくなります。

ツタウルシも標茶には少ないですが、きれいに赤くなります。

カテゴリー
フィールド

木漏れ日に咲くオオハナウド

木漏れ日を受け、オオハナウドが白い花を咲かせています。薄緑と白の配色がさわやかな印象です。

ウドという名称が含まれていますが、ウコギ科ではなく、ニンジンやパセリと同じセリ科の植物です。

最近、危険植物とされているバイカルハナウドらしき植物が北海道内で発見されたというニュースが報じられましたが、オオハナウドとは近縁の植物で、間違えて通報されるケースもあるようです。

オオハナウドも汁に触れるとかぶれる人もいるとのことで、むやみやたらに手折ったりせず、生えている姿を愛でるだけにしましょう。

在来種大型セリ科植物、ジャイアント・ホグウィード(バイカルハナウド)類似植物の識別に関する参考資料(ver.2)(環境省サイトリンク)

カテゴリー
イベント フィールド

初夏の花観察会2025 開催

6月15日に白糠区にて初夏の花観察会を開催しました。
釧路・白糠周辺から、10代から70代まで幅広い年齢層で、11名の参加がありました。

当日はあいにくの小雨となり、しぼんでいる花も多く、あまり多くの種類は観察できず、早めに観察終了となりました。開花が確認できたのは28種でした。
事務所に戻ってからそれぞれ自分で選んだ花の標本を作製しました。
参加者からは「ハルカラマツとエゾカラマツの違いを知ることができた。」「小さい花を見つけることが難しかった。」「小雨の天気が残念でした。」「知らない花や草などがたくさんありとても面白かったです。」などの感想をいただきました。

雨であまり良い写真が撮影できなかったので、6月10日に下見を行った際の花の写真をいくつか掲載します。

来年は標茶で初夏の花観察会を実施予定です。今度は好天を期待したいです。

カテゴリー
フィールド

白い葉

この時期、林道を車で走っていると、白くなった葉が目を引きます。
ミヤママタタビというつる植物で、サルナシ(コクワ)やキウイフルーツの仲間です。
枝の上部につく葉は花期に表面が白くなり、花が終わるころには紫紅色に変化します。
車を降りて近づくと、花が咲いているのも見られました。

初夏の森、緑が茂る中、存在感があるなあと思いました。

カテゴリー
フィールド

シウリザクラ

白糠区の林内、標茶区の構内見本林で、シウリザクラが咲いていました。

エゾノウワミズザクラと同様、花が長い総状の花序に密集してつき、白いブラシのように見えます。
エゾノウワミズザクラは雄しべが花弁より短く、シウリザクラは雄しべと花弁の長さはほぼ同じだそうです。

どちらの花も、ソメイヨシノやオオヤマザクラと同様、花弁は5枚です。
(エゾノウワミズザクラ・シウリザクラは、バラ科ウワミズザクラ属。オオヤマザクラはサクラ属。サクラ属やウワミズザクラ属などを、まとめてスモモ属と分類することもあるようです。)

カテゴリー
フィールド

エゾノウワミズザクラ

エゾノウワミズザクラが白い花を咲かせ、周囲に甘い香りを漂わせています。

エゾノウワミズザクラは国内では北海道と青森のみに分布する種で、近縁のウワミズザクラとは雄しべの長さが花弁より短いことで識別できます。

蕾や若い果実の塩漬けを杏仁⼦(あんにんご)として⾷⽤にする地域もあるそうで、どんな味がするのか興味津々です。