9月25日-9月28日
上記日程で京都大学農学部の実習である2024年度「森林利用学実習及び実習法」が行われました。この実習は芦⽣研究林において、森林の毎⽊調査、森林の現存量調査、林業に関する知識と技術を習得することを目的として行われています。
初日は南丹市美山町内にて美山町森林組合の伐採現場の見学を行いました。現場で稼働しているプロセッサ等の高性能林業機械を見学することができました。また、森林組合の職員さんから現場での苦労話や、伐採から市場・工場までの木材流通に関することなど、幅広いお話を聞くことができました。美山町森林組合様のご協力により、充実した現場見学になりました。
2日目は研究林内の人工林にてコンパス測量を用いた森林調査プロットの設定、毎木調査、樹木位置落とし、を行いました。内業として樹幹投影図作成をしました。
別実習でコンパス測量の経験がある学生もいて、フィールドでの作業はスムーズにすすんでいました。
3日目は研究林にて、職員による立木伐採の見学、チェンソーでの輪切り体験、木材の現存量調査を行いました。チェンソーでの輪切り体験では、丸太の切断中にチェンソーのバーが挟まれた学生もいました。丸太をただ輪切りにするという簡単そうな作業でも、実際には切断箇所には様々な力がかかっており、スムーズに切断することすらも難しいということを体験できたと思います。
最終日は午前中に講義室にて3日間のデータのまとめと発表を行いました。午後からは北桑木材センターに向かい、木材市場に関する説明を受けながら見学しました。こちらも北桑木材センター様のご協力により、充実した見学になりました。
学生はこの実習を通して、木材流通の川上から川中までを見学することができました。
また、実習を通して実習の目的通りに、森林・林業に関する知識と技術を得ることができたと思います。



