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お知らせ

芦生に関する書籍が2冊出版されました。

芦生に関する書籍が出版されましたのでご紹介させていただきます。

「芦生原生林を歩きつくす フィールドワーク20年の調査と発見」 著:福本 繁
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784779516108
市民研究家である福本繁さんが調査中に撮影された芦生の自然の美しい写真とともに、福本さんならではの視点と森への想いが詰め込まれています。

「芦生原生林今昔物語」 著:渡辺 弘之
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784871773591
1966年から芦生演習林に勤務され、1999年から2年間旧演習林長を務められた渡辺弘之名誉教授による芦生研究林に在籍されていた当時の様子から
現在に至るまでの貴重なお話が満載の1冊です。
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フィールド科学教育研究センターが、芦生研究林保全を目的としたKDDI株式会社からの寄付贈呈式ならびに連携成果発表会を開催しました。(2021年11月10日)

フィールド科学教育研究センターとKDDI株式会社は2020年10月に、芦生研究林保全とコロナ禍の学生教育を目的とした連携を発表しました。2021年もご寄付を頂いただいたことに加え、7月7日に社員有志による外来植物の駆除ボランティア活動を実施いただきました。さらに、舞鶴工業高等専門学校のハンドメイド部にもご協力いただき、VR動画を活用した教育コンテンツの開発を進めてきました。

寄付贈呈式では、KDDI株式会社から芦生研究林基金への寄付目録をいただき、フィールド科学教育研究センターから感謝状と芦生研究林のトチノキをあしらったオリジナル手ぬぐいを贈呈しました。続いて、2020年度の連携活動の概要や、2021年7月に実施したKDDI社員有志によるボランティア活動を紹介したあと、芦生研究林で撮影した360度動画映像を元に、舞鶴工業高等専門学校HANDMADE部の学生が制作したVR(仮想現実)動画を体験いただきました。VRゴーグルをつけることによって、研究林内のガイドツアーに参加し、林内の上下左右を見たり、解説を聞くことができる約3分の動画で、取材に来られた記者からも好評をいただきました。

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お知らせ

2021年11月1日より宿泊料金、シーツクリーニング代が変更となります。


宿泊料金 1泊 300円
ただし学生、研究生、研究員は無料研究者、教員などは7泊以降の宿泊料を免除

シーツクリーニング代 500円(交換の都度、原則1週間に1回交換)


<宿泊施設利用に関する注意事項>

1.宿泊利用人数報告に氏名、男女、役職等の詳細を明記し、2週間前までに利用人数をご連絡ください
 ご連絡後、宿泊料金をメールにてご連絡致します。

2.宿泊料、シーツクリーニング代は来林初日に芦生研究林事務室へ現金にてお支払いください。
  ※各種電子マネーでのお支払いは出来ません。
  ※お釣りのご用意が出来ませんのでお釣りが出ないようご準備願います。

3.土日祝に来林される場合は次の最初の平日にお支払い下さい。
 例)日曜日に来林 火曜日に帰学の場合 月曜日に火曜日までの料金をお支払い。

4.土日祝のみご利用の場合は宿泊料金を事前に指定口座までお振込み下さい。
 指定口座は宿泊料金のお知らせ時にお伝えいたします。
  ※振込手数料は利用者各自でご負担願います。
  ※振込後の明細書は必ず利用の2日前までにPDF等により、以下のメールへご連絡下さい。
  ※入金後の人数変更による返金は出来ませんのでご了承下さい。

 明細書送付先:メールアドレス:asiu*cans.zaq.ne.jp *を@に変えて下さい。

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学生実習 学生実習 2021

研究林実習I 実習報告

2021年8月30日-9月1日

研究林実習Iが日帰りにて3回行われ、計61名の学生が参加しました。

長治谷からスタートし、主に下谷を中心に教職員による冷温帯の樹木の解説やさく葉標本のための採取を行いました。日帰りという短い時間でしたが、京都市内とは違う植生やオンライン授業では感じられない原生的な森林を感じて頂けたのではないでしょうか。

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学生実習 学生実習 2021

森里海連環学実習I 実習報告

2021年8月5日~6日

2021年度 森里海連環学実習Iが実施され、6名の学生が参加しました。

この実習は森林や都市部など陸地の状態により河川へどのような影響を与えるか観察し、森から海までの流域を複合したひとつの生態系として捉える視点を育成する事を目的としています。

1日目は芦生研究林内で森林の解説や見学を行った後、魚類・底生生物・プランクトン・水質のサンプルを採取しました。その後、移動し2か所で同様のサンプルを採取しました。

2日目は河口域よりスタートし、そのまま川を遡上する形で2か所で水質サンプルとプランクトン、2か所で魚類・底生生物・プランクトン・水質サンプルを採取し、計4か所で調査を行いました。

3日目は回収した水質サンプルの解析や、魚類や底生生物の同定を行いました。 この実習を通して、森と海の繋がりや周辺環境が河川に対してどのような影響を与えているのか学んで頂けたのなら幸いです。

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学生実習 学生実習 2021

7/26-27 龍谷大 化学生態学研究室ゼミ合宿 実習報告 

7/26~27、龍谷大学農学部の化学生態学研究室のゼミ合宿が行われ、11名の学生が参加しました。

1日目には芦生研究林の概要説明の後に卒業研究の中間発表、2日目に研究林内のシカ柵と大カツラ見学、という内容でした。シカ柵見学では、状況や規模が異なるいくつかの柵を見て回り、シカ柵の意義や効果について学んでもらえたことと思います。

学生たちは授業でフィールドに出る機会があまり無いらしく、柵の見学の道中にも色々なものに興味を持ち、楽しんでいる様子でした。

林内をバスで移動中、大きな雄ジカが現れ、全員で目撃できたことは強く印象に残ったのではないでしょうか。

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学生実習 学生実習 2021

野生動物研究センター実習 実習報告

2021年7月19日-21日

野生動物研究センター実習が行われ、9名の学生が参加しました。1日目は芦生研究林の概要、生息する動植物、行われている研究について講義がありました。その後、森林軌道沿いの植物や、動物が森林に与える影響などについて学びました。

2日目はシカの進入を防いで植生の変化などを調査している試験区を見学しました。研究の説明を受け、実際にシカ防除柵の補修を体験しました。その他にも大規模にシカ防除柵を設置している試験区2ヵ所、大カツラの見学をしました。

3日目は外部から猟師を招いて講義が行われました。自身の狩猟などの映像も交えつつ体験談や自身の活動紹介などを聞きました。学生から講師への質問もあり、充実した時間になりました。

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イベント

シカの脅威と次世代型森林再生のロードマップ研究集会を開催いたします。

2021年7月29日(木)に、「シカの脅威と
次世代型森林再生のロードマップ研究集会」
をオンラインで開催します。
どなたでもご参加いただけますので振るってご応募下さい。
参加無料、申込締切7月25日)

【日時】2021年7月29日(木) 13:30-18:00

【場所】オンライン開催

【申込】参加を希望される方は、申込フォームで、7月25日(日)までに事前登録をお願いいたします。

【企画者】門脇浩明(白眉センター/農学研究科)、石原正恵(フィールド研)、本庄三恵(生態研センター)

【共催】京都大学生態学研究センター、京都大学フィールド科学教育研究センター

<研究集会の背景>
 1990年代後半より国内外でシカなどの大型有蹄類による植生衰退、そしてそれに起因して生物多様性喪失・生態系改変が生じている。被害が長期化するにつれ、採食圧をなくしても生態系が回復しない事例が報告されるようになってきている。京都大学の芦生研究林においても、シカの過採食により豊かな森が失われてくるのを前に、2006年から防鹿柵を用いた保全と影響評価を行い、2017年以降は保全を加速すべく防鹿柵を増設した。しかし、新しく設置した柵内において植物の回復は順調とは言い難い。さらに柵外では森林崩壊の予兆ともいえる現象が見られる。こうした状況に、申請者らは従来型の保全再生学の限界を感じており、今後さらに脅威を増すシカの問題に立ち向かうためには、生態学のあらゆる最新の知見を総動員し、次世代の再生学に基づく森林再生のロードマップを構築しなければならないと考えている。本研究集会は、芦生研究林の生態系再生へのロードマップ作成に向けた具体的な作業部会の立ち上げを行うための第一歩と位置付け、様々な専門家による視点から議論を行うことを目的とする。

<プログラム> ※講演要旨集(PDF)をご覧いただけます

13:30-13:50 趣旨説明(門脇浩明)
13:50-14:40 基調講演:シカ問題の過去、現在とこれから(梶光一)
14:40-14:50 休憩

パート1:ABCプロジェクトからの話題提供(司会:本庄三恵)
14:50-15:10 シカの過採食を長期間うけた森林生態系の回復にむけて(石原正恵)
15:10-15:30 芦生冷温帯天然林における集水域単位のシカ防護柵の生態系機能保全効果(福島慶太郎)
15:30-15:50 大規模柵による植物群集保全と希少植物の域外保全(阪口翔太)
15:50-16:10 シカによる森林下層衰退の長期広域観測から模索する回復過程(藤木大介)
16:10-16:20 休憩

パート2:次世代再生学に向けた新たなアプローチ(司会:石原正恵)
16:20-16:40 次世代森林再生に向けた数理生態学の役割と可能性(立木佑弥)
16:40-17:00 遺伝子発現解析から見る植物とウイルスの相互作用(本庄三恵)
17:00-17:20 植生動態シミュレーションによるアプローチ(佐藤永)
17:20-18:00 総合討論(ファシリテータ:門脇浩明)

 参加登録はこちらの申込フォームをご利用ください(7月25日(日)締切)。

<お問い合わせ>
門脇浩明 特定准教授(白眉センター/農学研究科)
kadowaki.komei.5x*kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)

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お知らせ

[重要]  新型コロナウィルス感染症に伴う教育・研究利用に関する制限について

芦生研究林では人数制限を設け教育・研究利用の受け入れを行っております。

研究(卒論、修論含む)、実習などをご検討されている方は
以下のアドレスへ一度ご相談頂きますようよろしくお願いいたします。

芦生研究林 教育研究利用相談アドレス:asiu(アットマーク)cans.zaq.ne.jp

利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解いただきますようお願いいたします。

また、ご利用の際には以下の条件を全て満たしている必要があります。ご留意ください。
(1)所属機関の方針・ガイドラインに沿っている。加えて学生の場合は担当教員の許可を得ている。
(2)来林の2週間以内に新型コロナウィルスの感染者でない。加えて、喉・咽頭痛・倦怠感などの症状がなく、発熱(37.5度以上)がない
(3)来林前の2週間以内に感染者と濃厚接触がない
(4)来林前の2週間以内に海外渡航歴がない

利用にあたっては、下記の項目に十分注意し、できる限り感染拡大防止に努めていただきますようお願いいたします。
・車中の感染予防
・三密をさける
・できるだけ少人数・短期間・日帰りにする
・原則マスクを着用、人と人との距離を空ける
・手指の消毒、こまめな手洗い、咳エチケットを行う
・宿泊所の手拭きや食器拭きを撤収しておりますので、宿泊される場合は、ご持参いただきますようお願いいたします。

 感染状況に応じ、利用制限レベルを引き上げる可能性があります。随時、ホームページでお知らせします。

【利用方法】
従来どおり利用申請の手続きが必要です。くわしくはこちら。内容によっては利用を許可できないこともあります。

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研究ハイライト

森でシカが増えると、川の魚は増える?減る?―長期観察から見えてきた森と川の意外なつながり―

概要

 京都大学フィールド科学教育研究センターの中川光特定助教 ( 研究当時、現:同東南アジア地域研究研究所特定助教)は、ニホンジカの過剰な摂食による森林環境の変化が、川の魚の個体数の増加・減少にも影響を及ぼしている可能性があることを、京都大学芦生研究林において11年間継続してきた魚類と生息環境の観察によって示しました。
 シカの個体数が増えすぎて農作物への被害が増えたり、林床にはえる植物が食べ尽くされて地面がむき出しになってしまったりするなどの影響が、日本ではこの 20 年程度で大きな問題となっています。シカによる過剰な摂食は、森林や草原の環境を大きく変化させるため、そこにすむ昆虫や小動物などにも影響が拡がることが知られています。一方で、シカの個体数の増加が、森林と接している河川の環境やそこにすむ生き物にあたえる影響は、ほとんど検討できていませんでした。本研究では、シカによる大規模な林床植物の食べ尽くしがおこっている芦生研究林において、食べ尽くしが発生してから 10 年以上、河川環境と魚類の個体数の変化を観察し続けたデータをもとに、シカによる森林環境の変化が河川の生態系にどのような影響をあたえるのかを検討しました。

芦生研究林内を流れる由良川において、2007年5月から2018年6月にかけて、シュノーケリングによる魚類の個体数のカウントと環境の測定を行いました。その結果、調査地の川では森から流れ込んだ土砂が堆積して砂に覆われた川底が増える一方で、大きな石に覆われた川底は減少しました。そして、この環境の変化に対応して、魚類では大きな礫( れき)を好むウグイという種が個体数を減らした一方で、砂地を好むカマツカという種が増加する傾向が観察されました。この結果は、現在日本だけでなく世界中で問題になっているシカの個体数の増加の影響が、森林だけでなく、河川の環境や生き物たちにまで拡がる可能性があることを実際の観察データをもとに示した貴重な研究と言えます。
本研究は、2019 年 6 月 7 日に米国の科学誌「Conservation Science and Practice」にオンライン掲載されました。

1.背景
地球上には、森や川、海など様々な環境があり、そこには多様な生物が生息しています。こうした多様な生態系は、大気の循環や水の流れ、さらには生物の移動などによってお互いに結びつき、影響し合いながら存在しています。そのため、ある生態系で生じた大きな変化は、ときに他の生態系に思わぬ影響をあたえることがあります。こうした生態系のつながりによる環境変化の影響の拡がりを明らかにし、それがおこる仕組みを理解することは、環境開発が行われる際のリスクを予想したり環境保全の方針を決定したりするうえでとても重要です。
日本では、シカの個体数の増加による農作物への被害の増加や、森林の植物が食べ尽くされて地面がむき出しになってしまったりするなどの影響が、この 20 年程度で大きな問題になっています。シカによる影響は、森林や草原の環境を大きく変えることで、植物だけでなく昆虫や小動物などにも拡がっていくことが知られています。一方で、シカの増加が森林と接している河川の環境やそこにすむ生き物にあたえる影響は、ほとんど検討できていませんでした。河川への影響の解明が進まない理由としては、シカの影響と他の要因の影響を区別することが難しいということがあります。例えば、森林のシカに植物が食べられて地面がむき出しになると、雨が降った際に川に流れ込む土砂が増えると予想できます。しかし、土砂の増加は人間による森林伐採や農地の拡大などによっても生じるため、上流に人が住んでいる場所では、川に流れ込む土砂が増えて環境が変わったとしても、シカが増えたことが原因だと特定することは困難です。さらにこうした環境の変化は一般に何年もの長い時間をかけておこるため、実際にその影響を確認するには長期にわたる観察が必要です。
京都大学芦生研究林は京都府北部を流れる由良川の上流部にあり、そこでは多様な林床の植物をはじめとした豊かな自然が人による開発の影響を受けることなく大学の管理下で数十年にわたり維持されてきました。しかし、2000 年代に入ってからシカによる林床の植物の食べ尽くしが深刻化し、2006 年ごろから林内の大部分の地面がむき出しの状態となってしまいました。
本研究では、広大な森林と河川が開発などの影響がない状態で維持されてきた芦生研究林において、シカによる林床植物の食べ尽くしが発生してから 10 年以上、河川環境と魚類の個体数の変化を観察し続けたデータをもとに、シカによる森林環境の変化が河川生物にどのように影響するのかを検討しました。

2.研究手法・成果
由良川本流の芦生研究林内での最下流部(集水面積 36.5km2)において、2007年5月から2018年6月にかけて、毎回同じ方法で、シュノーケリングによる魚類の個体数のカウントと環境の測定を行いました。その結果、調査地では当初の予想通り森から流れ込んだ土砂が川に堆積し、砂に覆われた川底が増える一方で、大きな石に覆われた川底は減少していました。そして、この環境の変化に対応して、魚類では大きな礫を好むウグイという種が個体数を減らした一方で、砂地を好むカマツカという種が増加する傾向が観察されました。
この結果は、現在日本だけでなく世界中で問題になっているシカの個体数の増加の影響が、森林だけでなく、河川の環境や生き物たちにまで拡がる可能性があることを、実際の観察データをもとに直接的に示した貴重な研究と言えます。

3.波及効果、今後の予定
本研究では、シカの過剰な摂食による森林環境の変化が、川の魚の個体数の増加・減少にも影響を及ぼしている可能性があることを、長期にわたる魚類と生息環境の観察によって示しました。このことは、河川環境の管理や保全について検討する際、例えば、漁業の対象となる魚が減ってしまった場合などに、川の環境の変化のみに注目するのではなく、ときには川と接する周辺の環境(集水域)も含めた対策が必要となりうることを示しています。一方で、シカによる森林環境の変化の影響は、今回観察した場所よりも下流の、より大きな川や他の川でも生じていると考えられます。先に述べた通り、人間活動の影響もある場所でのシカの影響の検証は、検証方法などに難しい問題もありますが、今後の重要課題の1つです。

4.研究プロジェクトについて
本研究は、日本学術振興会 科研費若手研究(19K15857)およびグローバル COE プログラム A06「生物の多様性と進化研究のための拠点形成」の支援を受けて行われました。

<研究者のコメント>
この研究は、長期にわたり広大な自然環境が研究のために維持されてきた芦生研究林があったことでできた研究です。現在、研究林では様々な分野の研究者や行政、地元住民らも協力して、森林環境をシカによる捕食 の影響が生じる以前の状態に戻す努力が進められています。今後、いつになるかはまだわかりませんが、芦生の林床に豊かな植物がもどった際には、川の環境もまた、以前の状態に戻っていくのかを検討したいと考えています。

<論文タイトルと著者>
タイトル:Habitat changes and population dynamics of fishes in a stream with forest floor degradation due to deer overconsumption in its catchment area
(シカの過剰な摂食によって集水域の森林下層植生が劣化した河川における、魚類の生息環境の変化と個体群動態)
著 者 :中川 光
京都大学フィールド科学教育研究センター*
*投稿時点での所属 (現在は国立研究開発法人 土木研究所 自然共生研究センター)
掲 載 誌: Conservation Science and Practice
DOI:https://doi.org/10.1111/csp2.71

<お問い合わせ先>
中川光(なかがわ・ひかる)
国立研究開発法人 土木研究所 自然共生研究センター 専門研究員
E-mail:hikarunakagawa@icloud.com

芦生研究林で見られた森林と河川環境の変化(上段, シカ増加前(1998年)と後(2008年)の研究林内の様子(左,柴田昌三・京都大学教授:右,吉岡崇仁・同教授より提供); 中段, 調査開始時(2007年)と終了時(2018年)の魚類の観察地点での川底の様子; 下段, 調査期間中に減った魚種(ウグイ)と増えた魚種(カマツカ))

2019年6月7日