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フィールド 日誌

タケ類の開花について

上賀茂試験地では、国内外の様々なタケ・ササ類を育成しています。2024年の3~4月頃にウンモンチク(雲紋竹、Phyllostachys nigra Munro f. boryana Makino)とクロチク(黒竹、Phyllostachys nigra Munro v. nigra)、7月にはモウソウチク(孟宗竹、Phyllostachys pubescens Mazel ex Houz.)が開花しました。前2者は、1949年に京都植物園(現京都府立植物園)から株分けされました。両者ともマダケ属でマダケの仲間は120年に一度開花するともいわれています。モウソウチクは、1957年に京都市伏見区で開花した個体から種子を採取し、翌年に植栽されました。前回の開花から67年目にあたります。

text/長谷川 敦史

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お知らせ

事務所閉室について

上賀茂試験地は、本学規定により下記の期間は事務所を閉室いたします。当試験地をご利用の皆様には、ご不便をおかけいたしますが、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。期間中に試験地の利用をご希望の方は事前にご連絡をお願いいたします。

2024年8月13日(火)、14日(水)

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2024イベント 里山おーぷんらぼ

里山おーぷんらぼ(2024年度 第3回)

2024年6月15日上賀茂試験地で里山おーぷんらぼが開催されました。今回は午前中のみの活動で、植樹エリアの草刈り、畑の除草、歩道作りを行いました。当日は、指導及び安全管理、記録のため、西岡技術職員が同行しました。

文:西岡 裕平

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2024イベント 里山おーぷんらぼ

里山おーぷんらぼ(2024年度 第1回)

2024年4月13日上賀茂試験地で里山おーぷんらぼが開催されました。今回は同じ様に里山活動を行っている『あいだの探索・実践ラボ』さんと共催でした。午前中はお互いのラボの活動紹介やトークセッションを行い、午後からは植樹エリアの樹木の確認や、畑を耕したり、タデやローズマリーなどのハーブ類の植え付けを行いました。当日は、指導及び安全管理、記録のため、西岡技術職員が同行しました。

文:西岡 裕平

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2024実習 学生実習

2024年合同ILASセミナー

2024年5月18日に「北海道のきのこの多様性と生き方」「芦生研究林の菌類多様性に触れよう」「里山の物質循環 ―燃料・肥料・食料から考える ―」の3つのILASセミナーが合同で開催されました。午前中は、舘野教員から上賀茂試験地の概要説明と、里山の物質循環に関する講義が行われ、続いて松岡教員からはきのこなどの菌類の多様性に関する講義が行われました。講義終了後は構内見本園、シイタケ・ナメコのほだ場、資料館の見学を行い、ロケットストーブなどでの里山資源の利用についても解説が行われました。午後からはシイタケの駒うちや薪割りなどの里山での作業体験を行いました。それぞれの体験では思い通りにいかないこともあったようですが、学生同士で工夫・協力をしながら取り組んでいました。作業体験の後は林内を散策しながら樹木やきのこの識別実習を行いました。今回の実習では、実習前に雨が少なかったこともあり、なかなかきのこを見つけることができませんでしたが、見つけた数少ない個体できのこに関する基礎知識を学んでいました。安全管理及び記録・薪割り・駒うち指導のため荒井技術職員が同行しました。

文/荒井 亮