後藤龍太郎助教が日本進化学会 研究奨励賞を受賞

2022年 8月 5日(金)、プラサヴェルデ(静岡県沼津市)で開催された第24回日本進化学会(沼津大会)において、瀬戸臨海実験所の後藤龍太郎助教が日本進化学会 研究奨励賞を受賞しました。

後藤龍太郎(フィールド科学研究センター/瀬戸臨海実験所・ 助教)
研究テーマ「海産無脊椎動物の進化、適応、種分化に関する研究」

 後藤龍太郎氏は、海底に生息する多様な無脊椎動物を対象として、進化、適応、種分化に関する研究に精力的に取り組み、顕著な業績を輩出してきた。後藤氏の代表的な研究として、(1)共生性貝類を対象とした宿主との相互作用を介した種分化・多様化・適応に関する研究、(2)巻貝類を対象とした寄生性の進化的起源に関する研究、(3)環形動物ユムシ類を対象とした性的二形や摂食様式の進化、深海環境進出に関する研究、(4)環形動物における発音行動の世界初の報告とその発音生成機構に関する研究、(5)「生きた化石」シャミセンガイの進化史に関する研究、が挙げられる。一連の研究成果は国際的にも高く評価され、今後更なる発展が期待される。そのような理由から、日本進化学会の研究奨励賞を授与された。

結果については、日本進化学会のウェブページに掲載されています。