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自然観察会「夏の森の生態系」レポート

7月31日に白糠区で京大ウィークス2021事業として、自然観察会「夏の森の生態系」を開催しました。当日は9名が参加し天然林をスタッフの解説のもとに散策しました。

観察コースは針広混交林に設定しているので、様々な樹木や植物を観察できました。開花している植物は少なかったのですが、ミミコウモリ、エゾスズランなどの夏の花が見られました。道中には自動撮影カメラ、マレーゼトラップ、リタートラップといった調査機材も設置しており、研究の一端を紹介しました。

猛暑続きの北海道。当日も強い日差しが降り注ぎました。他にも大量発生しているアブ、クマの出没情報、感染症対策と懸念材料はたくさんありましたが、参加者からは「どのように調査を行っているかを知ることができ面白かった」「質問に丁寧に答えて頂きよかった」などといった声が寄せられました。森林散策のあとに行った焼印体験も好評でした。
また例年秋に白糠区で開催しているので、秋とは異なった盛夏の森林の姿を見ることができました。

秋には京大ウィークス2021事業第2弾として標茶区で観察会を実施する予定です。次回も応募者多数の場合は抽選となりますが、是非ともご応募・ご参加していただければと思います。

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フィールド

タモギタケ

枯れたハルニレにタモギタケが湧くように出ていました。
緑一色の林内に黄色がとても鮮やかです。
タモギといってもの発生するのはもっぱらハルニレで、ヤチダモやアオダモから出ているのは見たことがありません。
ハルニレは別称アカダモで、アカダモに発生するキノコという由来でしょうか。
とても香りの強いキノコでたくさんの虫も集まっています。
味も良いので人も引き付けられるキノコです。
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フィールド

渓流に添うフクジュソウ

雪が解け、春が来ました。

軽やかなせせらぎの音に誘われるようにフクジュソウも咲き、茶色っぽかった風景に彩りが増えてきました。

水たまりではエゾアカガエルの大合唱です。

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フィールド

リターの回収

標茶の事務所から自動車で片道2時間かかる白糠のサイトで定期的にリター(森に落ちる葉や枝、種など)のサンプリングをしています。

15年以上続く調査で森林の物質循環を調べているものです。

秋が深まった今回は落ち葉も大量でしたが、紅葉も美しく日の射す瞬間には息をのむような光景も見られました。

(息をのむような急傾斜もあり、サンプルの袋を谷底に転がしたことも)

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イベント

京大ウィークス2020 自然観察会

【白糠】10/17(土)に、白糠区の森で京大ウィークス2020の一環として、ミニ公開講座「自然観察会」を開催しました。今年度は11名の参加者とともに白糠の森を散策しました。

当日は暖かな陽気ですばらしい散策日和となりました。例年に比べると、紅葉の進みがやや遅かったように思いましたが、その分、森が夏から秋に移ろうシーンを見ることが出来たのではないかと思います。

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イベント

京大ウィークス2019 自然観察会

【白糠】10/19(土)に、白糠区の森で京大ウィークス2019の一環として、ミニ公開講座「自然観察会」を行いました。イベント開催地である白糠町の他、帯広市や斜里町など道東各地から20名の参加があり、秋の森を散策しました。
今年度は雨天での開催となりましたが、このようなイベントでないと雨の降る森に入ることが少ないと思いますので、いつもとはまた違った森の一面を見ることができたのではないでしょうか。

参加者の皆様は非常に意欲的に散策されていたようで、賑やかな声が絶えない楽しいイベントになったかと思います。

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実習

2019年度 研究林実習Ⅲ 夏の北海道

【標茶・白糠】「研究林実習Ⅲ 夏の北海道」が9/2~9に実施され、農学部の学生16名、文学部の学生1名の計17名が参加しました。

今年度の実習ではカラマツの植栽と間伐、樹木識別、昆虫群集調査、西別岳登山、天然林毎木調査、道東地域の土壌断面調査を行いました。

野外での作業が盛りだくさんで、道東地域の自然や林業を体で感じて学ぶことができたのではないかと思います。

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フィールド

エゾオオサクラソウ(白花)



先日調査をしていると白花のエゾオオサクラソウを見つけました。
紫紅色の鮮やかな花をつけているエゾオオサクラソウはよく目にしますが、真っ白な花をつけたエゾオオサクラソウは林内でも非常に珍しい存在です。

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お知らせ フィールド

北海道研究林の紹介映像を制作しました!

少しずつ製作を進めていた北海道研究林の公式紹介映像が完成しました。

約9分間の中で、施設の概要、行っている様々な事業、そして北海道研究林の魅力を四季折々の映像や写真とともに紹介しています。

ぜひご覧ください。→YouTube

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イベント

京大ウィークス2018 自然観察会


【白糠】10/20(土)に、白糠区の森で京大ウィークスイベントとして、ミニ公開講座「自然観察会」を行いました。近隣の地域から17名の参加があり、秋の森を散策しました。

「今シーズンの紅葉はどこもイマイチか…」 というような声を今年はよく耳にし、確かに森全体としては色づく前に葉を落としてしまった木や、まだ青々とした葉を茂らせている木が目につきます。下見をしながら少しやきもきした部分もありましたが、当日は参加者の皆さんに楽しんで頂けたようでホッとしました。

スタッフが解説を行いながら森の中に分け入り、様々な特徴や個性を持つ木々を間近で観察することができるこのイベントでは、鮮やかに赤く染まった一本のオオモミジに目を奪われたり、同じ樹種なのになぜ色の違いがあるのかという疑問が生まれたりと、ただ山を眺めるだけでは得られない体験となったのではないでしょうか。