2012年12月2日に、百周年時計台記念館において、京都大学フィールド科学教育研究センター10周年記念プレシンポジウム「流域研究と森里海連環学」を行いました。 参加者は約200人でした。 開催報告はこちらをご覧ください。/当日撮影された動画と発表資料が京大OCWで公開されました(2013-02-04 追記 2019-07-18 URL変更)
ポスター(473kB)は こちら チラシ(601kB)は こちら (10-05更新)
京都大学フィールド科学教育研究センター10周年記念プレシンポジウム「流域研究と森里海連環学」
開催日時:2012年12月2日(日)13:00~17:00
開催場所:京都大学百周年時計台記念館2階 国際交流ホール(京都市左京区吉田本町)
定 員:先着200名
対 象:一般市民(高校生以上)
※入場無料、申込不要、パネル展示を同時開催
主催:京都大学フィールド科学教育研究センター
共催:京都大学学際融合教育研究推進センター森里海連環学教育ユニット
後援:京都府教育委員会、京都市教育委員会
協賛:生物地球化学研究会、NPO法人エコロジー・カフェ、NPO法人シニア自然大学校、フィールドソサイエティー
助成:公益財団法人 日本財団
開催主旨
森・里・海のつながりを解明し、人々の自然とのつきあい方を考える統合的な学問領域として、2003年に発足した京都大学フィールド科学教育研究センターが「森里海連環学」を提唱して早くも10年になろうとしています。この間、私たちは大学教育において「森里海連環学」の講義や実習を数多く実施すると共に、2冊の書籍『森里海連環学』と『森と海をむすぶ川』を世に問うてきました。その間も全国各地の河川では「流域研究」が進められていますが、これらの流域研究と森里海連環学との間にどんな違いがあるのでしょうか。
本集会では、まず、流域研究の第一線で活躍されている3名の研究者にその研究内容を紹介していただき、その後、フィールド研の「木文化プロジェクト」から森里海連環学による研究事例を紹介します。パネルディスカッションでは、自然科学、人文社会科学の両面から、今後進むべき研究の方向について議論します。流域環境に対する住民の意識は重要な要素です。本集会では、研究者だけではなく、多くの一般市民、住民の方にも議論に参加いただきたいと願っています。
<プログラム>
総合司会 向井 宏(京都大学学際融合教育研究推進センター森里海連環学教育ユニット 特任教授)
12:30 開場
13:00 開会挨拶 柴田 昌三(京都大学フィールド科学教育研究センター センター長) video
第1部(講演)[流域研究の今]
13:10 矢作川:間野 隆裕(豊田市矢作川研究所 総括研究員) video+プレゼン映像
13:40 天塩川:上田 宏(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター 教授) video+プレゼン映像
14:10 太田川:山本 民次(広島大学生物圏科学研究科 教授) video+プレゼン映像
14:40 仁淀川:長谷川 尚史(京都大学フィールド科学教育研究センター 准教授) video+プレゼン映像
15:00 由良川:吉岡 崇仁(京都大学フィールド科学教育研究センター 教授) video+プレゼン映像
15:20 質疑応答
15:30 休憩およびパネル展示
第2部(パネルディスカッション)[流域研究から見た森里海連環学] video
16:00 司会:吉岡 崇仁
パネラー:小林 光(一般社団法人水生生物保全協会代表理事・元環境省自然環境局長)、
田中 耕司(京都大学学術研究支援室 室長)、
間野 隆裕、上田 宏、山本 民次、長谷川 尚史
17:00 閉会挨拶 山下 洋(京都大学フィールド科学教育研究センター 副センター長) video
お問い合わせ:京都大学フィールド科学教育研究センター企画情報室
TEL:075-753-6420 FAX:075-753-6451