
雪が解け、春が来ました。
軽やかなせせらぎの音に誘われるようにフクジュソウも咲き、茶色っぽかった風景に彩りが増えてきました。
水たまりではエゾアカガエルの大合唱です。
雪が解け、春が来ました。
軽やかなせせらぎの音に誘われるようにフクジュソウも咲き、茶色っぽかった風景に彩りが増えてきました。
水たまりではエゾアカガエルの大合唱です。
標茶の事務所から自動車で片道2時間かかる白糠のサイトで定期的にリター(森に落ちる葉や枝、種など)のサンプリングをしています。
15年以上続く調査で森林の物質循環を調べているものです。
秋が深まった今回は落ち葉も大量でしたが、紅葉も美しく日の射す瞬間には息をのむような光景も見られました。
(息をのむような急傾斜もあり、サンプルの袋を谷底に転がしたことも)
【白糠】10/17(土)に、白糠区の森で京大ウィークス2020の一環として、ミニ公開講座「自然観察会」を開催しました。今年度は11名の参加者とともに白糠の森を散策しました。
当日は暖かな陽気ですばらしい散策日和となりました。例年に比べると、紅葉の進みがやや遅かったように思いましたが、その分、森が夏から秋に移ろうシーンを見ることが出来たのではないかと思います。
【白糠】10/19(土)に、白糠区の森で京大ウィークス2019の一環として、ミニ公開講座「自然観察会」を行いました。イベント開催地である白糠町の他、帯広市や斜里町など道東各地から20名の参加があり、秋の森を散策しました。
今年度は雨天での開催となりましたが、このようなイベントでないと雨の降る森に入ることが少ないと思いますので、いつもとはまた違った森の一面を見ることができたのではないでしょうか。
参加者の皆様は非常に意欲的に散策されていたようで、賑やかな声が絶えない楽しいイベントになったかと思います。
【標茶・白糠】「研究林実習Ⅲ 夏の北海道」が9/2~9に実施され、農学部の学生16名、文学部の学生1名の計17名が参加しました。
今年度の実習ではカラマツの植栽と間伐、樹木識別、昆虫群集調査、西別岳登山、天然林毎木調査、道東地域の土壌断面調査を行いました。
野外での作業が盛りだくさんで、道東地域の自然や林業を体で感じて学ぶことができたのではないかと思います。
少しずつ製作を進めていた北海道研究林の公式紹介映像が完成しました。
約9分間の中で、施設の概要、行っている様々な事業、そして北海道研究林の魅力を四季折々の映像や写真とともに紹介しています。
ぜひご覧ください。→YouTube
【標茶・白糠】2018.8.23~30にかけて「研究林実習Ⅲ 夏の北海道」が行われ、京都大学農学部の学生14名が参加しました。
カラマツの植栽と間伐、天然林毎木調査、昆虫群集調査、道東地域の土壌断面調査、西別岳登山を予定していましたが、台風19号と20号の影響を受け、昆虫調査は採集地点を減らし、白糠区天然林の毎木調査はスタッフによるデモンストレーションと白糠区構内見本林での樹木解説、西別岳登山は摩周湖外輪及び川湯~硫黄山までの散策にメニューを変更して実施することになりました。
カラマツの植栽と間伐では、現場での作業を実際に体験することで、座学だけでは分からない林業の知見や作業中の安全管理について知ってもらえたと思います。
土壌断面調査は、標茶の研究林内及びその周辺の様々な地点の土壌断面を観察することで、過去の道東地域の火山灰の動向を読み取ることが出来、学生たちは根気強く土壌断面とにらめっこをしていました。
天候に左右されるフィールドワークが主となる実習では、学生の安全を第一に考えることは当然として、せっかくこんな遠くまで来たのだから良い実習、そして良い思い出として残ってほしいという気持ちも重なり、判断はいつも悩ましいです。
【白糠】ようやく森の木々が芽吹き始めました。
それぞれの木に個性があって面白いのですが、ピンク色の花が咲いたようなシウリザクラの芽鱗が特に目を惹きます。柔らかな色合いの新葉と相まって、個人的には花期よりも華やかだと思うシウリザクラのワンシーンです。
【標茶・白糠】フクジュソウ(左)とキバナノアマナ(右)
4月になってもまだまだ寒い日が続き、いつになったら春が来るのかと思ってしまいますが、足下からひっそりと、しかし確実に季節は進んでいるようです。
【標茶・白糠】「研究林実習Ⅲ 夏の北海道」を8/24~31に実施しました。
農学部の学生18人が参加し、カラマツの植栽と間伐、天然林毎木調査、道東地域の土壌断面調査、昆虫群集調査を行いました。
今回から初めて行う昆虫調査では、補虫網、マレーゼトラップ、ライトトラップ、ピットホールトラップを用いて昆虫を採集し、分類をしました。網を持ってチョウやトンボを追いかけるのは、調査でありつつも童心に返れる楽しい時間でした。
最終日の西別岳では、歌を歌ったり他の登山者と交流したりと終始賑やかな登山となり、無事に全員でゴールすることができました。
次の冬の実習も賑やかなものになることを期待しています。