9月9日から9月11日の日程で、標記実習が行われました。
この実習はフィールドワークやフィールド実習を、個人視点カメラや高精細固定カメラ、手持ちの携帯電話カメラなどを用いて記録し、教育に活用するための研究開発の一環として行われています。
9月9日は研究林到着後に、灰野まで軌道沿いを往復しました。
実習に参加していた学生はヘルメットにアクションカメラを取り付けており、興味の向いたものへの目線や、解説の様子を撮影していました。灰野から戻った後は、データ処理を行っていました。
9月10日は林内の防鹿柵の見学や、大カツラの見学を行いました。
この日も同様に学生はアクションカメラをヘルメットに取り付け、柵の内外の様子や、解説の様子を記録していました。そして下山後にデータの処理を行っていました。
9月11日は午前中だけデータ処理を行い、午後から大学に戻られました。
データ処理では、位置情報を取得できる腕時計のデータをもとに、GIS(地理情報システム)上に、時間を持った位置情報とアクションカメラで撮影したデータを統合していました。
位置情報と撮影日時を併せ持ったデータなので、ある時点、ある場所における芦生の環境を記述したデータとなります。こうしたデータを蓄積しておけば、将来、環境変化を把握することもできるようになるかもしれません。今後の発展が期待されます。