石井勝之氏が発表ポスターで優秀賞を受賞

2012年 3月19日、龍谷大学理工学部(瀬田キャンパス、大津)で開催された第59回日本生態学会・第5回東アジア生態学会 (EAFES5) 連合大会のポスター講演において、石井勝之氏(農学部4回生・森林情報学)の発表ポスターが、優秀賞を受賞しました。
ishii_katsuyuki

対象となった発表は、以下の通りです。

Ishii Katsuyuki, K. Fukushima, M. Ishihara and T. Yoshioka.
Soil carbon and nitrogen dynamics changes associated with vegetation recovery in a deer exclosure at intensively grazed Miscanthus sinensis grassland.

講演内容は、芦生研究林の長治谷で行っているシカ排除実験で、草本植生がシカ排除によって回復してくるときの土壌炭素窒素循環の変化を調査したものです。シカ排除により植生が回復することで、土壌への有機物供給は増えるものの活発な取り込みによって硝酸態窒素濃度は低下する、一方、シカを排除していない実験区では硝酸態窒素が系外に流出している可能性などを報告しました。