2月15から18日まで高所作業車をレンタルして、境界付近に植栽されている樹木や建物の上に張り出している枝などを中心に、それらを切り詰める作業を行いました。落葉時期であったため、作業性は比較的よかった半面、常時高所での作業や操作が必要なため、十分に慎重を期して行いました。一部の樹木では、枝幹の切り詰めを強度に行ったために、冬芽枝をすべて切除することになりましたが、今春には潜伏芽から勢いのある枝葉を展開してくれることを期待しています。






2月15から18日まで高所作業車をレンタルして、境界付近に植栽されている樹木や建物の上に張り出している枝などを中心に、それらを切り詰める作業を行いました。落葉時期であったため、作業性は比較的よかった半面、常時高所での作業や操作が必要なため、十分に慎重を期して行いました。一部の樹木では、枝幹の切り詰めを強度に行ったために、冬芽枝をすべて切除することになりましたが、今春には潜伏芽から勢いのある枝葉を展開してくれることを期待しています。
当試験地では、気温や湿度などの気象観測を行っており、百葉箱内にもデジタル気温計を設置し、常時観測をしています。この百葉箱(以下、旧型という)は、設置後30年以上経過しており、随所に劣化が見られたため、2月9日に更新作業を行いました。旧型は両屋根・扉タイプの60型でしたが、新型百葉箱(以下、新型という)は方屋根タイプの45型と一回り小さくしました。脚部はステンレス製で、補強用ロッドをたすき掛け状に固定し、アンカーで地面と固定しました。その上に、百葉箱を扉を北向きにして載せ、脚部と固定して完成です。
公開森林実習Ⅲは、他大学生向けに設定された実習科目で、里山生態系サービスの利用や保全のために必要となる基礎的な作業を自ら体験しつつ、実験区を将来的に里山生態系として持続的に利用していくことを目標に、10月9日~12月11日の土日を利用して全6回開催されました。履修生達は、実習計画を自ら企画し、試験地の教職員のサポートのもとで炭作りや薪割りなど持続可能エネルギーとして利用される資源作りの実習、実験区内の草刈り、果樹の植樹、シカ柵設置、チェンソーの体験など里山整備に関わる実習、草木染めや干し柿作り、シイタケ栽培など食糧資源の利用に関する実習と、バラエティ豊かな内容で行われました。
この実習は、「人と自然のつながりを学ぶ森林フィールド共同利用拠点」(文部科学省認定)実習として実施されています。
この実習では里山の森林・生態・林業・林産業などをテーマに、12月1日に行われ、14名の学生が受講しました。薪割りや炭窯など林産業の現場や獣害用の罠の見学、樹木識別などを行いながら試験地内を約1㎞散策し、里山の維持管理を中心に学びました。
生物基礎実験Aは1回生を対象とした実習で、4月23日、7月2日、11月19日の3回行われました。各回ともに50名ほどの学生が参加し、樹木が密な場所と疎な場所2つの林分にプロットを作りを行いました。植生の階層構造ならびに調査区内の実生の数を調べ、2つの森林の光環境および温度環境を測定し,それらの環境要因が森林の様子とどのように関わっているかを考察しました。