エコロジー・カフェと協定を締結

2005年7月19日、NPO法人 エコロジー・カフェと「生物多様性保全のための市民参加型教育研究に関する協定書」に調印しました。

フィールド科学教育研究センターは、NPO法人 エコロジー・カフェと「生物多様性保全のための市民参加型教育研究に関する協定書」に調印しました。

[調 印 式]
  日 時  平成17年7月19日(火)午前 10時~
  場 所  フィールド科学教育研究センター1階小会議室(農学部総合館北東角)
  調印者  田 中 克  フィールド科学教育研究センター長
       岡  正人  NPO法人 エコロジー・カフェ 関西事務所長

【調印の概要】
フィールド科学教育研究センターとエコロジー・カフェが双方の生物保全活動に対し相互協力を行うことにより、今後以下のような事業を展開し、市民の種多様性および環境の保全などの活動への参加を促進すると共に、市民教育・啓蒙活動を通じて、フィールド科学教育研究センターの教育研究およびエコロジー・カフェの活動の理念を広く普及することを目指します。
・ フィールド科学教育研究センターは、エコロジー・カフェが展開する固有種・絶滅危惧種の保護活動に協力し、積極的に知見や情報を提供します。
・ エコロジー・カフェはフィールド科学教育研究センターが開講する市民開放型の講座・セミナー・シンポジウムなどの企画開発に参加すると共に、実施に協力します。
・ フィールド科学教育研究センターとエコロジー・カフェは、森林域・里域・海域の生態系を保全するための共同研究を立案し、コラボレートを実現します。

      生物多様性保全のための市民参加型教育研究に関する協定書

 京都大学フィールド科学教育研究センター(以下「フィールド研」という。)とNPO法人エコロジー・カフェ(以下「エコロジー・カフェ」という。)は、エコロジー・カフェ会員やその他市民を対象としたフィールド活動を協力して推進するために、ここにフィールド研とエコロジー・カフェとの生物多様性保全のための市民参加型教育研究に関する協定書を作成する。

1.フィールド研は、関西地域を中心にエコロジー・カフェが行っている固有種・絶滅危惧種の保護活動等に協力し、森林域、里域、海域の生態系を保全するための活動方法を共に研究するためにコラボレートすることとする。
2.フィールド研は、エコロジー・カフェとのコラボレーションから得られたコンテンツに知見を加え、整理、分析等を行い対外的に紹介することに賛同することとする。
3.フィールド研は、エコロジー・カフェの活動理念及び活動方針の理解と普及のための具体的な情報提供に協力することとする。
4.エコロジー・カフェは、フィールド研が持つ森林域・里域・海域の市民開放型講座を共同で企画開発し、その実施に取り組む。
5.各事項の実施に向けた具体化については、フィールド研とエコロジー・カフェとの間で個別に協議を行い、必要な場合は新たに合意文書を作成する。
6.上記以外にも提案事項があった場合には双方は誠意をもって検討する。。
7.この協定書は双方の調印の日から発効するものとし、1年間有効とする。以降は1年ごとに自動的に更新するものとする。この協定書を解消しようとする場合は、更新の1ヶ月前までに、相手方に書面をもって通知することにより、有効期限の終了を待ってこの協定書を終了させることができる。

  2005年7月19日

「生物多様性保全のための市民参加型教育研究に関する協定書」の写しは こちら (PDF)をご覧下さい。

- 調印及び記者説明の様子 -

関連記事
・「東京のNPO法人と環境教育で協定」(2005年7月19日 京都新聞 夕刊10面
・「京大フィールド研NPO法人と協定」(2005年7月20日 産経新聞 朝刊24面)(PDF):使用承諾済
・「絶滅危惧種の保護で協定 京大フィールド研、NPOと」(2005年7月20日 日経新聞 夕刊 35面)
・「京大とNPOが連携 生物保全の市民参加研究で」(2005年7月27日 日刊工業新聞 朝刊37面)

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