小川真由さん(農学研究科D1)他が優秀発表賞を受賞

2021年12月5日に、オンラインで開催された令和三年度日本水産学会近畿支部例会において、海洋生物環境学分野の小川真由さん、木村里子特定准教授が、優秀発表賞を受賞しました。

小川 真由(農学研究科D1),木村 里子(プラットフォーム学卓越大学院)
「周囲環境に応じたスナメリの鳴音特性変化」

(研究紹介)
 小型鯨類は、超音波を発し反射してきた音を用いて環境を認識する「エコーロケーション」を行う。近年、人間活動が生物へ与える影響評価が活発に行われているが、船舶音がエコーロケーションに与える影響については、あまり明らかになっていない。本研究では、日本沿岸域に生息し、絶滅危惧種であるスナメリを対象とし、エコーロケーションに用いる超音波が船舶の存在によって変化するか調査した。結果、スナメリは船舶の航行前後に、特に音圧(発する音の大きさ) を小さくすることが明らかになった。