2011年11月12日(土) 13:30~ 厚岸町情報館「本の森」において、第4回別寒辺牛川地域連携講座「森から海へ~海域環境の保全と人のくらし~」を開催しました(厚岸町・標茶町と共催・日本財団助成)。参加者は74人でした。
開催趣旨
これまで3回行ってきました別寒辺牛川地域連携講座では、森里海の連環が沿岸の生態系や生産に重要な意味を持っていることを話してきました。そしてその連環を大切にすることの必要性も話してきました。そのために何をしなければいけないかなどについてもある程度の認識が形成されてきました。第一次産業に依存する道東の人の暮らしと、自然環境の保全は両立させるべき課題です。そして海の環境保全と人々の暮らしをどうやって両立させるか、道立自然公園の中の厚岸湖・厚岸湾の生産性と生物多様性をどう守っていくか。行政、NGO、研究者、漁業者、厚岸湖や厚岸湾を利用する人、観光に関わる人々など、多くのステークホルダーの意見を環境保全に取り入れて、もっとも良い海洋保護区を実現する方法を考えます。
日時 2011年11月12日(土曜日) 13時30分~16時30分
場所 厚岸町情報館2階(北海道厚岸郡厚岸町宮園1丁目1番地)
申し込み 不要
参加費 無料
プログラム
13時30分~13時40分 開会の挨拶 若狹 靖(厚岸町長)
13時40分~15時00分 講演1: 「海洋保護区の現状と課題」
尼子直輝 (環境省自然環境局自然環境計画課)
講演2: 「アザラシ・シカとの付き合い方」
大泰司紀之 (北海道大学名誉教授)
講演3: 「厚岸・釧路沖における、エコツアーとしてのホエールウオッチングの可能性」
笹森琴絵 (「さかまた組」代表)
15時00分~15時20分 休憩および会場準備
15時20分~16時30分 パネルディスカッション「海域環境の保全と森里海の連環」
司会:向井宏(京都大学フィールド科学教育研究センター特任教授)
パネリスト:
仲岡雅裕(北海道大学厚岸臨海実験所教授)、小林万里(東京農業大学准教授)、
中嶋均(厚岸町漁業者)、尼子直樹、大泰司紀之、笹森琴絵
16時30分~16時40分 閉会の挨拶 向井宏
主催 京都大学フィールド科学教育究センター、厚岸町、標茶町
助成 公益財団法人 日本財団
問い合わせ先 京都大学フィールド科学教育研究センター海域陸域統合管理学研究部門
電話: 075-753-2263
E-mail: icm*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
または
厚岸町環境政策課
電話: 0153‐52‐3131