宮崎勝己

参考情報(2016-06-30 までの情報です)

フィールド科学教育研究センター海洋生態系部門
基礎海洋生物学分野 講師
瀬戸臨海実験所
E-mail:miyazaki.katsumi.7e*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
業績など(教育研究活動DB)

(2003年度公開)

1.研究分野
(1)節足動物の比較形態・発生学的研究
 主に海産節足動物を材料に、特に生殖器官系や循環器官系についての比較形態・発生学的研究を、連続樹脂切片(ウィーン仕込み)やSEM・TEMといった技術を駆使して行っています。これまでにウミグモ類と鋏角類(カブトガニ類+蛛形類)の間に、いくつかの共有形質を見出したりしていますが、機能形態学あるいは比較生理学的な方面へも広がりつつあります。またこれまで謎となっているウミグモ類の胚発生についても、研究に着手し始めています。

(2)ウミグモ類の生活史に関する研究
 ウミグモ類は多くの種が、生活史の一部に寄生生活をしているらしいと推測されていますが、実際に確認された例はほとんどありません。伊豆・下田においてフタツメイソウミグモの幼体がサンゴイソギンチャクに内部共生する例を発見しましたが、面白いことに白浜においては、同種のウミグモの明らかに同じ令期のものが自由生活をしています。現在、野外採集や室内飼育を通して、その生活史や後胚発生についての産地による比較を行っています。

(3)森里海連環学に関する研究
 これに関してはまだ具体的な研究計画が立っていませんが、森林域、里域が沿岸域の生物に与える影響について、自分の持つ形態学的技術により検出し、また定量化して比較していく様な研究を、これからの新分野として開拓していきたいと考えています。

2.好きなもの、趣味
(1)一人旅と古本屋巡りが好きで、かつては頻繁にやっていましたが、’94年に白浜に移り、その後すぐに結婚してからは、なかなかそういう機会を持てずにいます。せいぜい学会や出張、遠隔地での採集の折に、ちょっとだけ(?)さぼってはうろちょろしている位です。

(2)お酒。かつては日本酒一辺倒でしたが、嫁さん(熊本出身)の影響で焼酎、数度に渡る海外渡航の影響でビールなんぞも嗜むようになりました。

(3)美術館・博物館巡り。人並みですが、教科書に出ているような絵画の本物をみるのは、楽しいです。オランダでレンブラントの「夜警」をみた時は、妙に感動しました。

3.その他
(研究に関して)
 私が主にやっているいわゆる切片仕事は、一人で地道にやる作業が多いですが(ミクロトーム作業はその典型ですね)、苦労の末ある構造を再構築して把握した瞬間の喜びは、砂金採りの山師のそれに例えられるでしょうか。ただ時間はかかるので、やはり共に探求していく同志が欲しいところです。
 生活史に関するフィールドの仕事は、インドア作業が続く不健全さを解消するために始めたというのが本音ですが、実際進めていくと、フィールド仕事の楽しさと、フィールドワークとラボワークの健全な融合の大切さとを、再確認させてもらっています。

(弱点)
 臨海実験所にいるにもかかわらず、生魚(刺身)にひどいアレルギーがあることでしょうか。実験所に来るにあたっての面接では、お酒は好きなことはちらつかせながらも、この弱点を隠し通せたことで、今ここにいられるのだと信じております。


(フィールド研における経歴とページ履歴 情報整理 2015-10-30)
2003-04-01 基礎海洋生物学部門 海洋生物進化形態学分野 講師
2003-04-01 瀬戸臨海実験所勤務
2003年度 http://fserc.kais.kyoto-u.ac.jp/main/staff/miyazaki.htm でページ公開
2011-04-01 http://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/staff/miyazaki にページ移設
2013-08-01 海洋生態系部門 基礎海洋生物学分野 講師 (部門分野名変更)
2013-08-21 ページにメールアドレスの追加
2014-10-09 ページに教育研究活動DBへのリンクを追加
2016-06-30 辞職(新潟大学 教授 へ異動)