1月11日に2024年度第10回目の里山おーぷんらぼが行われました。このイベントはフィールド研とイオン環境財団とが実施する「新しい里山・里海共創プロジェクト」の一環です。今回はNPO法人森守協力隊と共催で行われ、森のようちえん もりもり京北の子どもたちがどんぐりから育てた苗を、今まで整備を行ってきた里山エリアに植樹しました。参加者は里山おーぷんらぼから洛西Linksの高校生(11名)及び大学生・社会人(8名)の19名。森守協力隊・森のようちえんからのお子様とご家族16 名、森守協力隊関係者の6名、フィールド研から6名となりました。まずは苗の掘り取りからです。こちらの苗畑に移植してから2年弱、高さは概ね120センチほどになっています。しっかりと根を伸ばしていて掘り取るのが大変でしたが、大人も子供も夢中になってスコップを握り、大きな苗が掘り出されると歓声が上がっていました。移植先の里山エリアは傾斜地のため、苗や道具を運んだり穴を掘ったりの一つ一つの作業がぐっとハードになりますが、午前中のうちに約80本の苗を全て植え、周囲を囲う電気柵の設置にも取り掛かるところまで順調に進みました。午後からは作業の続き以外に、参加者の子供たちとたっぷり遊ぶ班も作られ、洛西Linksの高校生リーダーたちが頑張ってくれました。寒い日の大変な作業ながらも、終始子供たちの元気な声が響き、和やかな雰囲気で予定していた電気柵の設置まで完了することができました。植えた苗木は、下刈りなどを行い育成し、人工の針葉樹林から広葉樹林へと転換させていければと思います。
この日は紺野技術職員、大橋技術職員、岸本技術職員の3人が作業指導・補助、安全管理、記録にあたりました。





Text:岸本