11月1日に京大ウィークス2025 芦生研究林一般公開を開催しました。今年度は169名のご応募をいただいたため抽選を行い、当日は35名の方々に来ていただきました。開催日の朝は雨が降っており肌寒い中での開催になるかと思いましたが、開催時間が近づくにつれて天候が回復し、無事に秋晴れの中、教職員が解説をしながら森林を散策しました。
今年度も散策コースは2コース設定しました。
大カツラなどの植生景観を見ることができる「研究林内散策コース」では、カツラやトチノキの巨木を見ながら由良川源流付近を散策しました。
また、芦生の人と歴史を体感できる「森林軌道散策コース」では、軌道沿いの木々や研究林の歴史に触れながら散策しました。
参加者からは「持続可能性について子どもと考えるとてもいい契機となりました」「すばらしい自然の中で解説付きでとても良かったです」「教職員の解説が分かりやすく、楽しい時間が過ごせました。」「自然豊かな研究林大切[HS1] に残してもらいたいです。」等の感想が寄せられました。どちらのコースも、参加者の方には芦生の自然や教職員の解説と対話を楽しんでいただくことができました。
芦生研究林は都市部から遠く、なかなかお越しになる機会が少ないかと思いますが、この京大ウィークスを機に、研究林の自然や歴史を堪能していただけたと思います。また参加者の皆様は今回、実際にシカによる食害なども目の当たりにされ、芦生のみならず、現在の日本の山林が抱える問題についてもお考えいただく良い機会となったのではないかと思います。




