紺野 絡 技術専門職員・岸本 泰典 技術職員が森林管理技術賞を受賞

2022年9月21日、全国大学演習林協議会において、紺野 絡 技術専門職員および岸本 泰典 技術職員が、第24回森林管理技術賞を受賞しました。

 2022年9月21日に、令和4年度全国大学演習林協議会秋季総会がつくば国際会議場にて開催されました。

 本協議会では、大学演習林等において教育・研究の支援や森林の維持管理に貢献した技術職員の業績を称えるため、1998(平成10)年に森林管理技術賞を制定し、翌1999年度から表彰を行っています。令和4年度の表彰者として、全国の大学演習林等の技術職員から12名が選出され、京都大学フィールド科学教育研究センターからは紺野 絡 技術専門職員および岸本 泰典 技術職員が選ばれました。

 授賞理由は以下の通りです。

上賀茂試験地管理技術班 紺野 絡 技術専門職員
特別功労賞【京都大学演習林の管理・運営と発展のための長年にわたる多大な貢献】

 紺野絡氏は1984年に京都大学農学部附属演習林に採用され、和歌山演習林、上賀茂試験地、芦生演習林、北白川試験地を歴任し、施設管理、造林、土木、研究教育補助、フィールドデータ収集や解析に関する技術を研鑽し、現在は上賀茂試験地の技術班長として活躍している。芦生研究林の班長を務めた2013年から2020年にかけては、99年間の地上権契約の満了に向けて重大な期間にあたり、大学当局と地元財産区との交渉が円滑に進むよう調整するなど、多大なる貢献をした。

芦生研究林管理技術班 岸本 泰典 技術職員
若手奨励賞【映像コンテンツならびに木材加工技術を用いた教育,研究,広報への貢献】

 岸本泰典氏の功績は、第一に、写真、動画、VR用360度画像・動画といったコンテンツを多数制作したこと、さらに研究林100周年記念返礼品のコースター制作など木材加工技術を駆使して、北海道研究林および芦生研究林の教育と広報に大きく貢献したことである。岸本氏とネイチャーガイドが撮影した写真を中心とした写真展を開催し、芦生研究林の自然の魅力を市民に紹介した。さらに、施設概要パンフレットやホームページ等の写真も多数撮影し、教育研究利用の利便性向上に貢献した。

(参考)全国大学演習林協議会 森林管理技術賞