海水からの環境DNA解析を潜水目視調査結果と照合

2017年1月12日、舞鶴水産実験所の緑洋丸を利用した調査研究論文がオンライン公開されました。舞鶴湾西湾の47地点で採水し、メタバーコーディングによって環境DNA解析したところ、128もの魚種が検出されました。そのうち40種は、舞鶴水産実験所の前での潜水調査によって益田玲爾准教授が確認している65種と一致しました。また、目撃されていない魚種も多数検出されました。

Yamamoto,Satoshi; Masuda,Reiji; Sato,Yukuto; Sado,Tetsuya; Araki,Hitoshi; Kondoh,Michio; Minamoto,Toshifumi; Miya,Masaki
Environmental DNA metabarcoding reveals local fish communities in a species-rich coastal sea.
(環境DNAメタバーコーディングが明らかにする種の豊富な日本沿岸の魚類相)
Scientific Reports 7, Article number: 40368 (2017)
DOI: 10.1038/srep40368

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