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2025イベント イベント

里山おーぷんらぼ(2025年度第1回)

4月12日(土)2025年度第1回里山おーぷんらぼが開催されました。小学生1名、高校生8名、大学生・大学院生5名、研究者7名、環境団体2名、社会人10名の計33名が参加しました。フィールド研からは教員3名、職員2名が参加しました。朝9時、講義室に集合された皆さんは自己紹介の後18林班工藝の森に移動して、植樹した樹木を観察し周辺の除草を行いました。また、残したい稚樹に印をつけるなどの作業も行いました。その後苗畑に移動し、畑の野菜の収穫、堆肥のすき込み、タデアイの播種、ハーブ畑のシカ柵設置などの各作業を行いました。また、苗畑近くで収穫した原木シイタケを、昼食時に焼いて食べることが出来ました。昼食後はハーブ・ティーのミニ・ワークショップを行いました。以前畑で収穫し、乾燥させたローズマリー、レモングラス、カンファ―バジル、スウィートバジルの他、工藝の森で収穫したクロモジ、中国土産の松針茶等を各自好きなようにブレンドして試飲を楽しんでいました。
当日は、安全管理及び記録のため紺野絡技術職員が同行しました。

文:紺野 絡

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2024イベント イベント

里山おーぷんらぼ(2024年度第11回)

3月7~9日に2024年度第11回目の里山おーぷんらぼ(以下、らぼという)が開催されました。今回は本学の学生を主体とする団体「森里海と文化研究会」が中心となってドラム缶を用いた竹炭の生産と竹細工について計画し,実施しました。本学の教員や他大学の学生、高等学校の教諭も参加され、3日間の参加延べ人数は29名となりました。7日は事前準備として、一基目のドラム缶内には、竹割器等で細割し節を除去したモウソウチクを、もう一基には、モウソウチクと広葉樹の枝幹を交互に敷き詰め、投入口を密閉しました。その後、焚口から火入れを行い、缶内部の温度を上昇させ、内部乾燥および木ガスやタールなどの不純物を除去します。一基目は、この日に炭化まで進んだため、焚口を密閉しこの日は終了となりました。翌8日はイベントのメインとなり、参加者の自己紹介の後、田中教員によるガイダンスが行われ、製炭の続きが開始されました。らぼに初めて参加された方には、舘野教員による試験地の案内が行われ、製炭の空き時間にはモウソウチクを用いた細工を行い、ペン立てや巨大な水鉄砲など、多様な作品が出来上がりました。もう一基のドラム缶も炭化まで進みましたが、内部温度が下がらず、この日の炭のお披露目は叶いませんでした。翌最終日には、ドラム缶を開放し、炭の取り出しと出来具合の確認を行いました。安全管理及び記録、サポートのため紺野技術職員と長谷川技術職員が同行しました。

text/長谷川 敦史

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里山おーぷんらぼ(2024年度第9回)

1月11日に2024年度第10回目の里山おーぷんらぼが行われました。このイベントはフィールド研とイオン環境財団とが実施する「新しい里山・里海共創プロジェクト」の一環です。今回はNPO法人森守協力隊と共催で行われ、森のようちえん もりもり京北の子どもたちがどんぐりから育てた苗を、今まで整備を行ってきた里山エリアに植樹しました。参加者は里山おーぷんらぼから洛西Linksの高校生(11名)及び大学生・社会人(8名)の19名。森守協力隊・森のようちえんからのお子様とご家族16 名、森守協力隊関係者の6名、フィールド研から6名となりました。まずは苗の掘り取りからです。こちらの苗畑に移植してから2年弱、高さは概ね120センチほどになっています。しっかりと根を伸ばしていて掘り取るのが大変でしたが、大人も子供も夢中になってスコップを握り、大きな苗が掘り出されると歓声が上がっていました。移植先の里山エリアは傾斜地のため、苗や道具を運んだり穴を掘ったりの一つ一つの作業がぐっとハードになりますが、午前中のうちに約80本の苗を全て植え、周囲を囲う電気柵の設置にも取り掛かるところまで順調に進みました。午後からは作業の続き以外に、参加者の子供たちとたっぷり遊ぶ班も作られ、洛西Linksの高校生リーダーたちが頑張ってくれました。寒い日の大変な作業ながらも、終始子供たちの元気な声が響き、和やかな雰囲気で予定していた電気柵の設置まで完了することができました。植えた苗木は、下刈りなどを行い育成し、人工の針葉樹林から広葉樹林へと転換させていければと思います。
この日は紺野技術職員、大橋技術職員、岸本技術職員の3人が作業指導・補助、安全管理、記録にあたりました。

Text:岸本

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里山おーぷんらぼ(2024年度第8回)

12月14日に第9回里山らぼが行われ、高校生、大学生、研究者、NPO法人森守協力隊のメンバー等15名が参加しました。今回は1月に予定している植樹活動に向けた準備として、植栽地の整備(地拵え作業)や植栽場所を明示する竹杭の作成を行いました。地拵え作業は植栽場所に放置されている太い丸太を斜面下へ転がすという重労働でしたが高校生や大学生の活躍があり、きれいに整備されました。整地された斜面に作成した竹杭を等間隔に打ち付け、植栽場所の目印としました。これにより、1月の植樹に向けての準備は整いました。当日は、安全管理及び記録のため紺野絡技術職員と大橋健太技術職員が同行しました。

文:大橋 健太

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2024実習 学生実習

公開森林実習III −森林・里山の生態系サービスを学ぶ−(2024年度第5回)

2024年12月14日に第5回目の最終公開森林実習Ⅲが行われました。はじめにガイダンスが行われその後、19林班に移動して里山整備とこれまでに植栽された果樹に試験地内で作った腐葉土の施肥が行われました。時間の関係で割竹挿入縦穴式土壌改良法を応用した施肥を果樹に1本だけ実施し、残りの果樹に対しては根元に腐葉土を敷く方法で行われました。さらに、雑草抑制実験を行うために現地の土の採取とシダ類の掘り取り作業が行われました。昼食をはさんで午後からは、雑草抑制実験として現地から採取した土にシダ類とローマンカモミール苗と種子をそれぞれ雑草抑制実験の効果が分かるようにプランターに植え付けが行われました。その後、ミーティングとレポート作成が行われ今年度の公開森林実習Ⅲが終了となりました。
当日は、実習補助及び安全管理、記録のため山内隆之再雇用職員が同行しました。

text/山内 隆之