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教育研究部

フィールド研の教員は、教育研究部の4つの部門のいずれかに属しています。


企画研究推進部門

森里海連環学分野
森林域、里域および沿岸海洋域を対象として、隣接する生物圏相互の関連に焦点を当てた研究部門間の共同研究を促進する。多様な共同研究を基礎に、森・里・海の連環に関する研究プロジェクトを企画し、全国の関連研究機関との連携の下、新たなフィールド科学の創出と展開を図る。

国際共同研究分野
東アジアならびに東南アジアを主なフィールドとして、陸域と海域の連環を柱とした地球環境問題に関する国際共同研究を展開し、海外における連携拠点の構築を図る。当面は、世界規模で展開される沿岸域の生物多様性の総合調査(NaGISA・CoML)のリーダーとしての活動を通じて、国際共同研究の基盤を固める。

森林生物圏部門

森林生態保全学分野
森林生態系が示す種・個体(遺伝子)、個体群、群集、集水域、景観といった階層性に注目し、各階層における多様性とシステムの形成維持メカニズムや多様な森林生物種の生活史の解明を主とした教育研究を行う。また野外操作実験を実施し、森林生態系の保全と生物資源の持続的な再生利用のための手法の提示も目指す。

森林資源管理学分野
森林が有する環境、生物、文化としての資源の機能を評価し、これに基づく森林資源の持続的な管理理論の構築と管理技術についての実践的な教育研究を行う。特に当面の課題としては、近年、管理圧の低下から荒廃しつつある人工林・二次林の持続的管理手法の確立に向けた研究を行う。

森林環境情報学分野
持続可能な森林管理に向けて、環境影響評価基準・指標の定量化、GIS/GPSによる森林利用機能区分、LCI/LCAによる環境低負荷型生産技術、森林認証・ラベリング等を中心とした実践的・問題解決型研究を展開する。

里域生態系部門

里山資源保全学分野
生活圏に接する森林において、人間との相互作用により成立した生態系の特性や機構を明らかにするとともに、多面的なアプローチから、生物多様性および森林の保全、森林と人間との新たな共存に向けて幅広い教育研究を行う。

里地生態保全学分野
人里と一部に里山と里海を含む、いわゆる里地に分布する撹乱依存性植生ならびに撹乱依存性植物の起源と歴史および生態的特性を明らかにし、それらの管理保全体系ならびに持続的利用に関する考察を行う。

河口域生態学分野
陸域と海域の接点にあたる河口域は、多くの海洋生物の再生産に極めて重要な場であり、生物多様性の宝庫でもある。しかし、一方では人間の生活と生産活動の様々なインパクトが集積する場所でもある。有明海などのモデル的な河口域を対象に、資源生物学的ならびに保全生態学的教育研究を行う。

里海生態保全学分野
陸域からの影響も含めたごく沿岸域の環境特性を把握し、生息する資源生物の生産生態との関係を解明する。とくに、藻場、砂浜域、干潟域などでの仔稚魚の分布、行動、摂餌、成長、生残等を明らかにし、魚介類の成育場としての里海の役割を定性、定量的に評価する。

沿岸資源管理学分野
若狭湾西部海域をフィールドとして主要な資源生物の個体群動態を研究し、海洋環境構造や海況変動の影響を明らかにする。さらに、資源生物の分類と生活史・生態特性を調べ、それらの資源変動機構の解明に取り組む。

基礎海洋生物学部門

海洋生物系統分類学分野
系統分類学は、生物の多様性を認識する基本であり、1922年の瀬戸臨海実験所の創設以来、連綿と続けて来た分野である。海洋生物の多様性は非常に高く、多くの未知の事柄が残されている。このような多様性の包括的な解明を目指して研究を行う。

海洋生物進化形態学分野
形態観察は、生物の多様性を認識するために必須の作業である。本分野では、最新の装置を用いた精密な比較・機能形態学的研究や、分子生物学的手法による形態形成のメカニズムを解明する研究を行う。

海洋生物多様性保全学分野
海洋生物の多様性を保全するために、多様な生物が環境の変動に対してどのように反応するのかを明らかにするとともに、畠島実験地における30年以上にわたる長期観察や、地球規模の環境変動を把握するための国際共同研究の中核的役割を果たす。