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2021実習 学生実習

森林利用学実習及び実習法(森林科学科3回生)

例年、芦生研究林で行われていますが、新型コロナによる制限により、今年度は9月28、29日に上賀茂試験地にて振替で行われました。森林の持続的管理と利用のために必要な方法論および基礎的技術について、毎木調査およびチェーンソ-による玉切り体験を通して学習しました。毎木調査では、調査区(プロット)を設定し、プロット内の樹木について、胸高直径、樹高、樹木位置、樹冠幅を測定しました。測定データをもとに、樹木位置図を作成し、樹種構成や林況把握を試みました。玉切り体験では、チェーンソーの取扱いや安全衛生について学び、油圧ショベルの操作も体験しました。

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2021実習 学生実習

ILASセミナー:京都の文化を支える森林-地域の智恵と生態学的知見(全学1回生)

近畿地方の奥山・里山において、森林生態系の特徴と課題、森と人の関わりを理解することを目的に、9月15日から17日まで行われました。初日は上賀茂試験地にて、近畿地方中部の里山の特徴を有する都市近郊林の自然植生とナラ枯れ・マツ枯れ被害などの課題を中心に学びました。最初にガイダンス及び安全講習が行われ、その後、試験地内を散策しながら里山の変化について学びました。既設の二次林プロットでは毎木調査を行い、調査後には、マツ枯れ被害木を利用したチェーンソーによる玉切り体験を、技術職員の指導のもと実施しました。
最後に、「京都の文化を支えてきた森林」と題して講義が行われ、初日は終了となりました。

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2021実習 学生実習

研究林実習Ⅲ(森林科学科3回生)

例年、北海道研究林で行われていますが、新型コロナによる制限によりオンライン開催となりました。このうち実習の一部が、9月8日および10日に上賀茂試験地において振替で実施されました。初日は雨が降る中、尾根部と谷部で土壌断面の形成および観察を行いました。土壌の成り立ちや、土壌の深さの違いを比較するとともに、それらは地球の地殻変動等に伴う隆起による影響を受けることを学びました。2日目は、まず試験地に自生する樹木の観察及び同定を行って基礎知識を身につけました。その後、ポケットコンパスを用いて毎木調査のためのプロットを設定し、プロット内の樹木について、胸高直径の測定、樹種同定、ナンバリングを行い、二次林における樹種構成や林分状況を調査しました。得られたデータを北海道研究林や芦生研究林での固定調査区のデータと比較しつつ、考察を行いました。

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フィールド 業務報告

外国産広葉樹の剪定

11月初旬に秋季剪定を行いました。樹種はUlmus densa Litvin.(ニレ科)とCornus sanguinea Linn.(ミズキ科)で、両種とも植栽後30年以上経過しています。剪定は、上下の枝が一定の間隔を保つように整枝を行い、樹体全体に陽光が当たるように配慮します。また剪定によって病害虫の発生を抑え、その影響を少なくすることができるため、樹木の健全な生育に繋がります。当試験地では、樹木園として多種多様な樹木を管理しているため、上述のような効果を期待すると同時に、見栄えをよくすることも念頭に置いて業務を行っています。

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お知らせ

新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策に伴う利用制限について

上賀茂試験地の利用について、多人数が集まることによる感染拡大を防ぐため、当面は各利用目的に応じて以下のような対応を取ることと致します。

  • 学生実習、見学会、研修等

    少人数で、マスク着用、手指の消毒、3密を避ける等の対策を取りつつ実施して下さい。職員の補助はご期待に沿えない場合もございます。

  • 研究

    各自感染防止対策をお願いします。職員の補助はご期待に沿えない場合もございます。

  • 見学、散策

    感染リスクを考慮した行動をし、できるだけ自粛をお願い致します。

上述に加えて次項にもご留意ください。
〇咳、のどの痛み、発熱等の症状のある方は、ご利用をお断りさせていただきます。
〇本学の方針や京都府等からの要請により、試験地の利用を制限させていただく場合がございます。

詳しくは上賀茂試験地までお問い合わせ下さい。利用者の皆様にはご不便をおかけいたしますが、ご協力のほどお願い致します。