2014年11月22日、京都大学農学部総合館で開催された平成26年度日本水産学会近畿支部例会の口頭発表において、曽我部共生氏(農学研究科修士1回生・海洋生物環境学)が優秀発表賞を受賞しました。
曽我部 共生・高林 長将(京大院農)・冨士 泰期(京都府水産課)・鈴木 啓太・笠井 亮秀・山下 洋(京大フィールド研)
「生息環境ごとのスズキ仔稚魚の成長の差異とその要因」
(研究内容の紹介)
スズキ(Lateolabrax japnicus)仔稚魚の生息環境ごとの成長の差異に着目した。
スズキ仔稚魚の成長速度を生息環境ごとに比較したところ、ガラモ場では泥質環境よりも、有意に成長が悪かった。
生息環境間で成長に差異が生じる要因を胃内容物や餌環境、多様度などから考察したところ、ガラモ場はスズキ仔稚魚にとって優れた成育場ではないと考えられた。