カテゴリー
イベント

菌類ワークショップ2026開催のお知らせ

芦生研究林において菌類研究者と一緒にフィールド調査や研究議論を行うワークショップを開催します。
 大学院生を主な対象として、ワークショップへの参加者を募集します。秋の研究林を菌類の目線からのぞいてみましょう。今回は日本地下生菌研究会の調査と同時開催します。

概要

 菌類多様性研究の促進と若手研究者の育成を目的として、フィールド調査体験とディスカッションを行うワークショップを開催します。
 新進気鋭の菌類研究者に調査を行っていただき、そのプロセスを参加者に共有してもらい、また研究発表や参加者間の自由な議論を行います。
 今回は、地下生菌研究会と合同調査を行います。菌類の中でも地下生菌、微小菌類、アーバースキュラー菌根菌を中心とした菌類調査と、それらの多様性や系統、生態、そして酵素や菌糸の利用など幅広いテーマでお話ができると思います。また、芦生研究林や北海道研究林など、フィールド研施設の紹介や調査・研究の相談なども行えます。
 フィールドである芦生研究林は、関西有数のブナ林やトチ・カツラの巨木からなる畦畔林などを含む原生的な冷温帯林が広がっています。研究林内は1000種を超える植物種が記録されており、京都丹波高原国定公園の第1種・第2種と区別地域にも指定されています。自然についての詳細は概要ページをご覧ください。

日時
2026年10月10−12日

講師
後日公開
スタッフ:松岡俊将(京大フィールド研 芦生研究林)、杉山賢子 (京大フィールド研 北海道研究林)

主な対象
全国の大学院生定員:10名程度

参加費
無料 (ただし、芦生研究林までの交通費、宿泊費、食費は実費負担)

宿泊
芦生研究林の宿泊施設を利用(シーツ代550円、宿泊費300円/一泊、学生は宿泊費無料)。
詳細は研究林ホームページの施設参照。

・スケジュール案(詳細は変更になる可能性があります)
10月10日 11時 芦生研究林事務所前に集合

10日 午後と11日終日 研究林内で調査

11日 夜 講師による研究発表と参加者の研究のフラッシュトーク、試料処理の見学と交流会

12日 朝 解散

申し込み
担当教員の松岡(matsuoka.shunsuke.8e*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください))までメール
同一研究室内で複数人の参加希望がある場合は、集約して代表の方から連絡してください。

アクセス
ホームページをご確認ください。

10月10日と12日はJR園部駅-芦生研究林間の自動車送迎を行う予定です。
人数に限りがありますが希望する方は申し込みの際にお知らせください。

その他
参加者は各自でイベントや野外活動の保険に加入した上でご参加ください。



			
		
カテゴリー
イベント

武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園と連携協定を締結しました

2026年5月22日に、芦生研究林と武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園(以下、京都薬用植物園)は、植物の保全に関する連携協定を締結しました。この協定は、相互に連携協力することにより、芦生希少植物域外保全プロジェクトをはじめ、植物の保全、栽培、展示、教育、研究、社会貢献活動を進めることを目的としています。

芦生研究林では、1990年代後半からニホンジカによる植物の過採食が続いています。多くの植物が食べられ、これまで普通に見られた植物さえも見かけなくなってきています。そこで芦生研究林は、研究者、行政、猟友会、市民ボランティア、企業などと連携し、2006年から防鹿柵による植生保護、2008年からシカの捕獲を実施しています。

特に深刻な状況なのが、もともと個体数が少なく、限られた場所にのみ生育している希少植物のさらなる減少です。そこで、2018年から、京都大学人間・環境学研究科の阪口翔太助教(現・農学研究科・教授)の呼びかけのもと、京都大学と京都府立植物園が連携し、芦生希少植物域外保全プロジェクトが始まりました。研究林内で絶滅に瀕している貴重で希少な植物種の種子や株を遺伝的多様性に配慮し採取し、生育地の外(域外)で、緊急避難的処置として育て保護しています。緊急度が高く、比較的栽培が容易なゼンテイカ、タヌキラン、ヒメシャガ、コバノトンボソウ、タイミンガサ、クルマバハグマ、マルバスミレ、チョウジギク、リュウキンカ、ミヤマキスミレを対象種としています。京都薬用植物園には、2022年からプロジェクトにご協力いただき、タイミンガサ(コアコレクション)、タヌキラン・ゼンテイカ・ヒメシャガ(サブコレクション)を栽培いただいています。

さらに、2025年10月に開園した芦生保全植物園の植物観察エリアの整備においても京都薬用植物園にご協力いただきました。保全・栽培・展示を行う京都薬用植物園が保有するノウハウを活かし、エリア内に生えている植物や地形を活かした観察路の設計・工法・管理から、種名板に至るまで数多くのアドバイスをいただきました。

京都薬用植物園では、アシウアザミ・ハイイヌガヤなど芦生を特徴づける植物を植栽した芦生エリアを2025年に開設されました。芦生研究林内の特徴的な木本や草本を一つの場所に展示し、来訪園者へ研究林の多様な植生を紹介することを目的としています。植栽されているのは、芦生研究林で種子が採取され上賀茂試験地で栽培されていた植物(コミネカエデ、ハイイヌガヤなど)、芦生希少植物域外保全プロジェクトの域外保全株からの増殖個体(チョウジギク、クルマバハグマ、ヒメシャガ、ゼンテイカ)、芦生研究林より提供した植物(アシウアザミなど)などです。

また、京都薬用植物園では、きょうと生物多様性センター、京都府立植物園、京都大学上賀茂試験地などと連携し、薬用植物及び、京都府レッドリスト掲載種(府内の希少植物)の種子保存事業を展開してきています。芦生研究林の植物についても、野外での絶滅に備え、種子の長期保存を進めていきます。

 なお、京都薬用植物園と京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地は、国際種子交換事業をはじめとする植物の栽培や植物資源の栽培・保全にかかわる分野での事業連携をすることにより、国際的な社会貢献活動の展開や生物多様性の保全、植物園機能の充実、専門人材の育成、環境教育の発展などに寄与することを目的に2024年1月に連携協定を締結しました。

■ 本協定の内容
1. 協定の名称:京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林と武田薬品京都薬用植物園の連携に関する協定書

2. 協定締結日:2026年5月22日(生物多様性の日)

3. 協定締結の目的:芦生希少植物域外保全プロジェクトをはじめ、植物の栽培、植物資源収集・保存などの分野で、両者が相互に連携協力することにより、生物多様性の保全を図り、それぞれの機能の充実、専門人材の育成、環境教育の発展に寄与することを目的とする。

4. 連携事項:主に以下分野について、連携し協働します。

(1)芦生研究林の希少植物種の生息域外保全事業の連携に関する事項

(2)植物の栽培・展示に関する事項

(3)植物資源の収集・保全に関する事項

(4)植物資源を用いた教育・研究・社会貢献活動に関する事項

カテゴリー
イベント

京大ウィークス2025 芦生研究林一般公開 実施報告

 11月1日に京大ウィークス2025 芦生研究林一般公開を開催しました。今年度は169名のご応募をいただいたため抽選を行い、当日は35名の方々に来ていただきました。開催日の朝は雨が降っており肌寒い中での開催になるかと思いましたが、開催時間が近づくにつれて天候が回復し、無事に秋晴れの中、教職員が解説をしながら森林を散策しました。
 
 今年度も散策コースは2コース設定しました。
 大カツラなどの植生景観を見ることができる「研究林内散策コース」では、カツラやトチノキの巨木を見ながら由良川源流付近を散策しました。
 また、芦生の人と歴史を体感できる「森林軌道散策コース」では、軌道沿いの木々や研究林の歴史に触れながら散策しました。
 
 参加者からは「持続可能性について子どもと考えるとてもいい契機となりました」「すばらしい自然の中で解説付きでとても良かったです」「教職員の解説が分かりやすく、楽しい時間が過ごせました。」「自然豊かな研究林大切[HS1] に残してもらいたいです。」等の感想が寄せられました。どちらのコースも、参加者の方には芦生の自然や教職員の解説と対話を楽しんでいただくことができました。
 
 芦生研究林は都市部から遠く、なかなかお越しになる機会が少ないかと思いますが、この京大ウィークスを機に、研究林の自然や歴史を堪能していただけたと思います。また参加者の皆様は今回、実際にシカによる食害なども目の当たりにされ、芦生のみならず、現在の日本の山林が抱える問題についてもお考えいただく良い機会となったのではないかと思います。

カテゴリー
イベント

「芦生保全植物園」開園式典開催報告

10月21日(火)に「芦生保全植物園」開園式典を開催いたしました。京都大学フィールド科学教育センター芦生研究林は、関係機関と連携し、希少植物の保全に取り組んでいます。この度、植物の保全および教育での活用を目的に、芦生研究林構内に「芦生保全植物園」を開園しました。この植物園は「域外保全エリア」と「植物観察エリア」の2つからなります。

式典は、福本繁 様(芦生生物相保全プロジェクト 市民科学者)、阪口翔太 様(京都大学人間・環境学研究科 助教、現:京都大学農学研究科教授)、野崎香樹 様(武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園 園長)にご来賓いただき、地域を代表して今井崇 様 他6名(南他八ヶ字財産区管理会)、京都府府立植物園 様、芦生もりびと協会様、京都大学フィールド科学教育センター上賀茂試験地や関係協力者様など、合計41名様のご参列をいただきました。

式典は、石原林長による6年におよぶ植物園整備の取組の振り返りと、来賓の皆様方からのご挨拶を頂戴した後、域外保全エリアの見学を行いました。ここでは、本エリアを主導していただいた阪口翔太様より、タイミンガサ、ゼンテイカ、タヌキラン、ヒメシャガ、クルマバハグマという域外保全対象種の林内における危機的状況や現在の保全状況、保全や育成にかかる工夫や苦労、QRコードを用いたDNAデータ管理などをご説明いただきました。

その後、観察エリアに移動し概略と整備の経緯、今後の連携などについて、石原林長が解説しました。その後、今井崇様と石原林長による「ヒメモチ」2株の記念植樹が来席者の見守るなか執り行われました。このヒメモチは、研究林内で採取されたのち、武田薬品工業株式会社京都薬用植物園で栽培され、今回芦生に里帰りした株です。最後に来席者の記念サインが施された種名板をエリア内に点在する該当植物を探しながら全員で設置し、参加者の笑顔とともに式典は終了しました。

芦生研究林の保全は進んでいますが、残念ながら、対象とすべき種は増える一方です。シカの食害だけではなく、地球温暖化などの影響も危惧されます。芦生研究林基金へのご寄付を通じ、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

芦生の植物の保全の取り組みは、科学的成果と多様な主体との協働によって実現しています。こうした協働による取り組みが、生物多様性保全を進めるための好例となればと考えています。日本各地で起こっている生物多様性の喪失に対して一助となれるよう、教育研究機関として引き続き頑張ってまいります。

カテゴリー
イベント お知らせ

京大ウィークス2025 芦生研究林一般公開(11月1日(土)開催)

当選番号

研究林内散策
Aグループ 1,28,48,61,82,83,92
Bグループ 4,34,35,40,42,53,59,97,101

森林軌道散策
2,25,69,75,77,86,96

本申し込みをされた全ての方に当落結果をメールにてお送りしています。
もし当選された方で芦生研究林からのメールが届いていない場合、確認したい事やご入力をお願いしたいことがございますので、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。

開催日時 2025年11月1日(土) 10時00分~16時00分 ※少雨決行

※気象状況などによりやむを得ず中止とする場合がございます。ご了承ください。
 中止の場合は10月31日(金)にこのページ上と、参加者にメールにてお知らせいたします。

会  場 フィールド科学教育研究センター芦生研究林(京都府南丹市美山町芦生)

1.教職員の案内による研究林内(下谷)散策 (定員30名、要予約、応募多数の場合は抽選)

2.教職員の案内による森林軌道散策(定員10名、要予約、応募多数の場合は抽選)

3.資料館開放・域外保全希少種植物園見学など

研究林内散策・森林軌道散策案内図はこちら

参加費  無料

対 象  どなたでもご参加いただけます(中学生以下は保護者同伴)

持ち物  弁当、水筒、山歩きに適した服装・履物(長靴は貸出可)、雨具

タイムテーブル

・申し込み方法

 林内散策・森林軌道散策およびバスでの送迎(JR園部駅~会場)をご希望の方は、以下の申し込みフォームにてご応募ください。
 申込み多数の場合は抽選となります。また ①研究林内散策②森林軌道散策は時間が重複するので、どちらか一方にしかご参加いただけません。

 予約受付期間 9月30日(火) 17:00まで
 応募受付にはGoogleフォームを使用しております。
 ご応募は以下の流れになっております。

 ①仮申し込みフォームに入力
 ②仮申し込みフォーム入力後に届く自動返信メール内にある、本申し込みフォームのリンクをクリック
 ③本申し込みフォームに入力
 ④本申し込みフォーム入力後、登録確認のメールが届きます

 ご応募はこちらからお願いいたします→仮申し込みフォーム 終了いたしました
 応募受付は9月30日(火)17:00をもちまして終了いたしました。沢山のご応募ありがとうございました。
 当選結果はメールと共にこのページにて発表いたします

 
 
・当日のアクセス

 京都市内より自家用車で来られる場合、国道162号線京北周山を経て美山町安掛より府道38号線、出合より芦生方面へ(研究林のアクセスはこちら

 ※JR園部駅~会場間の送迎は林内散策、軌道散策のオプションとなっております。
 送迎のみはお引き受けできませんのでご了承ください。

・問い合わせ先  TEL:0771-77-0321  E-mail:asiu.event☆gmail.com

                   (迷惑メール対策のため、@マークを☆にしております。メール送信の際は☆を@に変更してください)

※個人情報は当イベント運営のみに使用します。
※イベント保険に加入しますが、保険の範囲を超える賠償はできない場合があります。

カテゴリー
イベント

「菌類ワークショップ2025」開催報告

7月19-21日に菌類ワークショップ2025を開催しました。本ワークショップは、菌類多様性研究の促進と若手研究者の育成・交流を目的に、教育関係共同利用拠点「人と自然のつながりを学び創る森林フィールド」事業の一環として開催するものです。2023年度の初回から数えて、今回で3回目の開催となります。今年は、若手研究者の講師3名と全国の大学・大学院生10名の参加者が集まりました。

 講師として、坂田歩美 (千葉県立中央博物館)、橋本陽 (理研BRC)、升本宙 (信州大学) を迎え、地衣類・微小菌類・きのこといった幅広いグループの菌類について、観察のポイントや最新の研究トピックについてご紹介いただきました。

 日中のフィールドワークでは、講師から探索や観察のポイントを教わりつつ、各自が研究対象の菌類を採取しました。フィールドで見られた子実体について、肉眼で確認可能な形質だけではなく、UVランプを用いた蛍光観察や、味の専門的な確認方法など、多角的な同定方法の解説がありました。フィールドから戻った後は、標本の顕微鏡観察と講師の講義、参加者の研究紹介を行いました。参加者の研究紹介では、菌類を軸とした多岐にわたる内容の発表に対して講師や他の参加者から多様な視点のコメントが挙げられ活発な議論が交わされました。参加者にとって、研究の展開や新たな研究の方向性を考えるきっかけになったのではないかと思います。また、講師からは採集された珍しい菌類や未記載と思われる菌類などが紹介されました。

今回のワークショップでは、これまで2回と比べ幅広い研究分野の参加者が集まりました。これから菌類を扱いたい、という参加者も見られ、参加者間での情報交換が活発に行われておりました。また、初めての夏の開催となった今回は、過去のワークショップでは見られなかった冬虫夏草などの菌類も確認され、芦生研究林の菌類多様性を改めて実感する機会になりました。今回採取された標本にも、未記載と考えられる種や芦生新産種が含まれます。今後の解析によって、芦生研究林の菌類相の解明が進むことが期待されます。

 フィールド研の研究林・試験地を利用したワークショップは、対象生物やテーマを検討しながら今後も継続的に開催する予定です。2026年度の菌類ワークショップの開催に関しては、フィールド研や芦生研究林のホームページやSNSで情報発信します。

カテゴリー
イベント お知らせ

(終了しました/Completed.)公開講演会「けもの、植物そして私たち 芦生の森から考える自然との共生」

 令和7(2025)年8月30日に公開講演会「けもの、植物そして私たち 芦生の森から考える自然との共生」を歴彩館にて開催致します。

◆開催趣旨:芦生の森は「植物ヲ學ブモノハ一度ハ京大ノ芦生演習林ヲ見ルベシ」と称されるほど豊かな植物相が残る貴重な森です。しかし1990年代後半より増えたシカによる植物の過採食(いわゆる食害)がみられるようになりました。今年は、2006年に芦生生物相保全プロジェクト(ABCプロジェクト)により芦生研究林に大規模な植生保護柵がつくられ20年目、京都丹波高原国定公園が設立されて10年目となる節目の年です。これまでの植生保護、希少種保全、野生動物管理について振り返り、今後の保全について議論します。
 
 本講演会では、まず、長年にわたりシカの個体数調査や植生保護柵の開発を通じて、生物相の保全に尽力されてきた高柳敦氏(元・京都大学農学研究科准教授)に、芦生の森での取り組みや野生動物管理にかける思いをご講演いただきます。次に、芦生の森における動物と植物の「奇妙な三角関係」を明らかにされてきた福本繁氏(市民研究者)に、そのユニークな視点からご講演いただきます。最後に、野生動物相とその行動を研究している若手研究者の太田果南氏(京都大学農学研究科博士課程)に最新の研究成果をご紹介いただきます。

 これらの講演を通じて浮かび上がるのは、私達と自然との関わり方です。どのように自然を守り、私たちはどのように関わっていくべきかについて理解を深め、京都府の生物多様性保全への機運が高まることを期待しています。

◆主催:京都府(自然環境保全課・京都府立植物園)
    芦生生物相保全プロジェクト 
    京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林

◆後援:きょうと生物多様性センター運営協議会、公益財団法人自然保護助成基金、一般財団法人タキイ財団

◆会場:京都府立京都学・歴彩館 大ホール
    〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町1番地29
    有料駐車場はありますが、数に限りがありますので、公共交通機関でご来場ください。

◆定員:400名(申込先着順)当日空席がある場合、事前申込なしでもご参加いただけます。

◆日時:令和7年8月30日(土)13:00-16:00

◆参加費:無料

◆申込方法:本講演会につきましては、事前参加申し込み制とさせて頂いております。参加を希望される方は、以下のフォームに情報をご入力・送信して頂きますようお願いします。お連れ様がおられる場合も、1名ずつフォームにご入力ください。申し込み期限は8月27日17時まで

お申し込みはコチラ https://forms.gle/GKhQDAShSrkzAK8h8 

※申し込みフォームをご送信頂いたあと、ご登録のメールアドレスへ確認用の自動応答メールが届きます。もしフォーム送信後、30分が経過してもメールが届かない場合は、迷惑メールフォルダにメールが振り分けられている可能性がありますのでご確認ください。

◆講演情報

司会:阪口翔太(京都大学人間・環境学研究科)
13:00 開会   阪口翔太(京都大学人間・環境学研究科助教)
13:05 挨拶 戸部博(京都府立植物園園長)
13:15 野生動物保護管理のあり方と狩猟動物との共存 高柳敦(元京都大学農学研究科准教授)
14:20 タヌキのため糞は森の救世主になり得るか?    福本繁(市民科学者)
15:00 芦生の動物たちはどのように人間活動の影響を受けてきたか?    太田果南(京都大学博士課程)
15:30 これからの生態系・生物多様性保全    石原正恵(京都大学芦生研究林林長)
15:40 全体質疑応答
15:55 閉会挨拶  杉本圭哉(京都府自然環境保全課課長)
16:00 終了

◆問い合わせ先:京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林(0771-77-0321)

カテゴリー
イベント

セミナー「Starlinkと衛星通信の世界:未来を支える新たなインフラの概要」

2023年6月11日に、セミナー「Starlinkと衛星通信の世界:未来を支える新たなインフラの概要」が京都大学フィールド科学教育研究センター会議室およびZoomを用いたハイブリッド形式で開催され、参加者は計43名(うちZoom参加者24名)でした。本セミナーでは、「Starlinkと衛星通信の世界:未来を支える新たなインフラの概要」というテーマのもと、KDDIビジネスデザイン本部関西支社の永田新次様による講義が行われました。

芦生研究林とKDDI株式会社は、芦生研究林の生態系や生物多様性の保全・教育・研究の促進に寄与することを目的に、2023年に包括連携協定を締結しました。2024年度には、石原正恵・松岡俊将がKDDI関西総支社にて、生物多様性に関するセミナーを開催し、企業と大学との共創について講演しました。今回は、KDDI株式会社から私達が衛星通信の可能性について学ぶためにご講演いただきました。

冒頭では、通信衛星の歴史についての解説があり、その後、通信衛星の種類について詳しく説明されました。通信衛星には静止衛星と低軌道衛星の2種類があり、静止衛星は赤道上空約35,000kmの位置に静止して運用されるのに対し、低軌道衛星は地球から約2,000kmの低軌道を周回していることが紹介されました。

次に、Starlinkの概要とその優位性、利用シーンについての説明がありました。StarlinkはスペースX社によって提供されている低軌道衛星ブロードバンドインターネットサービスであり、多数の小型衛星を地球の低軌道(約550km)に配置することで、高速かつ低遅延のインターネット接続を実現しています。これにより、都市部から離れた地域や海上、山間部など、従来の通信インフラが届きにくい場所でも、空が見えていれば安定した通信が可能になると説明されました。

講義終了後には、屋外にてStarlinkアンテナの設置と接続デモンストレーションを行いました。アンテナのサイズは575×511mmで、付属品を含めた重量は約20kgと比較的コンパクトで持ち運びやすいため、能登半島地震の際には避難所などで活用されたとの説明がありました。実際に参加者のほとんどが接続を行い、動画の閲覧においても通信速度は落ちることなく、快適に利用できることが確認されました。

通信技術の進展により、芦生の林内のどこにいてもインターネットや電話が利用できるようになるという、画期的な未来が近い将来実現する可能性を感じさせるセミナーでした。

カテゴリー
イベント

(終了しました/Completed.)菌類ワークショップ2025

芦生研究林において菌類研究者と一緒にフィールド調査や研究議論を行うワークショップを開催します。
 大学院生を主な対象として、ワークショップへの参加者を募集します。初夏の研究林を菌類の目線からのぞいてみましょう。

概要

 菌類多様性研究の促進と若手研究者の育成を目的として、フィールド調査体験とディスカッションを行うワークショップを開催します。
 新進気鋭の菌類研究者に調査を行っていただき、そのプロセスを参加者に共有してもらい、また研究発表や参加者間の自由な議論を行います。
 今回は、菌類の中でも地衣類を中心とした菌類調査と、それらの多様性や系統、生態など幅広いテーマでお話ができると思います。また、芦生研究林や北海道研究林など、フィールド研施設の紹介や調査・研究の相談なども行えます。
 フィールドである芦生研究林は、関西有数のブナ林やトチ・カツラの巨木からなる畦畔林などを含む原生的な冷温帯林が広がっています。研究林内は1000種を超える植物種が記録されており、京都丹波高原国定公園の第1種・第2種と区別地域にも指定されています。自然についての詳細は概要ページをご覧ください。

日時
2025年7月19−21日

講師
坂田歩美(千葉県立博物館)、橋本陽 (理研BRC)、升本宙 (信州大)
スタッフ:松岡俊将(京大フィールド研 芦生研究林)、杉山賢子 (京大フィールド研 北海道研究林)

主な対象
全国の大学院生定員:10名程度

参加費
無料 (ただし、芦生研究林までの交通費、宿泊費、食費は実費負担)

宿泊
芦生研究林の宿泊施設を利用(シーツ代550円、宿泊費300円/一泊、学生は宿泊費無料)。
詳細は研究林ホームページの施設参照。

・スケジュール案(詳細は変更になる可能性があります)
7月19日 11時 芦生研究林事務所前に集合

19日午後と20日終日 研究林内で調査

20日 夜 講師による研究発表と参加者の研究のフラッシュトーク、試料処理の見学と交流会

7月21日 朝 解散

申し込み
 担当教員の松岡(matsuoka.shunsuke.8e*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください))までメール
 同一研究室内で複数人の参加希望がある場合は、集約して代表の方から連絡してください。

アクセス
 ホームページをご確認ください。

 7月19日と21日はJR園部駅-芦生研究林間の自動車送迎を行う予定です。
 人数に限りがありますが希望する方は申し込みの際にお知らせください。

その他
 参加者は各自でイベントや野外活動の保険に加入した上でご参加ください。



			
		
カテゴリー
イベント

京大ウィークス2024 芦生研究林一般公開 実施報告

10月20日に京大ウィークス2024 芦生研究林一般公開を開催しました。多数の応募をいただいたため抽選を行い、35名の方々に来ていただきました。

参加者は、秋晴れの少し冷たい空気のなか、教職員の解説を受けながら森林を散策しました。散策コースは2コース設定しました。原生的な植生景観を見ることができる「原生林散策コース」では、カツラやトチの巨木を見ながら由良川源流付近を散策しました。また、芦生の人と歴史を体感できる「森林軌道散策コース」では、芦生研究林やその歴史に触れながら森林軌道沿いを散策しました。参加者からは「カツラの大木を見ることができて良かったです。」「教職員の解説が分かりやすく、楽しい時間が過ごせました。」「芦生の歴史的背景の話が面白かった。」等の感想が寄せられました。どちらのコースも、参加者の方は芦生の自然や教職員の解説と対話を楽しんでいただけたようです。

芦生研究林は都市部からは遠く、なかなか来ることができない方も多いと思いますが、研究林の自然を堪能していただけたのではないでしょうか。