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フィールド 業務報告

モニタリングサイト1000毎木調査

12月5日から8日にかけて、モニタリングサイト1000(以下、モニ1000という)に係る毎木調査を行いました。モニ1000は「日本の複雑で多様な生態系の劣化をいち早くとらえ、適切に生物多様性の保全へつなげる」ことを目的に、環境省が2003年に始めた事業で、全国に1000か所以上の調査地(サイト)があります。当試験地は2007年より森林・草原調査のコアサイトの一つとして、毎年調査を行っています。毎木調査はプロット(0.64ha)に生育する樹木のうち、胸高(地上高1.3m)の幹周囲長が15cm以上の個体について、その値を計測します。プロットを10m四方の方形に区分けし、効率よく調査をするために斜面に対して平行移動できるようにナンバリングしたり、計測位置には目印として白のラインを付けています。昨年度より現場で電子野帳を使用し、データ入力の省力化を図っています。得られたデータから森林の種組成や構造、バイオマスなどを把握することができ、毎年調査することで経年変動や個体の生死及び生長量をもとに、構成種の動態を推測することが可能になります。
モニタリングサイト1000に関する詳しい内容はこちら

text/長谷川 敦史

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2022実習 学生実習

森里海のつながりの向こう(放送大学面接授業)

この授業は、放送大学京都学習センターが提供する専門科目(1単位)の自然と環境コースに位置づけられており、11月12、13日に10人の学生が受講した。この授業では、フィールド科学教育研究センターが進めている森里海連環学(森里川海からなる流域生態系における、物質と生物のつながり及び人とこれらの生態系の関係を明らかにする学問)について実習を通して学び、さらにそのつながりの先に何があるのかを考えることを目的としている。初日は、まず吉岡教員より里山の景観変化及び樹木検索法についての講義があり、10種類の樹木サンプルを同定するために樹木検索図鑑の使い方について学んだ。その後、事務所周辺や林道沿いに生育する国内外の樹木について識別実習が行われた。実習後は、森里海連環学や人間と自然の関係についての講義が行われた。翌日は、里山景観(里山を代表する樹種や炭窯や製炭等)を観察し、教育関係共同利用拠点である上賀茂試験地が実施している公開森林実習で整備している里山実習地の見学と解説が行われた。その後、環境哲学や環境倫理学についての講義が行われ、最後に森里海連環学の目的について討論が行われた。2日目は雨天であったが、無事に実習を終えた。なお、初日は境技術職員、2日目は藤井技術職員がそれぞれ、授業の安全管理及び記録、技術補助に当たった。

text/長谷川 敦史

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お知らせ

年末年始の休業について

上賀茂試験地では、下記の日程で休業いたします。当試験地をご利用の皆様には、ご不便をおかけいたしますが、ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。

2022年12月29日(木) ~ 2022年1月3日(火)

以上

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2022実習 学生実習

生物学実験及び同実験法(京都府立大学生命環境学部1回生)

この実習は京都府立大学1回生約150名を対象に、4月22日および7月8日、11月18日に行わた。実習の初めに、調査地周辺の天然生林(自然に種子が落ちてできた森林)と人工林(人間が苗木を植えてできた森林)の違いを教員の解説を聞きながら観察し、樹種構成、階層構造ならびに光環境についてそれぞれの特徴を把握した。次に,遷移段階の異なる2つの森林について、植生の階層構造ならびに調査区内の実生(幼樹)の数を調査し、各森林の光環境および温度環境も測定した。最後に得られたデータをもとに、それらの環境要因が森林の様子とどのように関わっているかを考察した。実習には、記録及び安全管理を行うため、西岡技術職員と大橋技術職員が同行した。

text/長谷川敦史

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2022実習 学生実習

ILASセミナー 京都の文化を支える森林- 地域の智恵と生態学的知見

9月14日~16日の日程で、「ILASセミナー -京都の文化を支える森林-」 が北白川試験地、上賀茂試験地、芦生研究林の3施設で行われました。この実習は京都市の里山や芦生の原生的な森林などで、森林と人間の関係を科学的に捉える研究手法について実習を通して学び、森林と人間社会との新しい関係を考える事を目的としています。初日は上賀茂試験地で、京都市の里山をテーマに実習が行われ、はじめに石原准教授からガイダンスがあり、続いて坂野上助教から安全講習が行われmした。その後、既設の二次林プロットへ移動し同行した西岡技術職員から毎木調査で使用する道具の使い方や調査方法についての説明がありました。次に紺野技術班長によるチェーンソーの構造や使用方法の説明があり、その後玉切り体験を技術職員の指導のもと実施しました。実習には紺野技術職員、西岡技術職員の2名が技術指導および記録を行い、有資格者により安全に十分配慮した上でチェーンソーを使用しています。

文:西岡裕平