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2023イベント イベント

京(みやこ)カレッジ市民教養講座「環境を評価するということ」

2023年7月15日に、大学コンソーシアム京都の京カレッジ市民教育講座「環境を評価するということ」の講義が上賀茂試験地で行われました。
この市民教育講座は大学の授業科目を一般にも提供する、社会人の学習ニーズに応える生涯学習事業として、約30の大学・短期大学等が特色ある授業科目や公開講座を提供しています。
今回はフィールド科学教育研究センター 吉岡崇仁特任教授が放送大学で実施している講義の市民教育講座版で、里山の見学・散策と樹木識別体験を上賀茂試験地で行いました。当日10時から11名の受講生を迎えて、試験地講義室で講義が始まりました。講義終了後、昼食時間を挟んで試験地で一般的な樹木10種類のサンプルを使って、葉の形や枝の付き方等で、樹木を同定する樹種識別体験を行いました。識別体験の後上賀茂試験地内を散策し、10種類のサンプル以外の樹木同定、試験地内の森林の解説等が行われ後、15時に全てのプログラムが終了しました。
受講生たちは実際に林内を散策して、「勉強になった」「散策が楽しかった」と大変喜んでいました。安全管理及び記録、技術補助として紺野技術職員が同行しました。

文:紺野絡

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2023イベント イベント

里山おーぷんらぼ(第4回)

2023年7月8日に第4回里山おーぷんらぼが開催されました。
参加人数は参加者、スタッフ併せて17名でした。
今回から参加される方が多かった事もあり、まず舘野教授から「新しい里山・里海共創プロジェクト」の概要説明、「里山おーぷんらぼ」のねらいについての説明がありました。続いておーぷんらぼの取り組み計画として、参加者より工芸の森についての説明がありました。その後、里山おーぷんらぼの野外活動拠点場所を見学し、前回植えた野菜苗の手入れを行いました。安全管理及び記録、技術補助として紺野技術職員が同行しました。
5回目の里山おーぷんらぼはこちら
3回目の里山おーぷんらぼはこちら

文:紺野絡

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森林植物学実習2回目(京都府立大学生命環境学部森林科学科2回生)

令和5年7月3日に京都府立大学の森林植物学実習が行われました。本年度2回目の上賀茂試験地での実習となります。これまで京都市近郊の山林で学んできた樹木の特徴を復習しながら、識別のポイントを確認するとともに、平山貴美子教員の解説により、構内の樹木園や林道沿いに植栽あるいは自生している新たな樹木の特徴についても学びました。今、朝の連続テレビ小説で話題の牧野富太郎博士が高知県横倉山で発見した「イワシデ」についても取り上げられ、様々なシデ類の特徴についての解説がありました。他にもブナとイヌブナ、コナラとミズナラ、カシ類の違いを確認するなど、ひととおりのブナ科樹木の復習ができ、多様な樹木が植栽されている試験地ならではの充実した実習になりました。学生からは、「さすが上賀茂試験地、いろいろな樹木が生えているな」という声が聞かれました。最後に定期テストの予行として、35種類の枝サンプルを用いて1種類45秒で回答していく識別テストが行われました。当日は、記録及び安全管理、実習補助として大橋技術職員が同行しました。
1回目の実習はこちら

文:大橋健太

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2023イベント 2023実習 イベント 学生実習

自然環境演習(京都精華大学人間環境デザインプログラム1回生)及び里山おーぷんらぼ(第3回)

2023年6月10日に京都精華大学自然環境演習及び第3回里山おーぷんらぼが開催されました。
参加人数は、自然環境演習に12名、里山おーぷんらぼに13名でした。
京都精華大学のAndrea Urushima教員と京都大学の舘野隆之輔教員によるガイダンスが行われた後、自然環境演習と里山おーぷんらぼに分かれてそれぞれのプログラムが実施されました。
自然環境演習では、里山の森林整備・生活習慣の実践体験という内容で、NPO法人森守協力隊による指導のもと、川魚の下ごしらえがおこなわれ、生きたアマゴの内蔵を取り出して串に刺す体験を全学生が行いました。慣れないことに手惑う学生が多い中、手際よくさばく学生もいました。その後、薪割り体験・竹を切り出し各自が使う竹の食器作り・魚を焼くための炭の火起こし・ご飯と味噌汁を作るための薪の火起こしが行われました。
里山おーぷんらぼは、苗畑での野菜作りと活動予定地への散策とに分かれました。野菜作りの方はまず土を耕し、野菜の栽培に適した土と肥料を混ぜ合わせた後畝を作ります。畝が整ったら野菜の苗を50cm間隔で植えて行きます。今回はトマト、ピーマン、なすを3株ずつ合計9株植えました。それぞれの苗の近くに支柱を立て、植えた苗の茎と支柱を紐で結びます。苗に水を与えた後畑の畝に落ち葉マルチを敷いて完了しました。その後竹の切り出し、食器作りに合流し実習の方たちと一緒に実践体験を行いました。
出来上がった焼き魚とご飯、味噌汁を各自が作った食器に盛り付けて美味しくいただき、里山での生活を少し体験できたのではないかと感じました。安全管理及び記録、技術補助のために紺野技術職員と山内技術職員(再)が同行しました。
4回目の里山おーぷんらぼはこちら
2回目の里山おーぷんらぼはこちら
1回目の自然環境演習はこちら

里山おーぷんらぼの詳細は「新しい里山・里海共創プロジェクト」のウェブページのお知らせをご覧下さい。

自然環境演習

里山おーぷんらぼ(第3回)

文:紺野絡、山内隆之

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2023実習 学生実習

森林植物学実習1回目(京都府立大学生命環境学部森林科学科2回生)

令和5年6月5日に京都府立大学の森林植物学実習が行われました。この実習は生命環境学部森林科学科2回生を対象に、京都市近郊の山林に出かけ、実際に生えている樹木の特徴を観察することにより名前の識別ができることを目的としています。毎年上賀茂試験地でも実施されており、当日は約40名の学生が受講しました。平山貴美子教員の解説により、構内の樹木園の観察を行った後、林道沿いの天然林に生えている約30種の樹木について、見分け方のポイントや特徴の解説を学びながら散策しました。散策後は25種の葉のサンプルを用いて識別テストが行われました。当日は、記録及び安全管理、実習補助として大橋技術職員が同行しました。
2回目の実習はこちら

文:大橋健太