田嶋宏隆さん(農学部4回生)他が優秀ポスター発表賞を受賞

2021年11月2~3日に、オンラインで開催された第17回 日本バイオロギング研究会シンポジウムにおいて、海洋生物環境学分野の田嶋宏隆さん、市川光太郎准教授、前川尚徳さん、前田裕也さん、三田村啓理教授他が、優秀ポスター発表賞を受賞しました。

田嶋宏隆(農学部4回生),西澤秀明(情報学研究科),市川光太郎(フィールド研),奥山隼一(水産機構技術研),前川尚徳(農学研究科M1),前田裕也(農学研究科M1),伊地知寛温(情報学研究科),三田村啓理(フィールド研)
「音響観測と産卵状況調査に基づくリュウキュウイノシシによるアオウミガメ卵の捕食状況の把握」

(研究紹介)
アオウミガメは砂浜に産卵巣を作る。他の生物により巣が掘り返され、内部の卵が捕食されることはウミガメの個体数を減少させる要因の一つである。南西諸島は日本におけるアオウミガメの主要な産卵地の一つであり、リュウキュウイノシシがウミガメ卵を捕食している可能性が近年指摘されてきた。しかし、リュウキュウイノシシによるウミガメ卵の捕食実態を明らかにした研究は少なかった。 本研究では音響観測と産卵状況調査により石垣島においてリュウキュウイノシシがウミガメ卵を捕食する様子を初めて記録した。さらに、卵は夜間に捕食されやすく、また産卵から1日以内に最も捕食されやすいことが明らかになった。

(参考)日本バイオロギング研究会のウェブページ