講演会「熱帯泥炭湿地林の土壌と河川環境」・「Alaskaの温室効果ガス収支研究における現象解析と統合化」

2004年3月2日(火)フィールドセンター会議室において、講演会「熱帯泥炭湿地林の土壌と河川環境」・「Alaskaの温室効果ガス収支研究における現象解析と統合化」が行われました。

【日 時】2004年3月2日(火)、13:30-15:00
【場 所】フィールドセンター会議室 (農学部総合館 N-581)
【聴講者】29名
【講演者と講演タイトル】
   ・熱帯泥炭湿地林の土壌と河川環境
    -中央カリマンタンにおける農地開発と地域環境問題-
     原口 昭(北九州市立大学国際環境工学部:助教授)

   ・Alaskaの温室効果ガス収支研究における現象解析と統合化
    -自然の探求;こだわりつづけ,考えぬくこと-
      原薗 芳信(アラスカ大学国際北極圏研究センター:客員研究員)

 原口 昭氏と原薗 芳信氏を招いて、講演会が開催されました。原口氏の講演は、「熱帯泥炭湿地林の土壌と河川環境-中央カリマンタンにおける農地開発と地域環境問題-」をタイトルに、湿地をフィールドに学生時代から進めてこられた化学的な環境と生物の相互関係の研究を基に、今後の流域生態圏の環境解析とその保全への展望についてであった。また、原薗氏は、「Alaskaの温室効果ガス収支研究における現象解析と統合化」をタイトルに、自然の探求、自然現象の解明にとって「こだわりつづけること、考えぬくこと」がいかに重要であるかを自らの研究の推進を事例として講演され、若手研究者や学生にとっては示唆に富んだものであった。
(フィールド科学教育研究センター 教授 竹内 典之)

- 講演会の様子 -