大庭 ゆりか

oba_yurika
フィールド科学教育研究センター 研究推進部門
森里海連環学分野 連携助教
森里海連環学教育研究ユニット 特定助教
E-mail:oba.yurika.8a*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)
業績など(教育研究活動DB)

(2018-05-02 公開)

1. 研究分野

 学生時代は植物と菌類の共進化について、大学院生の時は森林の放射能汚染について、そして現在は、森・里・海のつながりを解明する…と、どんどん研究対象が拡大しています。一見、脈絡ない研究者人生を歩んでいるように思えますが、根底では、生物同士の相互作用や生物と環境の関係性を理解するというテーマで繋がっています。

2. 現在の研究活動

 生態系は、他の生態系とつながることで、その均衡が保たれている場合があります。現代は、そのつながりが失われつつあり、その原因の大半は私たち人間の活動によるものです。生態系同士の「つながり」の複雑さに加えて、幾重にも及ぶ人為的要因は「つながりの喪失」が自然環境にもたらす影響の評価を難しくしています。複雑な生態系間の関係を紐解き、人為的影響を正しく評価することで、これまで見落とされていた問題点をあぶりだし、失われつつある生態系のバランスを取り戻すための解決策の提案を目指しています。

3.これまでの研究活動

 福島県内の森林に生育する常緑針葉樹モミの放射能汚染について研究を行っています。2011年に発生した東京電力福島第一原子力発電所事故によって、大量の放射性物質が環境中に放出され、その一部は森林に沈着しました。森林に降下した放射性物質は、時間の経過とともに森林生態系の物質循環の流れに乗って、やがて様々な生物に取り込まれていきます。この過程には、気象条件や土壌タイプなどの環境要因が大きな影響を与えることが分かっています。そのため、まずは日本独自の環境条件下での放射性物質の挙動を理解することが重要です。日本の森林生態系における生物の汚染の実態を把握し、そこから将来を予測することで、汚染された森林と今後どの様に向き合っていくべきなのかという課題に取り組んでいます。

4.好きなもの,趣味

 多肉植物、活字、美術館、天体望遠鏡


(フィールド研における経歴とページ履歴 情報整理 2018-05-02)
2018-04-01 研究推進部門 森里海連環学分野 連携助教