伊勢 武史准教授が学際研究着想コンテストで最優秀賞を受賞

2014年8月29日、京都大学で開催された学際研究着想コンテスト ~一枚で伝えるイノベーション~において、伊勢 武史准教授(芦生研究林・森林育成学)が、最優秀賞(研究支援金100万円)を受賞しました。

対象となった発表は、以下の通りです。

「人はなぜ、森で感動するのか。その多面性から本質へ」
伊勢 武史(フィールド科学教育研究センター)、鎌田 東二(こころの未来研究センター)、銅金 裕司(京都造形芸術大学)、小松 正史(京都精華大学)

〔研究内容〕
われわれ森の研究者は、森が好きだからこそこの学問をはじめたことでしょう。
今も森のなかで感動することはしばしばで、それがあるからこそ研究を続けているのですが、その感動は個人的なものとして処理されます。論文に「森で感動した」なんて書くことはありません。
でも、この感動が動機付けになっていなければ、研究も自然保護もうまくいかないのではないでしょうか。
この研究では、「森での感動」にスポットを当て、どのような条件で感動が生じるのかを調査します。
さらに、人間のこころに森で感動する能力が備わっているのはなぜか、生物進化の観点から考察します。
芸術学・宗教哲学といった人文科学の研究者との学際研究により、人間の本質にせまります。

(参考)
2014京都大学 学際研究着想コンテスト ~一枚で伝えるイノベーション~