2021年4月30日、瀬戸臨海実験所畠島での50年目となるマクロベントス（大型底生生物）相調査をまとめた中野智之講師、河村真理子研究員、下村通誉准教授・朝倉彰教授らによる論文が、電子ジャーナル『Publications of the Seto Marine Biological Laboratory』vol.46 に掲載されオンライン公開されました。
Nakano, Tomoyuki; Kawamura, Mariko; Kobayashi, Genki; Koizumi, Keisuke; Nakayama, Ryo; Sugiyama, Takahiro; Shimomura, Michitaka; Asakura, Akira
（中野 智之・河村 真理子・小林 元樹・小泉佳祐・中山 凌・杉山 高大・下村 通誉・朝倉 彰）
The intertidal macrobenthic fauna of the Hatakejima Experimental Field, Wakayama Prefecture, Japan, in 2019
（瀬戸臨海実験所畠島2019年のマクロベントス相）
Publications of the Seto Marine Biological Laboratory, vol.46 (2021)
http://hdl.handle.net/2433/262624
＜概要＞
畠島において1969年に海岸生物群集一世紀間調査が正式に旗揚げされ、2019年にその折り返しを迎えました。本稿では2019年における畠島の地形および生物相を記録すると共に、近年の大型台風や黒潮の大蛇行による生物相への影響について言及しました。（中野 智之 2021-05-06）
（参考）
瀬戸臨海実験所畠島での45年以上にわたるウニ類の継続調査 (2018年）
Effects of temperature and red tides on sea urchin abundance and species richness over 45 years in southern Japan (Ecological Indicators, 2018)